2010-3-12

ボールであそぼうプログラム 地域連携事業開催報告(NPO法人ソシオ成岩スポーツクラブ)

2010/03/12


 平成22年2月27日(土)、日本トップリーグ連携機構・NPO法人ソシオ成岩スポーツクラブ・名古屋フラーテルホッケーチームによる地域連携事業が、愛知県半田市にあるソシオ成岩スポーツクラブハウスで行われました。

ジュニアホッケー体験会 10:30〜12:00
 まず、午前中にクラブハウス スカイアリーナにて小学生を対象とした「ジュニアホッケー体験会」が開催されました。全国チャンピオンの名古屋フラーテルホッケーチームの現役選手やOB選手による直接指導が行われ、とても豪華な顔ぶれの質の高い体験会となりました。
 初めに選手たちによるデモンストレーションでホッケーのルールを学び、その後体験会に参加した子どもたちはドリブルパスの練習やボールの奪い合い、ミニゲーム等を行いました。
 選手の打つシュートの速さや、ゴールキーパーの俊敏な動きに何度も歓声が上がっていました。
 ホッケーを見るのもプレーするのもスティックを持つのも初めて…ということで少し緊張していた子どもたちですが、選手たちによるとても丁寧な指導のおかげで、終始笑顔の絶えない体験会となりました。
 ソシオ成岩スポーツクラブには名古屋フラーテルホッケーチームとの事業連携から生まれたジュニアホッケーチーム「イデアス」が2年前から活動しており、この日はそのメンバー募集の一環ともなりました。活動中のメンバーも体験会に参加し、憧れの選手を前に興奮していました。ますますホッケー熱が上がった様子でした。


「ボールであそぼう」指導者養成講習会 講義 9:30〜11:30
 
また、同時にクラブハウスの会議室においては普段小中学生の子どもたちを対象にスポーツ指導を行っている指導者に対して、「ボールであそぼう」指導者養成講習会が行われました。
 「ボールであそぼう」のプログラム開発にあたった山梨大学の中村和彦先生により「ジュニア期のスポーツの考え方」という題目でご講義をいただきました。現代の子どもたちの体力低下における問題点から、今後必要となる取り組み等を大変わかりやすく解説していただき、参加した指導者の皆さんはメモを取りながら熱心に耳を傾けていました。


「ボールであそぼう」指導者養成講習会 実習 13:15〜15:00
 午後からは中村先生指導のもと約50組の親子を交え、ボールであそぼう実技プログラムを行いました。
 親子でコミュニケーションをとりながらボールを「投げる」「蹴る」「つく」「打つ」「とめる」「とる」という多彩な動作を行い、ボールを使った楽しい遊びやゲームを学びました。子どもたちだけでなく保護者の皆さんも夢中になって取り組んでいました。
 タイミングが合わないと難しい連携プレーも声を掛け合いながらいつしか夢中になって、最後はバウンド入れ替えを体育館いっぱいの円に広がった全員で行い会場が一体感に包まれました。
 トップレベルのチームと総合型地域スポーツクラブ、そしてトップリーグ連携機構の連携による今回の事業は、地域に根差した豊かなスポーツ環境を整える上で大変価値のある有意義な事例となったのではないでしょうか。トップレベルと草の根の総合型地域スポーツクラブとの連携によるスポーツ資源の循環モデルをどう構築していくか、そこにこれからの地域スポーツ振興の鍵があるように改めて考える一日となりました。


当日のプログラム

時間 プログラム 時間 プログラム
9:30

11:30
ボールであそぼう指導者養成講習会 講義
@会議室
<講師>中村 和彦先生
10:30

12:00
ジュニアホッケー体験
@スカイアリーナ
<指導>名古屋フラーテルホッケーチーム

13:15

15:00
ボールであそぼう指導者養成講習会 実習
親と子の参加プログラム
@メインアリーナ
<指導>中村 和彦先生