2010-7-9

「地域連携事業」ボールであそぼう〜2010おびひろ 開催報告

2010/07/09


 日本トップリーグ連携機構(JTL)は、7月4日(日)、帯広市体育連盟、帯広市教育委員会とならびに財団法人帯広市文化スポーツ財団の共催で、帯広市立南商業高等学校と幕別町札内スポーツセンターにて、「地域連携事業」ボールであそぼうプログラムとバスケットクリニックを開催いたしました。
 昭和63年に健康スポーツ都市宣言をしている帯広市での開催は、2007年12月のボールゲームフェスタinおびひろに引き続き、2度目の開催となりました。


ボールであそぼう

 「ボールであそぼう」指導者養成講習会は、帯広市内の小中学校の教員やスポーツ指導者を主な対象として開催しました。午前中の2時間を使って、山梨大学准教授でボールであそぼうプロジェクトチーフの中村和彦先生による座学講座、午後は体育館で実技講習を展開しました。
 講義では、日本における子どもの体力低下や子どもたちが遊ぶ環境の変化、平成23年度から完全実施となる学習指導要領についてお話がありました。
 実技では、講師の中村先生と、ハンドボール日本代表チーム元主将でボールであそぼうマイスターでもある中川善雄さんを中心に、基礎的なプレー、連携的なプレー、ゲーム的なプレーを通して、ボールであそぼうのポイントを確認しながら、参加者の教員や指導者にプログラムを体験していただきました。


バスケットクリニック

 バスケットクリニックには、アトランタオリンピック元日本代表の原田裕花さんとアトランタ・アテネオリンピックに出場した元日本代表の永田睦子さんを講師に向かえ開催しました。体育館には、U-12の子どもたち80名が集まり、熱気で盛り上がりを感じました。
 前半のクリニックでは、ハンドリングやドリブルを中心にした内容で、いろいろなスキルに挑戦しました。
 後半はパスやシュートとゲームが展開されました。パスでは、5人組でボールを2つ使って行うパス回しを行い、バスケットボールで重要な観察・判断を楽しみながらできる遊びも見られました。
 レイアップシュートでは、難易度の高いバックシュートも紹介されましたが、日ごろ、少年団でバスケットボールを練習している子どもたちなので、原田さん、永田さんの指導からスキルのポイントを吸収し、成長する子どもたちが印象的でした。

 JTLでは、ボールであそぼうを通して、ボールゲームに携わる指導者、子どもたちに、運動を楽しく、よりレベルアップできるプログラムを展開してまいります。
 ご協力いただいた、帯広市体育連盟、帯広市教育委員会、帯広市スポーツ少年団本部の皆さまをはじめ、当日、会場へ足を運んでくださった皆様に感謝申し上げます。

ボールであそぼう〜2010おびひろ 開催要項

目的 子どもの体力低下や幼少年期の動作の発達、睡眠・食事。運動の生活習慣など、子どもたちを取り巻く環境が著しく変化する中、現状の問題を考えバレー・テニスボール等を使った運動プログラムをJTLがこの程完成させました。来年度から実施される小学校学習指導要領の中でも「運動の楽しさや基本となる体の動きを身につけること」が重視されています。プログラム「ボールであそぼう」の理論や実際の指導法を学び、子どもたちに「伸び伸びと体を動かす楽しさや心地よさを味わわせる」ことの出来る指導者増えることを望んでいます。
日時 7月4日(日)
会場 帯広市立南商業高等学校、幕別町札内スポーツセンター
主催 日本トップリーグ連携機構、帯広市体育連盟
共催 帯広市教育委員会
後援 帯広市スポーツ少年団本部
日本スポーツ振興センター助成事業

当日のプログラム

時間 ボールであそぼう バスケットクリニック
9:30〜
受付
10:00〜12:00
座学講座
クリニック(前半)
13:00〜16:00
実技
クリニック(後半)、ゲーム
16:00〜
閉講式
講師
山梨大学准教授
中村和彦
ハンドボール日本代表チーム
元主将 中川善雄
オリンピック元日本代表
原田裕花、永田睦子
会場
帯広市立南商業高等学校
幕別町札内スポーツセンター
対象
小中学校教員、指導者、体育指導委員 他 計65名
U-12の男女、バスケットボール経験者 計80名

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