ボールであそぼう指導者養成講習会 in 品川 開催報告
2010/11/09
日本トップリーグ連携機構(JTL)では、10月29日(金)東京都品川区立浜川小学校にて、ボールであそぼう指導者養成講習会を開催いたしました。
今回のボールであそぼう指導者養成講習会は、元日本代表のトップアスリートで、ボールであそぼうマイスターでもある中川善雄さん、岩屋睦子さん、永田睦子さんを講師陣に迎え行いました。内容は、浜川小学校および東京都内の小学校の先生を対象にした指導者養成講習会と小学4年生を対象に体育の授業時間を使って、ボールであそぼうのプログラムを展開しました。
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小学4年生70名を対象にした、ボールであそぼうプログラムでは、体育授業2コマ分(90分)を使って行われました。女子バスケットボール元オリンピック代表選手の岩屋さん、永田さんを中心に展開され、ストレッチングとウォーミングアップの後、ボールを使って「投げる」「とる」「つく」「蹴る」といった基礎的なプレーを行い、その後、2人組の連携プレーを行いました。岩屋さん、永田さんが見せるデモンストレーションでは、子どもたちから拍手が起こり、プログラムに引き込まれていく様子が感じられました。
ゲーム的なプレーの“ディフェンスしっぽとり”や“赤と白”では、勝負をする子どもたちの真剣な表情と笑い声が体育館に溢れていました。プログラム終了後も、遊び足りず「もっとやりた〜い」というアンコールで、最後に“赤と白”を行いました。
子どもたち対象のプログラムを終了後には、バスケットボールのプレーを見せてほしいという要望に、岩屋さんはドリブル、永田さんはダンクを披露し、大きな歓声と拍手があがり、子どもたちは目を輝かせてそのプレーを見ていました。
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子どもたち対象のプログラム終了後、家庭科教室において、ハンドボール元日本代表主将の中川さんによる指導者養成講習会が開かれました。講習は、通常の半分程度の時間で、講演45分、実技45分の2本立てで行われました。会場の家庭科教室には小学校の先生らを中心に60名を超える参加者が集まり、講義を通して子どもの体力低下の現状を共有する場となりました。体力低下だけではなく食事や睡眠の変化が、子どもの生活を崩していることにも触れられました。その中で、子どもの動きの獲得や身につける必要がある36動作について説明がありました。
講義を終え、体育館へ移動して実技講習に入りました。前半の体育授業で講師をご担当された、岩屋さん、永田さんがアシスタントを務め、基礎的なプレー、連携的なプレーの実技を中心に展開されました。参加者は、中川さんが伝えるポイントを押さえながら、プログラムを楽しむ姿が見られました。
ボールであそぼう指導者養成講習会を小学校で展開するのは、今回が初めての取り組みでした。矢田雅久校長先生、黒田佳昌副校長先生をはじめ、開催にご尽力いただいた関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。今後も、JTLに所属するチームやトップアスリート、ボールであそぼう等の事業を通して、子どもたちが楽しくボールゲームに親しむプログラムを展開して参ります。
●開催要項
主催 | 日本トップリーグ連携機構、品川区立浜川小学校 | ||||||||
独立行政法人 日本スポーツ振興センター スポーツ振興基金助成事業 | |||||||||
日時 | 平成22年10月29日(金) 14:00〜15:30 4年生対象のボールであそぼうプログラム 16:00〜17:30 ボールであそぼう指導者養成講習会(講義45分、実技45分) |
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場所 | 品川区立浜川小学校 | ||||||||
講師 |
<講師> ・中川善雄(ハンドボール元全日本主将)
・岩屋睦子(バスケットボール女子日本リーグ機構)
・永田睦子(バスケットボール女子日本リーグ機構
<アシスタント> <オブザーバー>
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●スナップ写真