2013-9-17

平成25年度日本トップリーグ連携機構 審判研修会開催報告

2013/09/17

 日本トップリーグ連携機構では、8月24日(土)〜25日(日)の2日間、味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)において審判研修会を開催いたしました。

 この研修会は、日本トップリーグ連携機構に加盟する9競技12リーグの国際審判員もしくは国際審判員を目指す審判が一堂に会し、審判の資質向上と各競技の枠を超えた審判同士の交流を図ることを目的に行われたものです。全国各地から集まった53名の参加者は、2日間にわたり講義やグループワーク、実技研修、情報交換や交流を通じて課題を共有し、解決策を研究・討議しました。

 


◇8月24日(土)

時間

日程

 13:00

 開講式・オリエンテーション

 13:15

 主催者挨拶 / 真下昇 副専務理事

 13:30
 〜15:00

 特別講演 〜ラグビー元日本代表監督vs審判長の対談
  向井昭吾氏 元日本代表監督/コカ・コーラレッドスパークスGM
  岸川剛之氏 日本ラグビーフットボール協会審判委員長

 15:15
 〜18:15

 アイスブレーキング
 審判に必要な国際力・語学研修
 公益財団法人 日本英語検定協会
  阿部仁氏 一橋大学国際教育センター
  横山匡氏 株式会社アゴス・ジャパン
  橋口寛氏 株式会社ユーフォリア

 19:00

 夕食・情報交換会

 

 開講式が行われ、事務局によるオリエンテーション、当機構の副専務理事 真下昇の挨拶の後、ラグビー元日本代表監督 向井昭吾氏と日本ラグビーフットボール協会審判委員長 岸川剛之氏の対談の形で特別講演が行われました。途中、参加者の疑問等の発言の場もあり、皆、緊張した面持ちで研修の意識を高めているように見受けられました。

日本トップリーグ連携機構 副専務理事 真下
日本トップリーグ連携機構 代表理事専務理事 市原則之


元日本代表監督/コカ・コーラレッドスパークスGM 向井昭吾氏
日本ラグビーフットボール協会審判委員長 岸川剛之氏


 
 


 


 続いて、公益財団法人 日本英語検定協会の根上洋介氏の進行で、一橋大学国際教育センターの阿部仁氏、株式会社アゴス・ジャパンの横山匡氏、株式会社ユーフォリアの橋口寛氏による、「審判に必要な国際力・語学研修」というテーマのアイスブレーキングが行われました。国際試合の場で、審判はどのようにコミュニケーションをとればよいか、アメリカのバスケットボールやアメリカンフットボールの試合における審判と監督・選手との実際のやりとりの映像も観ながら、グループ毎にブレインストーミングと発表がなされ、リラックスしながらも非常に刺激に満ちた時間になりました。なお途中、当機構の代表理事専務理事 市原則之から参加者の皆さんに挨拶がありました。

 また初日の研修後には夕食・情報交換会が行われ、競技を超えて、活発な意見交換と交流が行われました。

公益財団法人 日本英語検定協会 根上洋介氏
株式会社アゴス・ジャパン 横山匡氏


一橋大学国際教育センター 阿部仁氏
株式会社ユーフォリア 橋口寛氏


 
 


 
 
 


◇8月25日(日)

時間

日程

  8:30〜

 集合・昨日のアセスメント

  8:45
 〜11:45

 実技研修〜走り方の技法(体育館)
  齋藤太郎氏 NPOニッポンランナーズ 

 12:00
 〜13:00

 昼食

 13:00
 〜15:30

 審判に必要な動体視力 講義・測定・解説
  足立和孝氏・有安正規氏  医療法人社団順孝会 あだち眼科
  石橋秀幸氏 株式会社フェアプレイ・データ

 15:30

 閉講式

 二日目の午前中は体育館で、NPOニッポンランナーズの斎藤太郎氏による「走り方の技法」の指導が行われました。正しい走り方(こ・け・し走法)の説明の後、約2時間、審判にとって重要な、走法の実技研修が行われました。体幹を意識し、身体の構造と重力をうまく利用する走法は、身体にかかる負担を減らすことができます。たっぷり汗を流した後は、「コツをつかんだ」「すぐに試合で試してみたい」と笑顔で語っていました。

NPOニッポンランナーズ 斎藤太郎氏
 
 


 
 


 
 


 
 
 
 


 午後は、「審判に必要な動体視力」をテーマに、株式会社フェアプレイ・データの石橋秀幸氏、医療法人社団順孝会 あだち眼科の足立和孝先生、有安正規氏の講義の後、足立先生とスタッフの皆さんによる参加者の診断と測定が行われました。視力の検査から、なかなか体験できない動体視力の測定まで、様々な面から自分の目の現状を知るよい機会になりました。

株式会社フェアプレイ・データ 石橋秀幸氏
医療法人社団順孝会 あだち眼科 足立和孝先生

 
 

