ヨーロッパニュース一覧

2015-4-1

「男子バレー」「ラグビーセブンス」 「女子アイスホッケー」「女子サッカー」

男子バレー:CLファイナル4、ゼニトが優勝

<3度目のCL制覇を祝うゼニトの選手たち>” /> 男子バレーボールのCEV欧州チャンピオンズリーグはドイツのベルリンで最終のファイナル4ラウンドが行われた。<br />
 28日の準決勝ではロシアのゼニト・カザンが地元のベルリンを3-1で、ポーランドのジェシェフがベルハトゥフとの同国対決をストレートで制し、それぞれ決勝へ進んだ。<br />
 29日に行われた決勝戦では、ゼニトが、大会MVPに輝いたキューバのエース、ウィルフレド・レオンの活躍などでジェシェフに3-0でストレート勝ちし、2008、2012年に続く、同大会3度目の優勝を果たした。また、ロシアチームの優勝はこれで4大会連続となった。<br />
 なお、3位決定戦ではベルリンがベルハトゥフを3-2のタイブレークで破っている。</p>
<p><ファイナル4ドリームチーム><br />
MVP ウィルフレド・レオン(キューバ/セニト)<br />
ベストセッター ファビアン・ドリズガ(ポーランド/ジェシェフ)<br />
ベストオポジット マキシム・ミハイロフ(ロシア/ゼニト)<br />
ベストミドルブロッカー ピオートル・ノヴァコフスキー(ポーランド/ジェシェフ)<br />
セカンドベストミドルブロッカー ロブ・ボンジェ(オランダ/ベルリン)<br />
ベストアウトサイドスパイカー ウィルフレド・レオン(キューバ/ゼニト)<br />
セカンドベストアウトサイドプレーヤー ファクンド・コンテ(アルゼンチン/ベルハトゥフ)<br />
ベストリベロ テオドール・サルパロフ(ブルガリア/ゼニト)</p>
<p><span class=ラグビーセブンス:香港大会はフィジーが連勝、シリーズランキングで2位に浮上

<香港セブンス優勝のフィジー>” /> ラグビーセブンスのワールドシリーズは29日に決勝が行われ、フィジーが33-19でニュージーランドを破り優勝した。<br />
 フィジーは前回アメリカ大会に続いて2連勝。この結果、フィジーはワールドシリーズランキングでニュージーランドを1ポイント逆転し2位に浮上。さらに、首位の南アフリカにも2ポイント差にまで肉薄している。残り3大会の時点で上位3チームの勝ち点差はわずか3ポイントと接近しており、総合優勝の行方はまだわからないが、ここ2大会で南アフリカ、ニュージーランドとの直接対決を制して優勝しているフィジーには勢いがあり、2005-2006シーズン以来の優勝も視野に入ってきた。</p>
<p><日本は予選コアチーム降格危機><br />
 今季、15チームからなるコアチームに初めて昇格した日本代表だが、ここまで5大会ではいずれも勝ち点1しか挙げられず最下位に甘んじており、降格の危機に瀕している。香港大会でも厳しい戦いを強いられた日本代表は、グループラウンドでフランス(7-24)、南アフリカ(0-27)に続けて敗れた後、アルゼンチン相手には善戦したが14-19で及ばず、3連敗でグループ最下位に。順位決定ラウンド初戦でもスコットランドに17-28で敗れたが、招待チームのベルギーに42-7で勝利し望みをつなぐ。しかし、最終戦でケニアに7-26で敗れ、結局1勝4敗で大会を終えた。唯一の好材料は、ベルギー戦での勝利により勝ち点2ポイントを手に入れ、6大会連続の最下位を免れたことだが、降格を争う14位のライバル、ポルトガルとの勝ち点差は17と大きく離されており、残り3大会での逆転はかなり難しい状況だ。次回大会はホームの東京で行われるが(4月4日、5日)、ここで念願のグループラウンド突破を果たし、残留に向けて勝ち点差を詰めたいところだ。</p>
<p><span class=女子アイスホッケー:世界選手権、日本が2連勝で準々決勝進出へ王手

