「ボールであそぼうマイスター」グレードアップ講習会 開催報告
2011/07/22
日本トップリーグ連携機構(JTL)は7月9日(土)・10日(日)横浜市スポーツ医科学センター(神奈川県横浜市・日産スタジアム内)にて「ボールであそぼうマイスター」グレードアップ講習会を開催いたしました。
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JTLでは、平成19年度に発育発達期の子どもたちを対象としたオールラウンドなボールスキルを、遊びを通じて習得することを目的とした運動遊びプログラムの開発に取り組み、平成21年11月に「ボールであそぼう」が完成。
ボールであそぼうマイスターグレードアップ養成講習会は「ボールであそぼう」を全国的に普及・指導するための「ボールであそぼうマイスター」と、指導者の育成ができる講師を養成することを目的とした講習会です。
◆1日目
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講義1「子どものスポーツ」では、山梨大学人間科学部教授の中村和彦先生による講義。子どもの体力低下を「過去と現在」「日本と諸外国」に着目したデータや、「飛んできたボールをよけることや、はたくこともできず、顔面にボールを当ててしまう子がいる」というお話には驚きの声が上がっていました。
約2時間の講義を終え、日産スタジアム雨天練習場に移動し、実技 I をスタート。ボールであそぼうマイスターで元ハンドボール日本代表主将の中川善雄さん、元バスケットボール日本代表主将の岩屋睦子さんの2人の講師の指導の下、基礎的なプレー・連携的なプレーが行われました。
実技終了後は夕食会場に移動し、参加者同士の交流が活発に行われ親睦を深めていました。
◆2日目
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講講義2「子どものコミュニケーションスキル」では、昨日に引き続き中村先生が「プレイ・リーダーが夢中にならなければ、絶対に子どもはおもしろくない」というマイスターの心得などを、スライドを使ってお話されました。講義だけでなく、参加者は4グループに分かれて話し合い、プログラムの目的・対象、人数、施設、指導体制など、講義で紹介されたプログラムのポイントを踏まえながら、各グループオリジナルのプログラムを作成しました。
昼食後の実技 II では、グループワークで作成したプログラムを紹介。その後、競争の要素が入ったゲーム的なプレーが展開され、参加者の皆さんは楽しみつつ、熱くなる場面が見られました。最後に、ボール奪取ゲームと、バトミントンコートを使ったプレルボールでグループ対抗総当たりのゲームが行われ、優勝チームには中村先生から中村杯が授与されました。
全講習終了後、修了者全員に中村先生から認定証とプログラムが収録されたDVD「ボールであそぼう!」と講習会資料CD-Rが手渡されました。
今後、修了者は、全国で展開されるボールゲームフェスタや地域連携事業など「ボールであそぼう」プログラムの実践や指導者養成での活躍が期待されます。
◆講習会スケジュール
【1日目】7月9日(土)
時間 | 講習内容 |
13:00〜13:10 | 開会式(大研修室) |
13:10〜15:00 |
講義1 「子どものスポーツ」 |
15:15〜17:00 |
実技 I (雨天練習場) ・基礎的なプレー ・連携的なプレー |
17:00〜 | 更衣、移動 |
19:15〜 | 夕 食 (グレイスホテル) |
【2日目】7月10日(日)
時間 | 講習内容 |
9:00〜10:20 |
講義2(大研修室) 「子どもとのコミュニケーションスキル」 |
10:30〜11:50 |
グループワーク(大研修室) ・プログラムの作成方法について ・イベントや定期的な実施におけるプログラムの作成 |
12:00〜13:00 | 昼 食 (お弁当) |
13:00〜16:00 |
実技 II (雨天練習場) ・グループプログラム紹介 ・ゲーム的なプレー |
16:00 | 閉講式 |
主管 |
独立行政法人 日本スポーツ振興センター スポーツ振興基金助成事業 |