2010/05/11

　日本トップリーグ連携機構（JTL）は、4月29日（木・祝）、秋田県秋田市の八橋運動公園にて、東北初となるボールゲームフェスタin AKITAを開催いたしました。

　今回のボールゲームフェスタは、2009年に秋田県のトップスポーツクラブが加盟して発足したNPO法人トップコンソーシアム秋田を始め、「スポーツ立県宣言」をしている秋田県、「スポーツホームタウン構想推進事業」に取り組んでいる秋田市とともに開催することができました。スポーツでAKITAを盛り上げよう！という熱い思いが詰まった盛りだくさんのスポーツフェスタとなりました。

　午前中、総合開会式が行われた秋田県立体育館では、WJBLや日本代表で活躍していた選手たちによるバスケットボールクリニックが行われました。講師は、大山妙子さん、原田裕花さん、紺野麻里さん、高田真理子さんの4名です。オリンピックや日本リーグの優勝を経験してきた講師たちから指導を受ける子どもたちの目は輝き、真剣そのものでした。午後にも引き続き、バスケットボールクリニックが行われ、約100名の子どもたちが汗を流しました。クリニック終了後のサイン会では、長蛇の列が連なり、1日で終わってしまうのが惜しいという声が聞こえてきました。

　スポーツ科学センターでは、午前中、小学生を中心に約60名の子どもたちが集まり、「ボールであそぼう」が開催されました。山梨大学人間科学部准教授の中村和彦先生をリーダーに、武長理栄さん、鷹野美鈴さん、津々木晶子さんの3名のアシスタントと北都銀行バドミントン部の選手の皆さんがサポートをする中、子どもたちは、ボール遊びを体験しました。大きなバレーボール、小さなテニスボールを使って、仲間やお兄さん、お姉さんと一緒にいろんな遊びを楽しく体験している様子でした。子どもたちだけでなく一緒に遊ぶ大人も楽しそうな姿が印象的でした。午後には、北都銀行バドミントン部によるバドミントンクリニックが開催されました。

　八橋運動公園第2球技場では、サッカークリニックとラグビークリニックが開催される予定でしたが、朝からの雨で、午前中に開催予定だったサッカークリニックとラグビークリニックは中止となりました。午後には雨も上がり、日本女子サッカーリーグの石井正明さん、JFAナショナルトレセンコーチの坂尾美穂さん、JFAナショナルコーチングスタッフの髙倉麻子さんがサッカークリニックを指導しました。午前中のクリニックが中止になった分、子どもたちは、思いっきりサッカーを楽しんでいました。

　実技講習だけでなく、研修室では、指導者や保護者を対象に栄養セミナーも開講されました。講師は、株式会社レオックジャパンのスポーツ事業担当をしている管理栄養士の河谷彰子さんです。体づくりには欠かせない「食事」について、食事のタイミングや種類を分かりやすくアドバイスしていただきました。
　午後は、「ボールであそぼう」の指導者向けの講習が開催され、山梨大学の中村先生から、子どもの体力低下や運動量の減少などについてお話があり、日本のジュニアスポーツの環境について考えさせられる講義となりました。講義を行った後、小体育館へ移動して実技講習も開講されました。

　2010ボールゲームフェスタinＡＫＩＴＡでは、スポーツクリニックだけではなく、地元の秋田ノーザンブレッツR.F.Cのオープン戦や、サッカーJFLに所属するブラウブリッツの公式戦が同日に開催されるなど、八橋運動公園全体がボールゲームで盛り上がる一日となりました。
　参加者や保護者の方々だけでなく、ボランティアとしてたくさんの方々にお手伝いいただき、無事に終えることができました。


●2010ボールゲームフェスタin AKITA　要項

●2010ボールゲームフェスタin AKITA プログラム

※閉会式は各会場にて実施

●スナップ集