ボールゲームフェスタ in WAKAYAMA開催報告

2006/11/02

参加者のことば

森会長もクリニックに参加しました

「楽しくできればいいんだぞー」コベルコスティーラーズの元木由記雄さん、山本大介さん

うまくできたかなー

　日本トップリーグ連携機構（JTL）と社団法人和歌山県体育協会は、第1回目のボールゲームフェスタを10月28日（土）、和歌山県で開催した。ときおり雨が降る天候でもイベントはすべて室内、参加者の熱気で暑くも感じられる体育館に、参加した400人の子どもたちの笑顔がはじけた。

　開会式では森喜朗会長、木村良樹県知事らの挨拶に続いて、講師紹介、参加者代表のことばが終わると、さっそくクリニックを開始。今回はタグラグビー、ハンドボール、バスケットボール、バレーボールの4種目が開催され、地元、和歌山の幼児から高校生まで、幅広い年令の子どもが参加した。

　今回の指導陣には、タグラグビーでは日本ラグビーフットボール協会から平田健一郎さん（同協会普及育成副委員長）と、トップリーグ神戸製鋼コベルコスティーラーズの選手の皆さん、ハンドボールでは日本ハンドボール協会から蒲生晴明さん（同協会強化本部長）とナショナルチームコーチの皆さん、バスケットボールでは元オリンピック日本代表選手の皆さん、バレーボールではVリーグ岡山シーガルズから河本昭義監督（日本オリンピック委員会強化コーチ）と選手の皆さんと、日本でトップクラスの、一流の指導陣が顔を揃えた。
　それぞれの競技のトップレベルの指導を受けられるとあり、最初は子どもたちの顔に緊張が見られた。しかしトップレベルの練習方法は、実は楽しさも兼ね備えた合理的なもの。ウォーミングアップが終わり本格的な練習がはじまると、会場には元気いっぱいな笑顔があふれた。

また、どの競技もクリニックの後にはミニゲームや交流試合を開催。あこがれのトップ選手との交流を楽しんだ。
　隣接された和歌山県体力開発センターでは、アスレティックトレーナーの貴志さんを招き、指導者、保護者を対象としたスポーツ栄養セミナーを開催。80名の受講者が、最新のスポーツ栄養事情について学んだ。

　今回はじめて開催されたこのイベント。早くも来年度の開催についても複数の地域が名乗りを上げている。参加した子どもたちからはもう少し長く教えて欲しいという要望もあり、より楽しいクリニックを目指した見直しもされそうだ。来年はどこの会場で、どんな子どもの笑顔が見られるか楽しみだ。

参加者の声

□いろいろなことを学べて、いい経験になりました。私はセッターですが、シーガルズの講師の方は、自分が使ったことのない、いろいろな種類のボールの上げかたをしているところが参考になりました。大前有さん（16才）

□最初のウォーミングアップから、知らなかった方法があって楽しくできました。これまで何気なくやっていたキャッチボール練習でも、腰の動作確認や、スパイクのフォームチェックなど、それぞれに意味があることがわかって勉強になりました。栗田美季さん（17才）

ボールゲームフェスタ in WAKAYAMA　開催概容

期日：平成18年10月28日（土）
場所：和歌山県立体育館・和歌山県体力開発センター
主催：日本トップリーグ連携機構（JTL）・社団法人和歌山県体育協会
主管：ボールゲームフェスタin WAKAYAMA実行委員会

時　間	内　容	参加対象	場　所
9:00〜9:20	オープニングセレモニー		和歌山県立体育館
9:30〜11:00	タグラグビークリニック（ジャパンラグビートップリーグ選手指導）	小・中学生 100名
11:15〜12:45	バスケットボールクリニック（全日本代表OG指導）	中・高校生女子60名
11:15〜12:45	ハンドボールクリニック（日本代表スタッフ指導）	中・高校生男子80名
12:00〜13:00	スポーツ栄養セミナー	指導者等80名	和歌山県体力開発センター（会議室）
13:15〜14:15	バレーボールクリニック（岡山シーガルズ）	中・高校生女子160名	和歌山県立体育館
14:30〜15:30	バレーボール交流試合（岡山シーガルズvs開智高等学校）（岡山シーガルズvs和歌山県中学選抜）
15:40〜16:00	バレーボール交流会

講師：

タグラグビー	：	平田健一郎、元木由記雄、山本大介
ハンドボール	：	蒲生晴明、冨本栄次、齋藤慎太郎、田中茂、北野香代
バスケットボール	：	原田裕花、加藤貴子、参河紀久子
バレーボール	：	河本昭義、真栄里理沙、米村信子、小野優美子、上田麻乃、高松未、岡野弘子、金森純子、川井梅香、小菅真弓、山口舞、野村まり、神田千絵、村田奈都美、石原美穂、李亜里沙、森和代、若浦貴子、小菅真弓