開催報告
2012/05/25
日本トップリーグ連携機構(JTL)では、5月14日(月)に、東京都品川区立小中一貫校伊藤学園のアリーナ2および視聴覚室にて、「ボールであそぼう」指導者養成講習会を開催致しました。(品川区の体育実技研修会として開催)
中村教授の講座
山梨大学の中村和彦教授による「ボールであそぼう」講座に先立ち、まずJTLの平野祐司事務局長が参加者の皆様にJTLの概要を説明、事業内容をまとめた映像をご覧いただきました。中村教授のご紹介の後、開催場所である伊藤学園の青木哲男統括校長からご挨拶をいただき、講座がスタートしました。
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講座では、子どもの体力低下や幼少年期の動作の発達、睡眠・食事・運動の生活習慣など、子どもたちを取り巻く環境の変化についての現状、諸外国の子どもスポーツへの取り組み事例、さらに日本での取り組み例として、現在、小学校低学年の体育科教育において「運動遊び」が明記され、遊びの重要性が認識されたことが紹介されました。運動会シーズンの月曜日という多忙な状況にも関わらずご参加下さった小中学校の教員の方々はみな熱心にノートを取りながら、講座を聞いていらっしゃいました。
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模擬授業
参加者の皆様が講座を受講している間、アリーナ2では、シャンソンのWリーグ9連覇に貢献され、アトランタオリンピックでは日本代表として活躍された岩屋睦子さんを講師に、伊藤学園の小学校4年生の子どもたちが「ボールであそぼう」を体験しました。
最初は「何をするのかなぁ」と不安げだった子どもたちも、岩屋さんの指導に、すぐにアリーナ狭しと駆けまわり、転がり、会場はあっという間に元気な声と笑顔であふれました。ボールをうまく扱えない子どももいましたが、上手下手とは関係なく純粋に「遊び」を楽しんでいるようでした。子どもがいかに「遊び」が好きか、それが身体中から発散されており、「ボールであそぼう」の存在意味と効果を実感することができました。
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指導者実技講習
「ボールであそぼう」講座終了後、指導者実技講習が始まりました。トレーニングウェアに着替えた中村教授と、岩屋さん、サポートスタッフたちが見本を見せながら、プログラムに含まれる基礎的なプレー、連携的なプレー、ゲーム的なプレーが展開されました。
ボールを投げたり、蹴ったり、身体のいろんな部分でボールを止めたりするうち、みなさん、身体も慣れて行き、また、1人で行うものから、5〜6人がチームになるプログラム、ボールを使わないプログラムへとゲーム性が高くなるにつれて、子どもたちに負けないぐらい楽しそうな声がアリーナに響きました。それを聞いて放課後の子どもたちが一人、また一人とアリーナの入口に集まり、うらやましそうに観ていたのが印象的でした。今後、参加者のみなさんが、この研修会での体験を元に、「ボールであそぼう」プログラムをそれぞれの場所で活用し、展開させてくれることが期待されます。
今回の指導者養成講習会開催にご尽力下さったすべての皆様、特に伊藤学園の青木校長、黒田副校長に心よりお礼申し上げます。
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●「ボールであそぼう」指導者養成講習会 in 品川区 開催要項
開催日程 | 平成24年5月14日(月)14:00〜17:15 |
開催場所 | 品川区立小中一貫校伊藤学園 アリーナ2(2階)視聴覚室(3階) |
参加対象 | 品川区教育会体育・保健体育部員、品川区小学校・中学校・小中一貫校の教員 |
講師 | 山梨大学教授 中村和彦氏 (文部科学省学習指導要領解説体育編作成協力者、日本体育協会ジュニアスポーツ指導員部会長、「ボールであそぼう」プロジェクトチーフ) 岩屋睦子氏 |
内容 | 14:00 受付 14:20〜15:20 15:30〜17:00 |
主催 | 品川区教育会体育・保健体育部 |
協力 | 一般社団法人日本トップリーグ連携機構(JTL) |