2012-6-22

平成24年度日本トップリーグ連携機構 若手研修会 開催報告

2012/06/22

 日本トップリーグ連携機構では、6月2日(土)、3日(日)の2日間にわたり、味の素ナショナルトレーニングセンターにおいて若手研修会を開催しました。この研修会は、各リーグから推薦を受けた、主に所属3年目までの若手選手を対象に、オリンピックや世界選手権において日本代表選手としてふさわしい競技力・人間力が発揮できるようなスキル・マナーを身につけることを目的とし、毎年行われています。

 今回で7回目となる研修会には、各リーグから91名の若手選手が参加。真下副専務理事の開講の挨拶、そして、ミュンヘンオリンピックバレーボール男子金メダリスト、日本バレーボール機構代表理事会長の木村憲治さんのご挨拶に続き、メディアトレーニングやコミュニケーションスキルといった内容の研修会が行われました。選手たちには、机と椅子を片付けてのロールプレーや、ボールを使って身体を動かすエクササイズなど、日頃体験できないプログラムで得たものを選手として、人間としての成長に活かしてくれることを望みます。

6月2日(土)

時間 内容
13:00 – 13:10 開講の挨拶

真下 昇(一般社団法人日本トップリーグ連携機構 副専務理事)

13:10 – 13:20 オリエンテーション
13:20 – 14:10

50

先輩選手からのアドバイス

川合 レオ (NPO法人ラグビーパークジャパン)

14:20 – 15:10

50

アイスブレーキング

相馬 浩隆(一般社団法人日本トップリーグ連携機構)

15:20 – 16:50

90

基礎ビジネスマナー講座

酒井 千恵 (フォーシーズインターナショナル)

神服 佐知子 (フォーシーズインターナショナル)

17:00 – 18:30

90

メディアトレーニング

片上 千恵 (びわこ成蹊スポーツ大学,スポーツメディアトレーナー)

19 :00 – 20:30 夕食懇親会 
20:30 解散

6月3日(日)

時間 内容
9:00 – 12:00

180

コミュニケーションスキル講座

守屋 麻樹 (ローレルゲート株式会社)

水野 聰 (株式会社WAC)

12:00 – 12:50 昼   食
12:50 – 15:20

150

キャリアデザイン 〜選手としてのWill Can Mustを考える〜

石川 美帆 (株式会社Plan・Do・See)

15:20 閉  会

講師のご紹介


「先輩選手からのアドバイス」

NPO法人ラグビーパークジャパン

川合レオ

Rugby Park Japan (NPO法人ラグビーパークジャパン)代表

公益財団法人 日本オリンピック委員会女性スポーツ専門部会委員

財団法人日本ラグビーフットボール協会 普及競技力委員会ハイパフォーマンス部門リソースコーチ、ジュニアジャパンコーチ

玉川学園中等部時代にラグビーを始め、高等部、玉川大学を経たのちに1997年NECグリーンロケッツへと入団した。2000年に日本代表の初キャップを獲得。2003年首のヘルニアを原因に引退。

現在はNPO法人ラグビーパークジャパンにて放課後の中学生を指導する傍ら、tvkラグビー中継の解説などを務めている。

また、日本ラグビーフットボール協会では、国際競技力向上に向けての強化施策のコーディネートや、ジュニアジャパンのコーチを務める。

ラグビーを通した少年少女の心身の健全な育成、また、国際競技力の向上への取り組みと、多角的にラグビーの魅力を伝えるべく活動中。


「アイスブレーキング」

(初対面の参加者同士の抵抗感をなくすために行う、コミュニケーション促進を目的とした2人以上で行うグループワークのこと)

一般社団法人日本トップリーグ連携機構

相馬浩隆

1965年東京生まれ。公益財団法人日本オリンピック委員会JOCキャリアアカデミーアシスタントディレクター。キャリアカウンセラー。

明治大学商学部卒業後、モーターサイクルスポーツの中央競技団体に勤務。退職後、筑波大学大学院の専任研究員を経て現職、競技団体の非常勤事務局員、大学の非常勤講師を兼務する。

スポーツ選手とそのキャリア(生き方)に係わる課題解決が、この10年の最大関心事。「スポーツ経験を通じて培ってきたことの中には、社会で能力として活用できるものがある」ことを伝え続けている。



「基礎ビジネスマナー講座」

フォーシーズインターナショナル

酒井千恵

ヨーロッパ・日本での10年余りの国際線キャビンアテンダント時代に接遇や対人コミュニケーション術を習得。

また、フランス語と日本語のバイリンガル司会やテレビ番組のナレーター経験から就職・転職研修で内定者への親身なバックアップや、有名商業施設での集客力アップ研修のほか、最近増加するグローバルなニーズから国際ビジネスマナー研修も好評。趣味はゴルフ・ワイン(ソムリエ)

講習のテーマは、「自分の魅力の幅をひろげよう!」


「メディアトレーニング」

びわこ成蹊スポーツ大学 スポーツメディアトレーナー

片上千恵

NHK松山放送局キャスターなど10年余りのマスコミ側からの取材経験を持つ。

2004年からJリーグのクラブなどを中心に、様々なスポーツ競技の選手や指導者を対象にメディア取材時の対応や危機管理対応をアドバイスするメディア・トレーナーとしての活動を開始。

企業の幹部やスポークスパーソンを対象にしたメディア・トレーニング、スピーチ・トレーニング、プレゼンテーション・トレーニング、危機管理対応トレーニング等も数多く手掛ける。

2007年米国にてイメージ・コンサルタント資格を取得。様々なビジネス・シーンに対応した服装術、マナー等のアドバイスを加えたコンサルティングを実践している。



「コミュニケーションスキル講座」

ローレルゲート株式会社

守屋麻樹

早稲田大学アーチェリー部監督

ローレルゲート株式会社代表取締役

2004年より、早稲田大学アーチェリー部ヘッドコーチ。

チーム力向上のためのメンタル強化コーチングにより、低迷していた女子チームが2009年に初めて王座決定戦に出場し全国3位入賞、2010年ベスト8進出を果たした。

2010年7月より、同大学創立以来初となる女性監督に就任。現在に至る。

早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、⑭東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入社、日本コカ・コーラを経て、⑭サイコム・インターナショナル(現サイコム・ブレインズ⑭)に入社し人材育成業界に転身。

現在は、アスリートや経営者向けを中心としたコーチング、人材育成コンサルティング、研修講師などを行っている。




「キャリアデザイン

〜選手としてのWill Can Mustを考える〜」

株式会社 Plan・Do・See

石川美帆

1973年東京都生まれ。明治大学商学部商学科卒業後、リクルートエージェンシー入社。

法人営業を経験する中で、Plan・Do・Seeに出会い転職。

レストランウェディングのプロデュースをはじめとして、ホテルオペレーションや人事・教育関連に携わる。

現在は、コンサルティング業務および社内の研修ファシリテーターとして活動中。