2013-11-8

「ボールであそぼう」指導者養成講習会 in 秋田県大仙市大曲 開催報告

2013/11/08


 日本トップリーグ連携機構(JTL)は、10月20日(日)に、秋田県大仙市立大曲中学校
にて、「ボールであそぼう」指導者養成講習会を開催致しました。
 参加者は開催地の大曲を中心に仙北市などの小学校、中学校の先生、スポーツ少年団の指導者など52名でした。

秋田県大仙市立大曲中学校
 

秋田県大仙市立大曲中学校体育館

「ボールであそぼう」講義〜「ジュニア期のスポーツの考え方」〜

 山梨大学大学院の中村和彦教授による「ボールであそぼう」講義に先立ち、まず、今回ご協力頂いた「大曲仙北体育研究会」の来賓を代表して、田沢湖高原リフト株式会社代表取締役社長福原幸成様よりご挨拶を頂きました。その後、主催者側から参加者の皆様にJTLの概要を説明し、講義がスタートしました。

 講義では、子供のころの身体活動と健康状態が、大人になってからの身体活動と健康状態に大いに影響を与えること。約30年前の子供たちと現代の子供たちの運動能力と生活習慣の違いからくる諸問題について。そして、子供たちの運動能力を約30年前に戻すための国やそのほかの取り組みについて講義は続きました。最後に、その一環として、いろいろなものに触れて楽しさを知る「ボールであそぼう」の意義などについて説明があり、約1時間30分間の講義は終了しました。参加頂いた皆様は初めて聞く話もあったようで、みな熱心にノートを取りながら、講義に聞き入っていました。

来賓田沢湖高原リフト株式会社代表取締役社長福原幸成様
山梨大学大学院教育学研究科中村和彦教授

中村教授の講義を聴く参加者

指導者実技講習
 「ボールであそぼう」講義終了後、昼食を挟んで、指導者実技講習が開催されました。今回の講師WJBLの岩屋睦子さん、Sports&Works の泉谷優さんを中心に、サポートスタッフたちが見本を見せながら、プログラムに含まれる基礎的なプレー、連携的なプレー、ゲーム的なプレーの実技が展開されました。

WJBLの岩屋睦子さん
Sports&Works の泉谷優さんとアシスタントスタッフ


 ボールを使わないウォーミングアップから実技は始まり、ボールを使った実技では、投げたり、捕ったり、身体のいろんな部分でボールを止めたりするうち、参加者のみなさんの身体も慣れてきたようでした。
 また、2人組で行うものから、5〜6人がチームになるプログラム、最後には全員で呼吸を合わせるプログラムもあり、アリーナは一体感に包まれていました。講師の岩屋さんもびっくりするほど、今回の参加者の皆さんのスキルは高かったようで、次から次へとプログラムをこなし、あっという間に時間が過ぎていきました。
 今後、参加者のみなさんが、この研修会での体験を元に、「ボールであそぼう」プログラムをそれぞれの場所で活用し、展開してくださることが期待されます。

指導者実技講習に臨む参加者
 

 
 

 
 

 
「ボールであそぼう」指導者養成講習会スタッフ

 今回の「ボールであそぼう」指導者養成講習会開催にご尽力下さったすべての皆様、特に後援して頂いた「大曲仙北体育研究会」様には、心より御礼申し上げます。

「ボールであそぼう」指導者講習会参加者及び関係者の皆さん


「ボールであそぼう」指導者養成講習会 in 秋田県大仙市大曲 開催要項

開催日程 平成25年10月20日(日)10:00〜15:45
開催場所 秋田県大仙市立大曲中学校
参加対象 秋田県指導者(小学校教員、中学校教員、スポーツ指導者 など)
内容 10:00     開講式
10:15〜12:00 「ボールであそぼう!」講義〜「ジュニア期のスポーツの考え方」〜

        山梨大学大学院 中村教授による講義 <多目的ホール>

12:00〜13:00 昼食・休憩

13:00〜15:45
「ボールであそぼう!」指導者実技講習

        WJBL 岩屋睦子さんによる実技講習 <体育館>
主催 一般社団法人日本トップリーグ連携機構(JTL)
後援 大曲仙北体育研究会

<講師プロフィール>

中村 和彦(山梨大学大学院 教育学研究科教授)

山梨県生まれ。
山梨大学教育学部卒業。筑波大学大学院体育研究科修了。
筑波大学体育センター準研究員、山梨大学教育学部助手を経て、
現在、山梨大学大学院 教育学研究科教授。
専門:発育発達学、運動発達学、健康教育学
他に、文部科学省中央教育審議会スポーツ・青少年分科会スポーツ振興に関する特別委員会委員、文部科学省小学校学習指導要領解説体育編作成協力者、日本体育協会ジュニアスポーツ指導員部会部会長、日本オリンピック委員会(JOC)ゴールドプラン専門委員会委員、NHK教育テレビ番組「からだであそぼ」「あさだ!からだ!」監修など。「子どものからだが危ない!」(日本標準)など著書多数。


岩屋  睦子(WJBL)

愛知県生まれ
星城高等学校(愛知県)卒業後シャンソン化粧品入社。
1996年アトランタオリンピック出場
1999年アジア選手権(静岡)後、現役引退
日本リーグ(現 Wリーグ) 優勝 9回 MVP 3回,新人王,ベスト5を7回
全日本総合選手権(オールジャパン) 優勝 5回
1996年アトランタオリンピック 7位 ※20年ぶりの出場
シャンソン化粧品のポイントガードとして、前人未到の10連覇に大きく貢献、バスケットボール日本代表としても20年ぶりに出場したアトランタオリンピックで7位入賞の原動力となった。
現役時代は、小柄ながらスピードのあるドリブルとクレバーなゲームコントロールでチームを引っ張った。
引退後に結婚、テレビのコメンテーターやバスケットボールクリニックの講師として活躍している。


泉谷 優(Sports & Works) ◇アシスタント

兵庫県西宮市出身 甲子園大学卒業
2004〜2007年 関西学生ハンドボール連盟の常任委員に就任
 -関西で行われる学生リーグ、西日本学生インカレの運営
 -日本リーグ開幕戦の運営プロジェクトチームの加わり、企画運営
 -副委員長兼財務委員長を務め、理事会にも参加
2007,2008年度 兵庫県ハンドボール協会 理事を務める
2009年より文部科学省と(財)日本体育協会が共催している「子どもの体力向上事業」の一環として「スポーツ選手活用体力向上事業」ハンドボール部門でアシスタントとして全国の小学生を対象に指導にあたる
その他、小学生、中学生、高校生対象のハンドボール講習会のアシスタントを務める
2012年度 第37回日本ハンドボールリーグ 関東開催4大会の運営を務める