「ボールであそぼうマイスター」養成講習会 (味の素ナショナルトレーニングセンター) 開催報告
2013/11/12
日本トップリーグ連携機構(JTL)は2013年11月18日(月)、東京都北区 味の素ナショナルトレーニングセンターにて、「ボールであそぼうマイスター」養成講習会を開催いたしました。
「ボールであそぼう」は、発育発達期の子どもたちを対象とする、ボールを使った運動プログラムで、当講習会はこのプログラムを子供たちを対象に実践し、指導者の育成ができる講師「ボールであそぼうマイスター」を養成するものです。今回は53名が参加しました。
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講習会スケジュール
時間 | 日程 | 場所 |
10:00〜10:15 | 開講式 | 研修室1、2 |
10:15〜12:00 | 講義 「ジュニア期のスポーツの考え方」 講師:中村 和彦 氏 |
研修室1、2 |
12:00〜13:30 | 昼食 | 研修室1、2 |
13:30〜16:45 | 実技演習 講師:岩屋 睦子氏 アシスタント:堀 美和子 氏、泉谷 優 氏 小林 萌子(JTL) |
共用体育館 |
16:45〜17:00 | 閉講式 | 共用体育館 |
平野祐司当機構事務局長による開講ご挨拶とオリエンテーションの後、山梨大学人間科学部の中村和彦教授による講義「子どものスポーツ」が行われました。1985年を境に子どもたちの体力が急激に低下したこと、子どもたちを取りまく環境が大きく変化したこと、子どもたちの体力をアップさせるには「遊び」が必要であること、などがわかりやすく語られ、参加者のみなさんは真剣にメモをとりながら受講していました。
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昼食後、共用体育館に移動し実技演習が行われました。講師は、各地の「ボールゲームフェスタ」や「ボールであそぼう」講習会ではすっかりおなじみになった、元女子バスケットボール日本代表の岩屋睦子さん。アシスタントの、Sports & Works堀美和子さんと泉谷優さん、当機構の小林萌子とともに、明るく元気な笑顔とわかりやすい指導で今回も参加者の皆さんを盛り上げて下さいました。
基礎的なプレー、連携的なプレー、ゲーム的なプレーの他、ボールを使わない「オフ・ザ・ボール」など、「投げる、取る、蹴る」といった様々な体勢や人数でボールを扱うバリエーションを学んだ後は、グループ対抗の「ボール取りゲーム」が行われ、思わず熱くなってしまうシーンもありました。参加者の皆さんは実技を通して、身体を使って遊ぶ楽しさとその大切さを体感することができたようです。
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全プログラム終了後には、中村和彦教授から参加者全員に、認定証と「ボールであそぼう」のDVDが授与されました。参加者の皆さんが「ボールであそぼうマイスター」として、それぞれの場所で一人でも多くの子どもたちに遊びの楽しさ、ボール競技の楽しさを伝えて下さり、ひいては日本の子供たちの体力アップに寄与して下さることを期待して止みません。
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<講師プロフィール>
中村 和彦(山梨大学大学院 教育学研究科教授) 山梨県生まれ。 山梨大学教育学部卒業。筑波大学大学院体育研究科修了。 筑波大学体育センター準研究員、山梨大学教育学部助手を経て、 現在、山梨大学大学院 教育学研究科教授。 専門:発育発達学、運動発達学、健康教育学 他に、文部科学省中央教育審議会スポーツ・青少年分科会スポーツ振興に関する特別委員会委員、文部科学省小学校学習指導要領解説体育編作成協力者、日本体育協会ジュニアスポーツ指導員部会部会長、日本オリンピック委員会(JOC)ゴールドプラン専門委員会委員、NHK教育テレビ番組「からだであそぼ」「あさだ!からだ!」監修など。「子どものからだが危ない!」(日本標準)など著書多数。 |
岩屋 睦子(WJBL)
愛知県生まれ |
堀 美和子(Sports & Works) ◇アシスタント
東京女子体育大学体育学部体育学科、同 体育学部社会体育学科卒業ハンドボール部に所属2004年ビーチハンドボール世界選手権に主務兼コーチとして帯同主な資格・日本トップリーグ連携機構公認ボールであそぼうマイスター・日本体育協会公認スポーツ上級指導員(ハンドボール)・日本体育協会公認ジュニアスポーツ指導員・日本障害者スポーツ協会公認中級スポーツ指導員・ドイツ・ライプチヒ大学公認コオーディネーショントレーニングトレーナー・国際フェルデンクライス連盟公認プラクティショナー |
泉谷 優(Sports & Works) ◇アシスタント
兵庫県西宮市出身 甲子園大学卒業 |
小林 萌子(日本女子体育大学)◇アシスタント |