2008 ボールゲームフェスタin新潟 開催報告
2008/10/07
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9月28日(日)、新潟県新発田市にて、日本トップリーグ連携機構(JTL)と新発田市総合型地域スポーツクラブ「とらい夢」主催のもと、2008ボールゲームフェスタin新潟(以下、ボールゲームフェスタ)が開催されました。
ボールゲームフェスタでは、元日本代表選手によるスポーツ教室やJTLが開発中の「ボールであそうぼう」など、子どもたちを対象にしたプログラムや、保護者を対象とした、ジュニア育成に関するスポーツ講演会、また水分補給セミナーや3D(立体画像)動体視力トレーニング体験など、スポーツに関する多くのイベントが展開されました。
ボールゲームフェスタは、地域スポーツ行政とJTL加盟の8競技9リーグ146チームとが連携し、地域と各チームの相互理解を深め、日本全国へのボールゲームの普及啓発を推進する事業です。子どもを中心として、各競技のクリニック、交流試合、エキシビジョンマッチ、ボールであそぼうなどを実施し、2008年度は日本全国3箇所(新潟、静岡、福岡)にておこなわれます。
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初回開催となった新潟県新発田市では、午前9時から午後17時まで、地元の子どもから大人までボールゲームフェスタを楽しみました。
メインアリーナでは小学生を対象に、午前の部は「ボールであそぼう」がおこなわれ、午後の部では元シャンソン化粧品で活躍した、岩谷睦子さん(旧姓:村上)と永田睦子さんを講師にバスケットボール教室が開かれました。
また、多目的グランドでは、ラグビーフットボール教室が開催され、講師には元トヨタ自動車ヴェルブリッツで活躍した菅原大志さんと七戸昌宏さんが招かれ、午前は小学4年生から6年生を対象に、午後からは中学生以上を対象におこなわれました。
講師陣はすべて元日本代表として活躍したアスリートということもあり、子どもたちは目を輝かせて、それぞれの教室に参加していました。
●メインアリーナ午前:「ボールであそぼう」
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「ボールであそぼう」は、子どもたちにボールと楽しく接する機会を増やすために、ボールと身近な用具を使って簡単にできるレクリエーションやゲームの要素を含んだプログラム。山梨大学准教授の中村和彦氏とボールであそぼうプロジェクトチームが講師を担当し、新発田市総合型地域スポーツクラブ加盟団体の小学生100名が一緒に楽しんでいました。プログラムは低学年と高学年に分かれ、ソフトテニスボールやドッヂボール、バレーボールなどのボールを使って、遊びや動きの要素を取り入れた内容が展開されました。
●メインアリーナ午後:「バスケットボール教室」
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午後は、元シャンソン化粧品、元全日本代表としてオリンピックでも活躍した岩谷さん、永田さんによるバスケットボール教室が開かれました。準備運動やフットワーク、ボールハンドリングを全体で行った後、岩谷さんが低学年を担当しドリブルチェンジやサークルを使ったドリブルキープを中心に、永田さんは高学年を担当しボール2つを使ったドリブルや、対面でのパス、レイアップシュートなど、お手本を見せたり、要点を伝えたりしながら約2時間のクリニックが展開されました。
クリニック終了後は、講師2名と講師アシスタントの新潟教員バスケットチーム、対、各ミニバスケットボールチームの代表選手による、5分ゲームがおこなわれ、岩谷さんの華麗な3Pシュートや永田さんのドライブインが会場を魅了するとともに、積極的にゴールを狙う子どもたちがシュートを決める姿やゲーム展開が会場を沸かせました。
●多目的グランド午前・午後:ラグビーフットボール教室
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ラグビーフットボール教室では、元トヨタ自動車ヴェルブリッツのトップリーガー菅原さん、八戸さんを講師に迎え、「楽しみながら元気よくラグビーをやろう」を合言葉に、地元のラグビースクールや中学生らがともに汗を流していました。
「大きな声で相手を呼ぶ」「ボールを丁寧に扱う」など、トップ選手が基本を大事に指導する様子は参加の小中学生もしっかり聞き入った様子でした。
午前、小学生の部では、ボールを扱うハンドリングスキルを中心に、また午後の中学生の部では、ディフェンスを中心にしたタックル講座など充実した技術的な指導が展開されました。ラグビー教室終了後には、七戸さんと「スクラムを組みたい!」という選手が何人も現れ、一日中走り回った七戸さんが組み負ける一面も見られました。
