2012ボールゲームフェスタin 栃木 開催報告
2012/02/14
日本トップリーグ連携機構(JTL)は、2月4日(土)、5日(日)、栃木県壬生町の独協医科大学にて、ボールゲームフェスタin 栃木を開催いたしました。
会場には、壬生町やホームページから応募のあった、年長から小学6年生までの子どもたちが集いました。日本のトップアスリートによって展開されるボールであそぼうプログラムとキッズチャレンジを楽しむ子どもたちの姿が多く見られました。
初日の開会式では、ご来賓の栃木県議会議員の佐藤良議員、壬生副町長の森田益夫氏からご挨拶を賜りました。その後、リンク栃木ブレックス専属チアリーダーのBREXY(ブレクシー)によるパフォーマンスと音楽に合わせた準備運動が行なわれ、ボールであそぼうプログラムに入りました。
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▼ボールであそぼう
ボールであそぼうは、子どものころに習得することが望ましい基本的な動作を楽しく習得できるプログラムで、基礎的なプレー、連携的なプレー、ゲーム的なプレーの順で展開されます。岩屋睦子さんと中川善雄さんの講師と4名のアシスタントがプレイリーダーとなり、まずはじめに、体育館全面を使って走り回る鬼ごっこと氷鬼をして体を温めました。次に、1人1個のバレーボールやそれと同じ大きさのボールを使って、ボールを投げる、とる、つく、といった基本的な動作を多く行いました。その後、2人組みのパスや5〜6人組のディフェンスしっぽとりなど、連携的な動作、ゲーム的なプレーが展開されました。2人組みやグループで行う遊びでは、小学3年生や2年生の子どもたちが、小学1年生や年長の子どもたちに優しく教える姿が見られました。最後に行ったプレルボールは、これまでに体験したことが少ない子どもたちも、時間が経つにつれて、徐々にルールを覚え、得点を競い合いながら楽しむ様子が見られました。
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参加者:年長から小学3年生までの子ども100名
講師:岩屋睦子(WJBL)、中川善雄(スポーツアンドワークス)
アシスタント:武長理栄、長野康平、丹羽昭由、津々木晶子
▼基調講演
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2月5日(日)の午前中には、「スポーツの現状を語る」と題して、当機構専務理事 市原則之による講演が開かれました。元ハンドボール男子日本代表監督や日本オリンピック委員会の副会長をつとめる市原専務理事は、これまでの活動を通して感じてきた、日本のスポーツが目指すべき方向や、2020年のオリンピック東京開催を念頭に置いて、日本のスポーツの現状をお話されました。市原専務理事は、1959年の天皇のご成婚、1964年の東京オリンピック、1970年の大阪万博の3つの大きな感動を先輩から与えてもらったと話し、今の子どもたちに、
スポーツを通して、大きな感動を与えたいと熱い思いを語
られました。
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参加者:壬生町周辺のスポーツ指導者、壬生町議会議員、等50名
講演者:市原則之(公益財団法人日本オリンピック委員会副会長専務理事、一般社団法人日本トップリーグ連携機構代表理事専務理事)
2日目、キッズチャレンジの前に開会式が行われ、市原則之専務理事による主催者挨拶がありました。引き続き、会場をご提供いただいた、独協医科大学学務部の中田幹雄学生課長からもご挨拶を頂戴し、その後、キッズチャレンジの講師が紹介されプログラムに入りました。
▼キッズチャレンジ
はじめに、ハンドボール講師の中川善雄さんがリーダーとなって全体で準備運動が行なわれました。その後、体育館に集まった小学4年生から6年生までの子どもたちは、30名ずつ4グループに分かれ、40分間のバスケットボール、ハンドボール、バレーボール、フットサルの各種目をローテーションしながら行いました。キッズチャレンジは、子どもたちに、さまざまなボールゲームに触れてもらい、楽しんでもらうことを目的としています。日本のトップアスリートが集い、直接子どもたちにお手本を見せながら、プログラムは展開されました。
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●バスケットボールは、地元のリンク栃木ブレックスの現役選手である梁川禎浩選手とブレックスバスケットボールスクールプログラムコーディネーターやTGI・Dライズアドバイザリーコーチを務める廣瀬昌也さんによるプログラムが展開されました。子どもたちは、講師を囲むようにして、お手本を見ながらドリブルを体験したり、ドリブル競争をしたり、ゴールし下のシュートを打ったりしました。廣瀬さん、梁川さんは、上達するポイントを伝え、子どもたちからは成功する楽しさが伝わってきました。
