審判研修会一覧

2018-9-3

平成30年度日本トップリーグ連携機構 審判研修会 開催報告

 日本トップリーグ連携機構では、8月25日(土)・26日(日)の2日間、JFAハウス(日本サッカー協会ビル)内Jリーグ会議室において平成30年度審判研修会を開催いたしました。
 
※この事業は競技強化支援助成金を受けて行っております
 
 この研修会は、各リーグで活躍する国際審判員もしくは国際審判員を目指す審判が一堂に会し、その資質向上と各競技の枠をこえた審判の交流を図ることを目的としています。今回は11リーグより43名の審判員、関係者が参加しました。
 
 
→ 研修会プログラム
 
【1日目】
 
 事務局によるオリエンテーションの後、開講式を行い当機構副専務理事の真下昇による主催者挨拶、そして研修会が始まりました。
 
 研修会一番目の講義は、特別講演としてバスケットボールの国際審判員をされている加藤誉樹氏が登場いたしました。バスケの審判員制度、ご自身の経験等についてのお話し、また「審判に必要な要素」というテーマで参加者の皆さんと討議をしたりと一方的なお話しだけではない講義となりました。
 

 
 次は川上秀雄氏によるセッション1「「ほめ達!」は違いを知り活用する達人」がテーマの講義です。川上氏は日本ほめる達人協会特定認定講師の資格をお持ちです。ほめるための気づき、自分と他者との認識の違いなど映像などを見て確認しながら、コミュニケーションのポイントなどのお話をして頂きました。
 

 
 一日目最後の講義・セッション3は税理士の町並美保氏の「所得税等の確定申告について」。審判が受け取る報酬の処理について説明がありました。まだ申告の必要のない方もいたようですが、今後のためにと必死で聴講していました。
 

 
 講義終了後には夕食兼懇親会が催されました。競技団体ごとの自己紹介もあり、さらに親睦を深める時間となりました。1日目のスケジュールはこれで終了、宿泊場所に移動いたしました。
 

 
 
【2日目】
 2日目の研修は早稲田大学グローバルエディケーションセンターの山内やよい氏によるセッション3「脳の整理術~体が整うと心が整う、ヨガが効くメカニズム~」というテーマから始まりました。ヨガについての効用について学術的にお話し頂いた後、実際にヨガを体験しました。体がなかなか動いてくれない方もいたようですが、楽しくポーズをとっていました。
 

 
 
 続いて、セッション4「「国を代表することを考える」~さあ、ともに世界へ!~」の時間。当機構・事業推進委員でフットサル審判員である松井氏がファシリテーター、同じく事業推進委員・ハンドボール元国際審判員の家永氏、当機構理事・事務局長で元サッカー日本代表の田口の二人がコメンテイターとなり、国際審判員を目指す参加者からも発言して頂き本テーマを討議しました。
 

 
 研修会最後の講義・セッション5は首都大学東京 健康福祉学部 助教 新井清美氏の「アスリートのライフスタイル―アディクションの実態と予防-」です。講義冒頭、参加者に飲酒・ギャンブルなどの質問書に回答し、自己分析を行いました。その後、依存症についての講義があり、隣同士で依存傾向にある人への対応方法などを試しみる時間も設けられました。
 

 
 講義終了後は、今回の審判研修会は終了しました。
 参加者の皆さんが本研修から学んだことを生かして、国際大会で審判員として姿を見ることができることを期待します。