日本トップリーグ連携機構 GM研修会②
公益財団法人大崎企業スポーツ事業研究助成財団助成事業
開催報告
日本トップリーグ連携機構では、2月1日(木)に2023年度第2回目となるGM研修会を開催いたしました。今回は対面とオンラインを併用したハイブリット形式での実施となりました。
当機構が行ってきた「企業のスポーツ支援意識調査」では、支援を続ける企業は「社会への貢献」「統括団体やチームの考え方への共感」を重視し、自社の経営方針にあうこと、ビジネス文脈の中での価値の説明が求められており、企業との関係においても変化が求められていることが分かりました。
本年度は昨年度に引き続き、企業チームやクラブ・チームへの支援の継続・拡大につながる共感をどう生み出せるのか、「支援したい」を引き出せる関係づくりをどう進めていけばよいか、をテーマに掲げ、各チーム・クラブが自分達の関係者(ステークホルダー)との関係性を改めて見直し、今後に向けての関り方をデザインするプログラムを実施いたしました。
今回の研修会では、パナソニックスポーツ株式会社の久保田 剛様をゲスト講師に迎え、企業視点からスポーツの価値創造への期待、スポーツと共に実現していきたいことについてお話を伺いました。その上で、企業とスポーツのこれからのあり方を整理し、それを基に自分達のチーム・クラブへの支援理由・ニーズを見直した上で、企業にもスポーツにもプラスとなるパートナーシップを構築するために必要な戦略的コミュニケーションやブランディングについて議論しました。当日は現地参加12名、オンライン参加1名の方にご参加いただきました。
【当日の様子】
1日開催となる今回は10:30から開始。スポーツ庁参事官(民間スポーツ担当)経営改善係長・鶴田 純様よりご挨拶をいただいた後、市原専務理事より挨拶、ファシリテーターの株式会社エンパブリック・広石 拓司様にバトンタッチをしてスタートしました。
まず、インプットトークとして、広石様より「企業とスポーツの関係の現状とこれからを考える視点」について講義をいただきました。その後、3グループに分かれ、自分のチーム・クラブと企業の関係の現状について、他の参加者と意見交換をしながら、新しい視点から自チームの現状を整理しました。
お昼休憩を挟み、午後は基調講義から再開しました。パナソニックスポーツ株式会社の久保田 剛様より「企業がスポーツに見出す価値と可能性、その先に実現したいこと」についてお話いただきました。その後、グループで基調講義を振り返り、自分のチーム・クラブで活かせる視点を考えました。
休憩後、「チーム・クラブの企業とのパートナーシップ戦略」についてグループで議論し、講師の久保田様にもコメント・アドバイスをいただき、対面ならではの活発な会話が行われました。そして最後に、全体の振り返りとして広石様よりコメントをいただき、終了となりました。
今回の研修内容を各チーム・クラブに持ち帰っていただき、今後のチーム運営や地域・企業との関わりに活かされることを願っております。
なお、本研修会にご参加いただきました参加者の皆様、協力企業の皆様、講師の皆様、ご支援いただいた公益財団法人大崎企業スポーツ事業研究助成財団様に心より感謝申し上げます。
〈講師紹介(敬称略)〉
●講師
久保田 剛 パナソニックスポーツ株式会社 代表取締役社長(CEO)
●ファシリテーター
広石 拓司 株式会社エンパブリック 代表取締役
瀬沼 希望 株式会社エンパブリック
津村 翔士 株式会社エンパブリック
〈研修会日程〉
●2月1日(木)10:30~16:30
・イントロダクション:企業とスポーツの関係の現状とこれからを考える視点
・グループトーク:企業とチーム・クラブの関係の現状を整理する
・基調講義:企業がスポーツに見出す価値と可能性、その先に実現したいことは?
・グループワーク:スポーツの事業化、協働の拡大に向けて必要な視点とは?
・グループワーク:チーム・クラブの企業とのパートナーシップ戦略を考える
・全体ふりかえり