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●ハンドボールは、元日本代表ハンドボール主将の中川善雄さんと国際審判員の家永昌樹さんの指導のもと、対面パス、ジャンピングシュート、ゲームが行われました。対面パスでは、背面パスや股下からのパスなどをして、子どもたちからは体験したことがないパスにチャレンジする姿が見られました。ゲームのときは、講師が審判となり、子どもたちにアドバイスを送りながら、攻防が展開されました。
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●バレーボールは、全日本男子バレーボールチームコーチの諸隈直樹さんと全日本で活躍された大貫美奈子さんによるプログラムが展開されました。プログラムでは、諸隈さんと大貫さんが、トス、サーブ、アタックの見本やポイントを見せたり伝えたりしながら進みました。諸隈さんのアタックでは、2階のバルコニーに何度もボールが飛んで行くなど、観覧する保護者からも歓声が上がりました。ゲームでは、覚えたアタックをする子どもや、それに対してブロックする姿も見られ、勝負を楽しむ子どもたちが印象的でした。
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●フットサルでは、地元にある三榮不動産FC宇都宮チームのコーチ、選手たちが子どもたちと一緒にプレーしながらプログラムを展開しました。フットサルでは、はじめに4つのグループに分けて、ドリブル競争やドリブルシュートが行われ、見本では豪快なシュートやプレーが見られました。またゲームではグループ対抗戦が行われ、その後、勝ったチームは、三榮不動産FC宇都宮の選手とのゲームも行われました。子どもたちは、必死にボールを追いかけ、三榮不動産FC宇都宮から得点を奪う場面も見られ、コートを走り回っていました。
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参加者:小学4年生から小学6年生の子ども120名
バスケットボール講師:廣瀬昌也(リンク栃木ブレックス)、梁川禎浩(リンク栃木ブレックス)
ハンドボール講師:中川善雄(スポーツアンドワークス)、家永昌樹(JHL)
バレーボール講師:諸隈直樹、大貫美奈子
フットサル講師:三榮不動産FC宇都宮
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2日間のプログラムが終了し、閉会式が行なわれ、キッズチャレンジの講師陣から子どもたちに向けた短めのメッセージが伝えられました。最後に、株式会社リンクスポーツエンターテインメント代表の山谷拓志さんより、講師、参加してくださった子どもたちや保護者の皆さんに感謝の意が述べられ、全日程を終了しました。
●ボールゲームフェスタin 栃木
趣旨 | 日本トップリーグ連携機構に所属するチームや指導者を招き、栃木県の子どもたちを対象とした技術クリニックやふれあいを通じて、スポーツ(ボールゲーム)の楽しさを体験しながら、基本的名技術の習得と競技力の向上を図り、将来の豊かなスポーツライフを支援する。 |
主催 | 一般社団法人日本トップリーグ連携機構 |
主管 | ボールゲームフェスタin栃木実行委員会 実行委員長:市原 則之(公益財団法人日本オリンピック委員会 副会長) 実行委員 :小菅 一弥(壬生町長) 実行委員 :稲葉 憲之(独協医科大学 学長) 実行委員 :山谷 拓志(株式会社リンクスポーツエンターテインメント 代表取締役社長) |
協力 | 株式会社リンクスポーツエンターテインメント |
特別協賛 | 株式会社セレスポ、株式会社レオックジャパン |
後援 | 栃木県教育委員会、壬生町、下野新聞社 |
期日 | 平成24年2月4日(土)、5日(日) |
会場 | 独協医科大学 栃木県下都賀郡壬生町小林880 |
参加対象 | 小学生 |
参加費 | 無料 |
●ボールゲームフェスタin 栃木 プログラム
プログラムと講演 | 日程 | 会場 | 対象 |
ボールであそぼう | 2月4日(土) 13:00-17:00 |
独協医科大学 創立30周年記念館 |
年長から小学3年生まで |
基調講演 | 2月5日(日) 10:30-12:00 |
独協医科大学 145教室 |
壬生町のスポーツ指導者等 |
キッズチャレンジ | 2月5日(日) 13:00-17:00 |
独協医科大学 創立30周年記念館 |
小学4年生から小学6年生まで |
●スナップ集
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