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2014-12-10

「女子サッカーW杯カナダ大会組み合わせ決定」「ハンドボール」 「7人制ラグビー」「女子ホッケー」

女子サッカーW杯カナダ大会の組み合わせ決まる、日本はスイスらと同組

europe262_01 来年6月6日に開幕する女子サッカーのワールドカップカナダ大会の組み合わせ抽選会が6日にカナダの首都オタワで行われた。前大会の覇者であるなでしこジャパンはグループCに入り、スイス、カメルーン、エクアドルと同じ組となった。日本を除けばいずれもW杯初出場という顔ぶれで、FIFAランキングでも日本の3位に対し、対戦国の中ではスイスの18位が最高と日本にとっては比較的やりやすいグループと言える。だが、スイスは初出場とはいえ欧州予選では9勝1分と快進撃を見せ、デンマーク、アイスランドといった強豪国を退けて出場を決めただけに油断は禁物だ。一方、日本の最大のライバルである世界ランキング1位のアメリカはオーストラリア、スウェーデン、ナイジェリアと同じグループDに、世界ランキング2位のドイツはグループBでコートジヴォワール、ノルウェー、タイと対戦する。また、欧州予選全勝のフランス、イングランドが同組となったグル―プFにも注目が集まる。開幕戦は6月6日の現地時間16時からカナダと中国との間で行われる。

女子サッカーW杯カナダ大会、欧州からは3チームが初出場

<欧州最後の切符を手にしたオランダ女子代表>” /> 来年行われる女子ワールドカップカナダ大会で激戦区の欧州予選を勝ち抜いた8チームが出揃った。シードチームも加わって行われたグループラウンドでは6チームが7グループに分かれて10試合を行い、グループ首位のチームが自動的に出場権を得たほか、2位チームのうち成績上位の4チームがプレーオフラウンドを戦い、最後の1枠を競った。予選ラウンドのグループ1では本大会でも優勝候補に挙げられるドイツが圧巻の強さを見せ、無傷の10連勝で余裕の本大会出場を決めた一方、グループ2では9勝を挙げたスペインがシードのイタリアを退け初出場を決めた。また、グループ3でも強豪のデンマークが3位に沈み、代わって快進撃を見せたスイスがグループ首位となって念願のW杯初出場を決めている。グループ4では世界ランキング5位のスウェーデンが10連勝で順当に出場を決め、グループ5は強豪ノルウェーと新鋭オランダの一騎打ちとなったが、最後はノルウェーが僅差で首位の座を守り、2位のオランダはプレーオフラウンドへ回ることになった。さらに、W杯常連のグループ6のイングランド、グループ7のフランスはともに実力通りの戦いを見せ、ともに10連勝で予選を突破している。グループラウンド終了後に行われたプレーオフトーナメントにはイタリア、オランダ、ウクライナ、スコットランドが出場し、最後の1枠を競った。決勝には古豪イタリアと新鋭オランダが進んだが、ホーム&アウエーで行われた2試合の結果、オランダが欧州最後の切符を手にすると同時に初のW杯出場を決めた。この結果、来年のW杯に欧州代表として出場する8チームのうち3チームが初出場となった。</p>
<p><span class=ハンド:女子ユーロ開幕、ノルウェーが先勝、地元ハンガリーはドロー発進

 ハンガリー、クロアチア共同で開催されるハンドボールの女子欧州選手権(ユーロ)2014が7日に開幕し、グループA、グループBの4試合が行われた。グループAでは開幕戦で地元のハンガリーが登場したが、ホームの利を生かせずロシアと29-29の引き分けに終わっている。一方、スペインは29-22でポーランドに勝利した。グループBではデンマーク、ノルウェーがウクライナ、ルーマニア相手にそれぞれ快勝し、幸先の良いスタートを切った。

7人制ラグビー:セブンズ・ワールドシリーズドバイ大会は南アフリカが優勝

europe262_03 7人制ラグビーのセブンズ・ワールドシリーズ第2戦ドバイ大会が5日と6日に行われ、南アフリカが優勝した。決勝戦は南アフリカとオーストラリアの対戦となったが、33-7で南アフリカが快勝した。

<日本は全敗>

 ニュージーランド、スコットランド、サモアと同じプールBで参加した日本代表だったが、強豪相手に3連敗を喫して上位ラウンド進出を逃した。さらにその後の2試合にも敗れ、前回のオーストラリア大会に続き1勝も挙げられずに終わった。

