2012-2-24

ボールであそぼう2011とうきょう 「ボールであそぼう」指導者養成講習会 開催報告

2012/02/24

 日本トップリーグ連携機構(JTL)では、2月18日(土)杉並区永福南小学校の視聴覚教室および体育館にて、「ボールであそぼう」指導者養成講習会を開催いたしました。

 今回の「ボールであそぼう」指導者養成講習会は、山梨大学の中村和彦教授、ハンドボール日本代表元主将で、現在は、スポーツ&ワークス代表の中川善雄氏を講師に迎え、杉並区内の小中学校教員、杉並区体育連盟加盟団体指導者、杉並区スポーツ推進委員、スポーツ少年団指導者等を対象に講習会を行いました。

 講義では、山梨大学教育人間科学部の中村和彦教授が、子どもの体力低下や運動実施状況の二極化など、子どもたちの現状を話しました。求められる子どもスポーツのあり方について、競技志向の軽減や、複数の運動遊びやスポーツを体験できる場を設けること、低体力・低運動能力の子どもたちに、楽しい運動・スポーツを提供することが重要であるとし、文部科学省をはじめ、日本体育協会等のスポーツ団体やその他民間団体の取り組みも紹介されました。その1つの取り組みとして、JTLのボールであそぼうプログラムの目的や内容を概説し、講義を終えました。


 続く、午後の実技では、体育館へ移動し、ボールであそぼうプログラムの内容が行われました。簡単なウォーミングアップ後、ボールを使った基礎的なプレー、連携的なプレーが展開されました。
 基礎的なプレー、連携的なプレーでは、バレーボールやテニスボールを使って、ボールを投げる、とる、つくといった動きをボールを扱いながら行いました。右手でボールを扱った後には、逆の左手でもやってみたり、2人組みのパスでは、パスの軌道をバウンドとストレートで、笛の合図で変えたりと、徐々に難しく、子どもたちが楽しくのめり込むようにとポイントを伝えながら展開されました。プログラムの最後に行われるゲーム的なプレーでは、参加者をチーム分けして、ネット型ボールゲームのプレルボールを総当りで行いました。プログラム中は、時間が経過して、連携プレーやゲームプレーが多くなるごとに、参加者からの笑い声も増え、プログラムを楽しむ姿が多く見られるようになりました。




ボールであそぼう2011とうきょう「ボールであそぼう指導者養成講習会」 開催要項

目的 子どもの体力低下や幼少年期の動作の発達、睡眠・食事・運動の生活習慣など、子どもたちを取り巻く環境が著しく変化する中、現状の問題を考え、さまざまなボールを使った運動プログラムを日本トップリーグ連携機構がこのほど完成させました。小学校学習指導要領の中でも「運動の楽しさや基本となる体の動きをみにつけること」が重視されています。「ボールであそぼう」プログラムの理論や実際の指導法を学び、子どもたちに「伸び伸びと体を動かす楽しさや心地よさを味わわせる」ことのできる指導者が増えることを望んでいます。
主催 一般社団法人日本トップリーグ連携機構(JTL)、財団法人杉並区スポーツ振興財団
独立行政法人 日本スポーツ振興センター スポーツ振興基金助成事業
日程 平成24年2月18日(土)
会場 杉並区永福南小学校「視聴覚室」「体育館」
対象 杉並区内小中学校教員、杉並区体育連盟加盟団体指導者、杉並区スポーツ推進委員、スポーツ少年団指導者、 他

ボールであそぼう2011とうきょう「ボールであそぼう指導者養成講習会」 内容

時間 内容 会場
10:00〜12:00 座学講座
ジュニア期のスポーツの考え方
杉並区永福南小学校
視聴覚教室
13:00〜15:00 実技講座
ボールであそぼうプログラム
杉並区永福南小学校
体育館

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