 
 
 

  すべての研修の終了後、閉講式が行われ、解散となりました。
参加者の皆様が、今回の研修での体験を踏まえて、今後のレベルアップに生かされることを祈念しております。また、本研修会にご参加いただきました、参加者の皆様、講師の皆様に心より感謝申し上げます。

 

<講師プロフィール>

特別講演

元日本代表監督 / コカ・コーラウエストレッドスパークスラグビー部GM
向井 昭吾(むかい しょうご)

生年月日 :1961年10月2日
出身地 :愛媛県

履歴 :  東海大学卒業。東芝入社。
2000年   日本代表監督に就任
2001年   日本ラグビーフットボール協会に出向
       日本ラグビー界初の専任代表監督に就任
2004年   コカ・コーラウエスト監督に就任
2012年   コカ・コーラウエスト株式会社 執行役員社長付

選手・監督歴 :
1987年   日本代表フルバックとして、第1回W杯に出場
1994年   選手引退。東芝府中ラグビー部監督就任
1996年   東芝府中ラグビー部を選手権3連覇に導く
2005-06シーズン  チームをトップリーグ昇格に導く 
2011-12シーズン  監督退任

コカ・コーラウエストレッドスパークスラグビー部の歴史
1966年昭和41年 福岡県社会人Bリーグで「北九州コカ・コーララグビー部」として活動開始。
1998年平成10年 西日本社会人Bリーグ制覇、Aリーグ昇格決定。
2005年 ジャパンラグビートップリーグ昇格決定。
2006年10位、2007年9位、2008年10位、2009年8位、2010年10位、
2011年14位(トップキュウシュウへ降格)、2012年トップチャレンジ1位(TL再昇格)


公益財団法人 日本ラグビーフットボール協会 審判委員会 委員長
岸川 剛之(きしかわ たけゆき)

1979年 私立目黒高校 卒業
1982年 日本大学 卒業
レフリー歴
C級取得年 1986年3月25日
B級取得年 1988年9月11日
A1級取得年    2002年6月〜2009年3月
海外研修の経験   2003年6月 NZ ウエリントン交流
これまでに主に担当した国内ゲーム  
TOPリーグ / 全国大学選手権大会 / 全国高校大会
レフリー委員会総務 2007年4月〜2009年3月
審判委員会委員長  2009年4月〜
2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップで日本のレフリーを輩出を目指しチャレンジしている。
レフリー発掘・育成を委員会の指針として取り組んでいる。


審判に必要な国際力・語学研修

一橋大学 国際教育センター 准教授
阿部 仁(あべ じん)

1964年、横浜生まれ。学生時代はスポーツ記者を目指し、米国ミネソタ大学ジャーナリズム学部卒.。
1994年広島アジア競技大会(セパタクロー会場)および1995年ユニバーシアード福岡大会(柔道会場)にて
通訳チーフ。日本IBMに8年間勤務した後、米国Western Michigan大学で修士課程修了(カウンセリング心理学)し、同大学で留学生アドバイザー勤務を経て、一橋大学国際教育センター准教授。
大学院留学中に米国ミシガン州でアメリカンフットボールの審判を始め、現在は日本アメリカンフットボール
審判協会に所属。社会人Xリーグ、関東学生連盟および横田・座間米軍基地の試合で笛を吹く。
国際アメリカンフットボール連盟(IFAF)国際審判員として、2009年のU-19世界大会決勝戦に出場。


株式会社アゴス・ジャパン 代表取締役
横山 匡(よこやま ただし)

中学生時代をイタリアで、高校・大学をカリフォルニアで過ごす。
UCLA言語学部卒。UCLA在学中には日本人初のNCAAバスケットボールチームヘッド
マネージャーを務める。一般社団法人JAOS 海外留学協議会理事。株式会社ワークライフバランス社、
H-LAB(ハーバード生を迎えての高校生向けサマースクール)、MBAnoWAアドバイザー。
宮城学院女子大学、明治大学 非常勤講師。


株式会社ユーフォリア 代表取締役
橋口 寛(はしぐち ひろし)

ダートマス大学Tuck School of Business修了(MBA)。
Tuck Schoolでは学内チームでアイスホッケーをプレー。
ダイムラーベンツ、アクセンチュア等の外資系企業で勤務したのち、現職。
慶應義塾大学大学院非常勤講師


実技研修 〜走り方の技法〜

NPOニッポンランナーズ
齊藤 太郎(さいとう たろう)

1974年 東京都 生まれ
ニッポンランナーズ ゼネラルマネージャー兼ヘッドコーチ。
国学院久我山高校から早稲田大学。リクルートRCコーチ時代に、シドニー五輪代表選手を育成。
2002年より現職。300名超のクラブ在籍ランナーを育成。ベルマーク走り方教室、日本トップリーグ連携機構、
日本サッカー協会や国際サッカー連盟レフェリーへのランニングインストラクターを務める。
種目・年齢・国内外の枠を超え、美しく効率良い走り方・歩き方・身のこなしの指導を展開中。