<日本代表戦結果>

ニュージーランド戦 0-36● サモア戦 12-38● スコットランド 0-47●

アメリカ戦 12-14● カナダ戦 14-29●

ハンド:男子CL第8節、バルサ、ベスプレムが初黒星

europe262_004 男子ハンドポールの欧州チャンオンズリーグはグループラウンド第8節が行われ、グループBのFCバルセロナ(スペイン)が伏兵のヴィスワ(ポーランド)に31-34で敗れ、今季のCLグループラウンドで初黒星を喫した。前節のアリングソース戦(スウェーデン)では圧倒的な攻撃力で大量42点を奪ったバルセロナだが、ヴィスワの34歳のベテランGKヴィシャリが再三の好セーブを見せ、欧州の強豪から大金星を奪った。一方、バルセロナに次ぎ2位につけるコルディング(デンマーク)がベシュクタスを34-31で下したため、両者の勝ち点差は1に縮まった。この結果、グループBは首位バルセロナ(勝ち点13)、2位コルディング(勝ち点12)、3位フレンスブルク(ドイツ=勝ち点10)、4位ヴィルサ(勝ち点9)と、上位4位までが勝ち点4差という混戦模様を呈してきた。またグル―プCでも、ここまで全勝で首位に立っていたベスプレム(ハンガリー)がドイツのライン=ネッカーに25-32で敗れ、今季のCL連勝は7でストップした。ベスプレムは依然首位をキープしているものの、2位のバルダール(マケドニア)、3位のライン=ネッカーも首位を狙える位置につけている。また、ベスプレムの敗戦によって第8節時点で全勝を続けているのはグループDのキェルツェ(ポーランド)ただ1チームとなった。

女子ホッケー:チャンピオンズトロフィー、アルゼンチンが2連覇

<地元での連覇を喜ぶアルゼンチン代表の選手たち>” /> 女子ホッケーのランキング上位8か国が参加して行われていたチャンピオンズトロフィー・アルゼンチン大会は7日にメンドーサで決勝戦が行われ、地元アルゼンチンがオーストラリアをシュートアウトの末に下し、優勝した。アルゼンチンは2年前のロサリオ大会に続き2大会連続の地元優勝を果たした。</p>
<p>また、3位決定戦ではオランダが2-1でニュージーランドに勝利した。</p>
<p><さくらジャパンは8位></p>
<p> プールBで出場したさくらジャパンはランキング上位国相手に善戦したが、ニュージーランドに1-2、オランダに0-1といずれも僅差で敗れ、中国とは1-1で引き分けたものの2敗1分でプール最下位となった。日本は続く準々決勝でオーストラリアと対戦したがこれに1-4で敗れ敗退が決まると、その後の順位決定ラウンドでもイングランド、ドイツ相手に連敗を喫し(1-3、3-5)、通算成績7敗1分の8位で大会を終えた。</p>
<p><チャンピオンズトロフィー最終順位></p>
<p>1.アルゼンチン 2.オーストラリア 3.オランダ 4.ニュージーランド 5.イングランド </p>
<p>6.中国 7.ドイツ 8.日本</p>
<p><span class=ハンド:スペイン女子代表、リオ五輪、東京五輪に向け2つの強化チームを発足

 スペインハンドボール協会(RFEBM)は4日、2016年のリオデジャネイロオリンピック、2020年の東京オリンピックでそれぞれメダルを獲得すべく、新たに2つの年代別強化チームを編成することを発表した。リオ五輪に向けた強化チームは「オリゾンテ・リオ2016(リオ五輪を視野に入れたチーム)」と命名され、女子ジュニアユース代表監督のサグラリオ・サンタナ氏の指揮の下、17から22歳までの強化指定選手15人を招集し、12月15日より初めての合宿を行う予定だ。一方、ミゲル・アンヘル・ペニャス監督率いる「オブへティーボ・トウキョウ2020(東京五輪を目標にしたチーム)」は、16歳から20歳の強化指定選手15人を招集し、12月に別途合宿を行う。スペインの女子ハンド代表は2012年のロンドンオリンピックで初の銅メダルを獲得したが、この流れを続く2大会でも継続したいと考えており、協会主導で大会別にターゲットを絞った強化プロジェクトを発足させることになった。