一般社団法人 日本トップリーグ連携機構

日本トップリーグ連携機構は、ボールゲーム9競技の日本の最高峰12リーグの競技力の向上と運営の活性化を目指した活動を行っています。

あそビバ!

メリットがいっぱい。親子で楽しむボール遊び
運動を楽しむ心がけと声かけ

日本トップリーグ連携機構では、ボールゲームを通じてスポーツの楽しさ・魅力を再発見してもらうため、2006 年から小学校低学年を対象とした「あそビバ!(旧名称:ボールであそぼう!)」を開催しています。
子どもたちも保護者の皆さんも初めて経験するボール遊びがあるかもしれません。うまくできるかどうかといった心配もあるでしょう。しかし、一番大切なことは「楽しむこと」です。できる、できないを考える必要はありません。体と心をいっぱい動かして子どもたちと一緒に楽しみましょう。
そして、子どもたちが少しでも上手にできたら褒めてあげてください。皆さんの声かけひとつで子どもたちのやる気は変わります。

ここがポイント

子どもと楽しくあそぶための
あそビバ!のポイント

子どもたちが自ら「面白く、のめりこむ」ためのポイントをまとめました。
参考にしてみてください。 すべては、子どもたちの笑顔のために!
→まず、きちんと子どもと向き合っていますか?一人一人をよく見ていますか?そして、長所も短所も「まるごと=子どもの人格」そのものを受け止めましょう。
→すべて指導者の指示通り・・??主役は子どもです。一人一人が思考・判断し、実践(表現)していますか?遊びは結果ではなく、「途中経過こそ楽しい」のです。何度失敗してもよいのです!「遊び」なんですから!
→「ほめる」とは、その子どもを心から認めることです。大げさでよいのです。そのためには、一人一人をいつもよく見ていること。そして、ほめられる結果=成果を導き出すスキルが指導者には必要です。そのスキルこそ、アスリートならではのものです
→人格ではなく、「行為を注意」するのです。怒りに任せた叱り方は信頼を失います。感情的で暴力的な怒りは6秒間しか継続しません。アンガ―マネジメントを!    <参考>ストローク:相手の本心を推量し、指導者の言葉として相手に返すスキルです。「本当は○○したかったんだよね。悔しかったんだよね。」心を開かない子どもにも有効です。怒りではなく、指導者としてのスキルで対応しましょう。
→子どもは早く遊びたいのです。できるだけ端的な説明を心掛けましょう。言葉による説明ではなく同時に一緒にやってみる、ナンバリング(例:2つ言うよ!)などのスキルを活用するなどの工夫が大切です。子どもの「心を動かす(その気にさせる)」言葉を添えるのも有効です。例:これができたらすごい!自分ならどんなことができる?
→「人は見た目(視覚的情報・聴覚的情報)が9割」といいます(メラビアンの法則)。あなたの服装や話し方は、子どもにとって魅力的に映っているでしょうか?アスリートとしての魅力を存分に発揮してください。
一番は楽しむこと!子どもの変化や気づきを大切に 一番は楽しむこと!子どもの変化や気づきを大切に

 上手にできる・できないは重要ではありません。一番大切なことは子どもが「楽しい」「おもしろい」と思って取り組むことです。少しでも変化が見られたら「すごいね!」と褒めてあげましょう。そこで「どうして上手にできたの?」と聞くと、子どもはその理由に気づき、やる気も高まっていきます。

少女イラスト
やりたい気持ちを引き出す やりたい気持ちを引き出す

 ネガティブな言葉や命令口調は、子どもの楽しさ・やる気を削いでしまいます。自ら諦めずに取り組む姿を見守り、応援し、アドバイスをして子どもの「やりたい」気持ちを引き出します。親子で一緒に遊ぶと自分より上手にできる親の姿は子どもの手本となり、憧れになります。そして子どもの「自分も同じようにやりたい」という気持ちにつながります。

できることの積み重ね できることの積み重ね

 簡単なことから始めましょう。できるようになったら、子どもの変化を認めてあげて次のステップへ進みます。最初から上手にできることを目指す必要はありません。少しずつステップアップしていきましょう。

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運動の3つの効果 運動イラスト

ボールを使ったさまざまな遊びやスポーツを経験することで、子どもの運動能力は高まります。
大人と子どもが一緒に楽しむことで親子のコミュニケーションが生まれます。運動は、運動能力を高めるだけではなく、子どもの社会性や思考・判断する力も育む効果があります。

  • 遊び・運動がもたらす効果
  • ①身体運動の発達

    幼児期にさまざまな体の動かし方をすることが、小学校以降の運動やスポーツの基礎を育みます。

  • ②コミュニケーション能力・社会性の発達

    相手を思いやったり、自分の考えを伝えたり、他の人の考えを認めたりすることで、コミュニケーション能力や、協調性、社会性が身につきます。

  • ③思考力・判断力の発達

    ボール遊びは体だけでなく頭も使います。ルールがある場合は、ルールを理解して作戦を考える思考力や判断する力も鍛えられます。

ご家庭でも簡単に遊べる!
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