2011/03/03

　日本トップリーグ連携機構（JTL）は、2月26日（土）、愛知県半田市のソシオ成岩スポーツクラブのクラブハウス（ＮＡＲＡＷＡ ＷＩＮＧ）にて、ボールゲームフェスタin ＡＩＣＨＩを開催いたしました。

　今回、ボールゲームフェスタの会場となったソシオ成岩スポーツクラブは、充実した施設と、約3，000人のソシオ会員（地域住民）に支えられた総合型地域スポーツクラブの1つです。愛知県には、トップリーグに所属するチームが29チームあり、チーム数は、日本全国の中でもっとも多く、全体の15％に昇ります。今回は、バレーボールの大林素子さんや、齋藤信治さん、バスケットボールの島田智佐子さん、富永啓之さんの元日本代表選手や名古屋フラ－テルホッケーチームのアスリートが、たくさん集まりボールゲームフェスタを盛り上げました。

　総合開会式が行われたメインアリーナでは、午前に小学1年生から3年生を対象にしたキッズチャレンジが行われ、午後には小学3年生から6年生を対象にしたクリニックが展開されました。バレーボールの講師には、現在スポーツキャスターとして活躍中の大林素子さんと、「ノブコフ２０５」の愛称で知られる齋藤信治さんをお招きしました。バスケットボールの講師には、バスケットボール女子日本リーグ（WJBL）のシャンソン化粧品、アイシンAWで活躍した島田智佐子さん、日本バスケットボールリーグ（JBL）の三菱電機でプレーしていた富永啓之さんにお越しいただきました。講師全員、元日本代表選手で、4人の平均身長は約194cm。キッズチャレンジ、クリニックともに、子どもたちの目が輝き、楽しくプレーする姿が印象的でした。クリニック終了後のサイン会で、たくさんの子どもたちに囲まれた講師陣は、快くサインや写真撮影に応じ、子どもたちを喜ばせてくれました。

　クラブハウスの屋上にあるスカイアリーナでは、ホッケー日本リーグ（HJL）に所属する名古屋フラ－テルホッケーチームの選手たちが、丁寧にわかりやすく子どもたちに、ホッケーの楽しさを伝えていました。午前中のキッズチャレンジは、小学校低学年で、未経験者の子どもたちが、バレー、バスケ、ホッケーの種目をローテーションしながら回って、トップアスリートと一緒に、ボールゲームを楽しく体験することができます。午後のクリニックでは、高学年の子どもたちが、専門種目に分かれて、専門技術を学んでいました。

　サブアリーナでは、午前にボールであそぼうの指導者講習会が行われ、午後は、旧体育館に移動して、実技が展開されました。講師には、ボールであそぼうマイスターで、元ハンドボール日本代表の主将だった中川善雄さんが招かれ、講義では、はじめに参加者がボールを回しながら簡単な自己紹介をして、場が和んだ後、『ジュニア期のスポーツの考え方』

をテーマに、中川さんからお話がありました。午後の実技も、中川さんが講師を務め、アシスタントの津々木さん、鷹野さん、山本さんがデモを見せながら、集まった指導者と一緒に、ボールであそぼうを体験しました。ボールであそぼうは、ボールを使った遊びを通して、とる・投げる・蹴るなど、子どものときに身につけることが大切なさまざまな“動き”が入ったプログラムです。参加した指導者は、ボールを投げてとる、蹴って止めるなどの基礎的なプレー、ボールをバウンドしながら入れ替わる連携的なプレーを体験しました。いつもは、子どもたちに教えることが多い指導者も、実際に体験してみると、うまくできないプレーに苦笑いする場面もありましたが、最後に行われたプレルボールでは、指導者の皆さんが楽しそうに遊ぶ姿が印象的でした。実技終了後には、指導者からの質問もたくさん寄せられ、講義・実技ともに充実した講習会となりました。

　午前と午後の合間には、2階フロアにおいて、指導者や父兄を対象に、栄養学セミナーが開催されました。参加者は、昼食のお弁当を食べながら、株式会社レオックヒューマンケアの関根豊子さん（管理栄養士）による、子どもの食育やスポーツと食事に関するレクチャーに耳を傾けていました。

●ボールゲームフェスタin AICHI

●ボールゲームフェスタin AICHI プログラム

●スナップ集