一般社団法人 日本トップリーグ連携機構

日本トップリーグ連携機構は、ボールゲーム9競技の日本の最高峰12リーグの競技力の向上と運営の活性化を目指した活動を行っています。

あそビバ!

日本トップリーグ連携機構「ボールであそぼう!」プログラムとは

日本トップリーグ連携機構の加盟リーグが連携し、幼少年期の子どもたちがボールを使って基本的な動作や基礎的な技能を楽しく習得できるように開発したプログラムです。スポーツとの出会いの時期、さまざまなスポーツを経験することが望ましい時期である幼少年期に、非常に重要かつ有効なプログラムです。プログラムの実践を通して,団体ボールゲームの普及と基盤作りを目指しています。

Ⅱ.ボールであそぼうプログラムの内容

各ボール競技種目の特性を踏まえて、「なげる」「ける」「つく」「とる」などの様々な基本の動作が含まれる運動遊びを、一人または仲間と一緒に遊ぶことで習得できる内容です。

  1. (1)基礎的なプレー(基礎的な動作/基本的な動作)

    ○投げる・蹴る・つく・打つ・止める・捕る・・・・・・
     ○コーディネーション     ○体ほぐし

  2. (2)連携的なプレー(基本的な動作/運動組合せ)

    ○2人以上のボール運動  ○ボールを使った連携動作

  3. (3)ゲーム的なプレー(運動組合せ)

    ○オフェンス・ディフェンス  ○変形ゲーム

コーディネーションや体ほぐし運動のほか、ペアやグループをつくり、仲間と協力しながら、いろんな動きやボール技にチャレンジします。また、ボール競技に必要な動きを、ボールを使わずに経験できる鬼遊びや、実際の競技の場面で必要なオフェンス・ディフェンスに分かれてのゲームなど、様々なボール種目を変形ゲームとして紹介しています。

Ⅲ.発達段階に応じたプログラム

【プログラムの対象】

おおよそ5歳から7歳までの子ども

この年齢においては、神経系の発達がめざましい段階であること、また、ボールを使った様々な動きを遊びを通して身に付ける時期であること、仲間とボールを使ったゲームを楽しむことのできる初期の段階であることから、これをベーシックプログラムとして開発しました。

しかし、プログラム実施場面においては、年齢ではなく、運動能力別に分けることを重要視しているため、遊びのバリエーションによって難易度を変えることができるよう配慮しています。

今後は、2歳から4歳を対象とした基本の動きを身につけることを目的としたプログラムや、より競技を意識した内容の8歳以上のプログラムを開発する予定です。

【プログラムの対象と内容の考え方】

Ⅳ.ボールゲームフェスタにおける実践

プログラムは、平成19年より石川県をはじめ、北海道、新潟など9ヶ所のボールゲームフェスタにおいて実践を行ってきました。毎回幼児から小学校低学年の子ども約100名が参加し、楽しく仲間と協力しながら、遊びを通してボール競技に必要な基本的な動きを経験できました。

多様な動きを経験する機会が少ない現代の幼少年期の子どもにとって、心地よい運動の経験と仲間とのかかわりを学ぶことができる非常に重要かつ有効なプログラムであると考えられます。

Ⅴ.プログラムの活用場面

○各リーグのクリニックのコンテンツとして
○スポーツ少年団やスポーツクラブの練習場面に
○学校の体育現場や休み時間の遊びの活性化に

Ⅵ.ボールであそぼうマイスターの認定

当機構では、今後、ボールであそぼうマイスター養成講習会を実施します。講習会を修了し、マイスターとしての認定を受けた方には、当機構に登録し、当機構が今後、全国で開催する子どもを対象として展開される「ボールであそぼう」の指導者としての活動していただきます。