講師・指導
FIFA(国際サッカー連盟) ランニングインストラクター
AFC(アジアサッカー連盟) ランニングインストラクター
JFA(日本サッカー協会) レフェリーカレッジ ランニング講師
日本トップリーグ連携機構 ランニング 講師
ベルマーク教育助成財団 走り方教室 講師
文科省委託事業、地域スポーツ指導者養成講座 講師
東京体育館RC ヘッドコーチ
日本経済新聞 電子版 コラム「美走・快走・楽走」連載中

書籍一覧
・「こけし走り」(池田書店)
ジュニア向けランニングドリル集。「こけし」メソッドの集大成。
身近にある環境で、体本来の持つ機能を導き出す為のドリルを網羅。他スポーツ選手にも応用できる内容。
・「42.195km –トレーニング編-」(フリースペース)
 フルマラソン完走に向けたトレーニングの計画的な組み立て方。
 ランナーの身体的特性や運動生理学的な裏付けを説明している。2時間30分〜4時間00分台を対象。


審判に必要な動体視力 講義・測定・解説

医療法人社団 順孝会 あだち眼科
足立 和孝 (あだち かずたか)

1958年生まれ 院長 医学博士 
順天堂大学医学部眼科非常勤講師
「名医たらずとも良医たれ」という順天堂大学の精神を信条とし、これまで順天堂大学病院での臨床・教育・研究を行う一方で、聖路加国際大学病院、山梨県立中央病院、焼津市立病院の眼科部長として、数多くの患者様と接し、多くの手術を経験。
 現在、心の通う眼のホームドクターとして最高水準の医療を提供することをモットーに地域の医療・福祉の向上に貢献するほか、スポーツ選手の視機能管理にも力を注いでおります。
 
主な著書・研究論文・所属学会
・あなたの眼は大丈夫? JYULIAN 2010
・家兎角膜移植における新基剤溶解シクロスポリン点眼の有用性.順天堂医学 2002;48(1):49-55.
・視力障害の初発症状とした褐色細胞腫の一例.あたらしい眼科 2000;17(2):295-298
 
日本眼科学会認定専門医
日本緑内障学会員
日本弱視斜視学会員
日本眼科手術学会員
日本白内障学会員



医療法人社団 順孝会 あだち眼科
有安 正規(ありやす まさき)

1974年生まれ 視能訓練士長 保健科学博士
九州保健福祉大学保健科学部視機能療法学科講師 
現在、臨床では視能訓練士(国家資格)として、眼科検査や弱視斜視の視能訓練治療、発達障害のある子供たちへの視覚発達支援、またスポーツ選手の視機能検査やトレーニングに携わり、教育では九州保健福祉大学で教壇に立ち、研究では視覚情報処理過程からみた眼疲労の研究、薬剤の開発に取り組んでいます。
 
最近の研究論文・所属学会
・ 事象関連電位とATMTによる眼疲労の検討.あたらしい眼科 2010;27(10):1459-1465.
・事象関連電位と酸化ストレスマーカーによる眼疲労の検討,眼科臨床紀要 2011;4(12)
 
日本視能矯正学会員
日本ロービジョン学会員
日本弱視斜視学会員
ファイトフォービジョン会員


株式会社フェアプレイ・データ代表取締役
慶應義塾大学スポーツ医学研究センター研究員
石橋 秀幸(いしばし ひでゆき)
 
1965年生まれ
広島県立広高等学校→日本体育大学→慶應義塾大学大学院
大学卒業後、広島東洋カープにトレーニングコーチとして入団。1987年〜2002年まで15年間プロ野球選手を指導。1995年〜96年慶應義塾大学スポーツ医学研究センター訪問研究員。1997年メジャーリーグ/ボストンレッドソックスにコーチ留学。2012年フェアプレイ・データ設立。
 
主な指導歴
広島東洋カープ トレーニングコーチ(1987年〜2002年)
ボストンレッドソックス(1997年)
慶應義塾体育会/野球部、ラグビー部、ホッケー部ほか(2003年〜現在)
 
主な著書・監修書
「SPORTS VISION スポーツビジョン[第2版]」(2002年、ナップ社/共著)
「野球 肩・ひじ・腰を治す」(2007年、西東社/共著)
「野球体をつくる!」(2008年、西東社)
「カラダは水中運動でよみがえる」(2008年、学研/共著)
「レベルアップする野球 科学・技術・練習」(2010年、西東社)
「デンキマンの野球部バイブル」(2012年、白夜書房/共著)
「野球小僧 中学野球テクニカル総集編」(2012年、白夜書房/共著)
「吹奏楽 もっと上手くなるための身体エクササイズ」(2013年、シンコーミュージック)