2010-11-16

「地域連携事業」ボールであそぼう2010 in KANAZAWA 開催報告

2010/11/19


 日本トップリーグ連携機構(JTL)は、11月6日(土)、横浜市スポーツ・レクリエーションフェスティバル実行委員会とともに、横浜市金沢スポーツセンター及びサッカー場にて、「地域連携事業」ボールであそぼうプログラムとバスケットボールクリニック、ラグビークリニックを開催いたしました。

ボールであそぼう指導者養成講習会

 ボールであそぼう指導者養成講習会は、午前に講義、午後に実技のプログラムが展開されました。午前の講義では、山梨大学准教授の中村和彦先生が、「ジュニア期のスポーツの考え方」をテーマに2時間ほどお話されました。中村先生は、日本の子どもたちの動作の未発達、運動量の減少といった現状など子どもの体力向上のために必要な課題について話した後、運動嫌いな子どもが、遊びやスポーツにのめり込む取り組みなど、求められる子どものスポーツのあり方についてお話されました。

 午後は、元ハンドボール日本代表主将でNPO法人シュータススポーツラボラトリの代表を務める中川善雄氏が実技指導を行いました。はじめは、表情の固かった参加者も、ボールであそぼうのプログラムが進むにつれ、体も表情がほぐれ、楽しむ姿が印象的でした。基礎的なプレー、連携的なプレーでは、バスケットボールクリニックを担当した岩屋睦子さん、森本由樹さんらがデモンストレーションを見せたり、参加した指導者の中に混ざって一緒に楽しくプレーする場面が多く見られました。プログラムの最後に行われた、ゲーム的なプレーでは、プレルボールを行い、4チームのリーグ戦総当り、その後上位2チームで決勝戦が行われ、白熱したゲーム展開の後、岩屋さん率いるチームが優勝しました。

バスケットボールクリニック

 バスケットボールクリニックは、元日本代表、シャンソン化粧品で活躍した岩屋睦子さんと森本由樹さんを講師に迎え行われました。小学校高学年の子どもたちを対象に、まずは、ボールハンドリングやドリブルチェンジ、レイアップシュートといった基礎的なプレーが展開されました。岩屋さん、森本さんは、基礎的なプレーの中にあるポイントを子どもたちにわかりやすく指導していました。その後、実際のゲーム場面を想定した、シュート練習や攻防が行われまして。岩屋さん、森本さんがダミーのディフェンスに入り、ゴールをもらった瞬間の攻め方を伝授していました。子どもたちは、ポイントを吸収しながら楽しくプレーしていました。


タグラグビークリニック

 タグラグビークリニックでは、リコーブラックラムズの現役選手である池上真介さん、山藤史也さん、重見彰洋さん、パフォーマンスコーディネーターの田沼広之さん、元ストレングスコーチの筑井賢二さん5名の講師に来ていただき、午前はクリニック、午後は交流試合を展開しました。午前のクリニックでは、基礎的なプレーからパスを回してボールを運ぶ動きを行い、講師たちはポイントを優しく指導していました。午後の交流試合では、ボールを持って元気に走り回る子どもたちに、講師らが必死になってボールを追いかける場面や、現役選手の講師を一生懸命に追いかける子どもたちの姿が印象的でした。


開催概要

目的  日本トップリーグ連携機構(JTL)に所属するチーム・指導者を招聘し、トップ選手による技術クリニックやふれあいを通して、ボールゲームの楽しさを味あわせるととに、基本的な技術や競技力の向上を図ります。
 
また、総合型地域スポーツクラブなどの指導者、体育指導委員を対象に講座を開催し、指導者の資質向上とスポーツに対する正しい知識と関心を高めます。
日時 2010年11月6日(土)9:00〜17:00
場所 横浜市金沢スポーツセンター及びサッカー場
内容 バスケットボールクリニック
タグラグビークリニック
ボールであそぼう(地域指導者向け)
主催 日本トップリーグ連携機構
横浜スポーツ・レクリエーションフェスティバル実行委員会
主管 横浜市金沢スポーツセンター、横浜市長浜公園
協賛 大塚製薬株式会社、株式会社ファンケル 他
日本スポーツ振興センター助成事業

当日のプログラム

時間 ボールであそぼう
指導者養成講習会
バスケットボール
クリニック
タグラグビー
クリニック
9:00〜11:30
10:30〜12:30
講義
クリニック
クリニック
13:00〜16:00
13:30〜15:30
実技
11:30〜13:00
金沢SCバスケット
(車いすバスケ)
交流試合
講師 中村和彦(講義)、
中川善雄(実技)
岩屋睦子、森本由樹
池上真介、山藤史也、
重見彰洋、田沼広之、
筑井賢二
会場 金沢スポーツセンター
研修室(講義)
第2体育館(実技)
金沢スポーツセンター
第2体育館
長浜公園
サッカー場
対象 地域指導者及び
小学校関係者など
50名
小学生女子高学年
50名
小・中学生男女
50名