<日本はドイツを下し2連勝>” /> 女子アイスホッケーの世界選手権が28日にスウェーデンのマルメで開幕した。<br />
 1次予選ラウンドでスウェーデン、スイス、ドイツと同じグループBに入った日本(スマイルジャパン)は、オープニングマッチでソチ五輪4位の地元スウェーデンと対戦。3-3で同点のまま第3ピリオドを終え延長にもつれこむが決着がつかず、勝負はウィニングショットに持ち込まれるが、日本が1-0でこれを制し、白星を挙げた。日本はさらに翌日のドイツ戦でも2-0で完封勝利を収め、2連勝でB組首位に立った。</p>
<p> 世界選手権では、世界ランキング上位4チームがグループA、下位4チームがグループBに分かれて1次予選を行う。アメリカ、カナダ、ロシア、フィンランドからなるグループAからは上位2チームが自動的に準決勝へ駒を進むが、下位2チームはグループBの上位2チームと準々決勝を戦い、残る2枠を争う。日本が準々決勝に進むためにはグループBで2位以内に入らなければならないが、最終戦の相手となるスイスに勝てば、準決勝進出が決まる。</p>
<p><span class=女子サッカー:女子CL、大儀見のヴォルフスと安藤のフランクフルトがベスト4

europe274_04 女子サッカーの欧州チャンピオンズリーグは準々決勝のセカンドレグが行われた。
 今ラウンドで最も注目を集めたのは、スウェーデンのローゼンガード対ドイツのヴォルフスブルクの一戦だ。女子CL2連覇中でなでしこジャパンのFW大儀見優季が所属するヴォルフスブルクに対し、ブラジル代表MFマルタを擁するローゼンガードはファーストレグで1-1のドローをもぎ取ると、ホームでのセカンドレグでも女王相手に激しい打ち合いを演じる。両チームとも一歩も引かない激しい攻防の末、試合は3-3で引き分け2試合の合計スコアも4-4となったが、アウエーゴールで上回ったヴォルフスブルクが準決勝への勝ち抜けを決めた。なお、この試合で大儀見はFWとして先発フル出場を果たした。
 一方、同じくなでしこジャパンの安藤梢が所属するドイツのフランクフルトはイングランドのブリストル相手に7-0で快勝。ファーストレグでも5-0で圧勝したフランクフルトは、大量得点差で順当に準決勝へ進んだ。また、先発で出場した安藤は8分に先制ゴールを決め、ゴールラッシュの口火を切った。その他、デンマークのブロンビー、フランスのPSGも準決勝進出を決めている。

女子サッカー:熊谷所属のリヨン、20連勝でフランスリーグ9連覇達成

europe274_05 28日に行われたフランス女子1部リーグ第20節、なでしこジャパンの熊谷紗希が所属するリヨンはロデーズに6-0で勝ち、今季リーグ戦での連勝を20に伸ばすとともに、最終戦まで2節を残し、リーグ9連覇を達成した。
 今季のリヨンは、リーグ戦20試合で130ゴール、6失点というデータが示す通り、攻守ともに他チームを圧倒した。ここまでのリーグ得点ランキング上位3人はいずれもリヨンの選手だが、(リッタ・シェリン28点、ルソメ27点、ヘーゲルベルグ24点)この3人のゴール数79は、2位につけるPSGのチーム総得点80とほぼ同じ。一方、これで2位が確定したライバルPSGは17節まで1敗でリヨンを追っていたが、直接対決で0-4と完敗して今季2敗目を喫すと、その後も差を詰めることができず、残り試合での逆転が不可能となった。しかし、PSGは女子チャンピオンズリーグ決勝16ラウンドではそのリヨンを破り、現在ベスト4に勝ち残っている。