●小アリーナ午前・午後:スポーツ講演会
ボールゲームフェスタでは、参加している子どもたちだけではなく、小アリーナにおいて、指導者や保護者を対象としたスポーツ講演会も開かれました。
午前には、新潟医療福祉大学健康科学部健康スポーツ学科教授で、アルビレックス新潟の社外取締役を務める若杉透氏が、「こどもの発育と発達・栄養学」をテーマにジュニア育成のアドバイスについてお話されました。
午後の部では、山梨大学教育学部准教授の中村和彦氏が、午前のメインアリーナでおこなわれた「ボールであそぼう」の実技講師に引き続き、「ジュニア期におけるスポーツの役割について」をテーマに、現代の子どもの心と体の問題について講演されました。NHK教育テレビ番組の「からだであそぼ」の監修をはじめ、子どもの発育発達について多方面で活躍する中村氏は、スポーツへのきっかけとなる「遊び」が減少していることが、今の子どもたちの心と体に、さまざまな影響を与えているとお話されました。
●水分補給セミナー:特別協賛 大塚製薬株式会社
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開会式終了後には、大塚製薬株式会社の伊藤洋平さんから、参加者の子どもたちと指導者、保護者全体を対象に、ビデオとスライドを使った水分補給セミナーが開かれ、スポーツ活動中の水分補給の必要性について、わかりやすい解説とクイズで楽しく学ぶことができました。また終日、ポカリスェット補給ブースが各会場に設置され、フェスタ中の水分補給をサポートしていただきました。
以上、新潟県新発田市にて開催された、2008ボールゲームフェスタin新潟は、主催の新発田市総合型地域スポーツクラブ「とらい夢」、また、新発田市、新発田市教育委員会、財団法人新発田市まちづくり振興公社による共催のもと、無事に終えることができました。関係者の皆さま、ご支援・ご協力誠にありがとうございました。
●ボールゲームフェスタin新潟 スナップ集
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●ボールゲームフェスタin新潟 実施要項
日 時 | 平成20年9月28日(日)9時〜17時 | ||||
会 場 | 新潟県新発田市 五十公野公園屋内体育施設「サン・ビレッジしばた」、五十公野公園屋外体育施設サン・スポーツランド「多目的グランド」 | ||||
主 催 | 日本トップリーグ連携機構(JTL) 新発田市総合型地域スポーツクラブ(とらい夢) |
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主 管 | 2008ボールゲームフェスタin新潟実行委員会 | ||||
後 援 | 文部科学省 新潟県 新潟県体育指導委員協議会 新潟県バスケットボール協会 新潟県ラグビーフットボール協会 新発田市体育協会 新発田市バスケットボール協会 新発田市ラグビーフットボール連盟 NHK新潟放送局 BSN新潟放送 NST新潟総合テレビ TeNYテレビ新潟放送網 UX新潟テレビ21 新潟日報社 読売新聞新潟支局 朝日新聞新潟総局 毎日新聞社新潟支局 日本経済新聞社新潟支局 エフエムしばた | ||||
特別協賛 | 大塚製薬株式会社 | ||||
協 力 | しばたパフォーミングキッズ 新発田ラグビースクール 川東ファルコンズ オリンパスビジュアルコミュニケーションズ株式会社 | ||||
参加者 | 【ボールであそぼう 小学生105名】 【バスケットボール教室 小学生92名】 【ラグビーフットボール教室 小学生・中学生50名】 【スポーツ講演会 指導者・保護者など100名(定員)】 |
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プログラム | 会場 | サン・ビレッジしばた | サン・スポーツランド | ||
時間 | アリーナA | アリーナB | 小アリーナ | 多目的グランド | |
9:00 | 開会式 | ||||
9:45 | 水分補給セミナー | ||||
10:30 | ボールであそぼう 小学生 |
「こどもの発育と発達・栄養学」 講師:若杉 透 |
ラグビー教室 小学生の部 |
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12:30 | 休憩 | ||||
13:30 | バスケットボール 教室 小学校3・4年生 |
バスケットボール 教室 小学校5・6年生 |
「ジュニア期におけるスポーツの役割について」 講師:中村 和彦 |
ラグビー教室 中学生以上の部 |
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16:00 | Exhibition | ||||
16:30 | 閉会式 |