ヨーロッパニュース一覧

2015-5-6

「ラグビー」「ハンドボール」 「アイスホッケー」「サッカー」

ラグビー:トゥーロンがヨーロッパ・チャンピオンズカップ初代王者&欧州3連覇達成

<欧州3連覇を果たしたトゥーロン>” /> ラグビーの欧州クラブナンバーワンを決めるヨーロッパ・チャンピオンズカップは2日にロンドンのトゥイッケナムスタジアムで決勝戦が行われ、フランスのトゥーロンが同じくフランスのクレモンを24-18で破り、優勝した。<br />
 トゥーロンは、今季から新たにスタートしたチャンピオンズカップの初代王者に輝くとともに、昨シーズンまで行われていた前大会ハイネケンカップからの連覇を3に伸ばした。一方のクレモンは、2011-2012シーズンのハイネケンカップ決勝に続き、同国のライバル相手に涙を飲んだ。</p>
<p><手に汗握るシーソーゲームはトゥーロンに軍配><br />
 この試合、クレモンは、試合前のウォームアップで太ももを負傷したジェームスに代わり急きょキッカーとして先発起用されたロペスの2PGで先制すると、24分にはフォファーナのトライで11-6とその差を広げる。対するトゥーロンは、ここからハーフペニーのPGで差を詰めると、前半終了直前にはバスタルゥーのトライで逆転する。その後のコンバージョンも決まって前半はトゥーロンが16-11とリードし折り返す。後半に入るとトゥーロンは1PGを加え、19-11とさらにその差を広げるが、ここからクレモンが意地を見せる。後半の62分、トゥーロン陣内でボールを奪ったアベンダノンが相手ゴールラインに向かい一直線に走りこむと、自らチップキックで相手DFをかわしてそのままトライ。ロペスのコンバージョンも決まってクレモンが19-18と1点差に迫り、観客のテンションも最高潮に達する。しかし、そのわずか7分後、トゥーロンのミシェルが素晴らしい個人技で試合を決定づける。ミシェルは華麗なステップワークから相手DF6人を次々と抜いて劇的な独走トライを決めると、試合はこのまま動かず、トゥーロンが逃げ切った。</p>
<p><span class=ハンドボール:ユーロ2016予選ラウンド、スペイン対ドイツは1勝1敗

<スペイン対ドイツは1勝1敗のタイ>” /> 男子ハンドボールのユーロ(欧州選手権)2016のグループラウンドは、第3節、第4節が続けて行われた。<br />
 このラウンドからシードチームが加わり、28チームが7つのグループに分かれてホーム&アウエーでの総当たり戦を行う。グループ上位の2チームは来年ポーランドで行われるユーロへの出場権を獲得するが、全ての3位チームの中で最も成績上位のチームにも出場権が与えられる。</p>
<p> 第3節、第4節で注目の対戦だったのがグループ7のドイツ対スペイン戦だ。4月29日にドイツのマンハイム行われた初戦ではドイツが29-28で勝利し、2007年1月以来となるスペイン戦での勝利を挙げた。だが、その4日後にスペインで行われた第4節ではスペインが26-20で勝ち、リベンジした。この結果、スペインとドイツは3勝1敗で並んだが、得失点差で第1シードのスペインが首位に立っている。一方、グループ6では前回の欧州選手権王者フランスがマケドニアに連勝し、4勝0敗で首位を守った。シードチームの多くが順調に勝ち点を重ねる中、グループ4の第1シードであるセルビアは苦しい戦いを強いられている。第3節、第4節のアイスランド戦は1敗1分と勝利を挙げられず、モンテネグロ、アイスランドに次ぐ3位に後退した。グループ4は、全敗で最下位のイスラエルを除き、勝ち点6のモンテネグロ、勝ち点5のアイスランド、セルビアがほぼ横一線に並ぶ混戦となっており、ユーロ本選出場の切符は残り2節にかかっている。</p>
<p><span class=アイスホッケー:世界選手権チェコ大会、北米勢が好調な滑り出し

<カナダチームのエース、クロスビー>” /> アイスホッケー世界選手権チェコ大会は1日に開幕し、グループA、Bに分かれての予選ラウンドが行われている。去年の世界選手権では欧州勢が上位を占めたが(1位ロシア、2位フィンランド、3位スウェーデン)、今大会は、カナダ、アメリカの北米勢が欧州勢の牙城を崩せるかどうかに注目が集まっている。<br />
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 昨年のソチ冬季五輪で金メダルを獲得したカナダだが、世界選手権では2007年以来、優勝から遠ざかっている。その理由の一つとして、この時期、毎年アメリカでスタンレーカップ(NHLのプレーオフ)が並行して行われており、こ、カナダやアメリカのスタープレーヤーが世界選手権に参加しないことが多かったことがあげられる。しかし、今大会のカナダチームには、シドニー・クロスビー、ジェイソン・スペッツァ、タイラー・セグインといったNHLのトッププレーヤーがエントリーし、優勝の期待がかかっている。<br />
 注目のカナダは、グループA初戦でラトビアに6-1で快勝すると、続くドイツにも10-0の大差で圧勝し、格下が相手とはいえ前評判通りの強さを見せている。一方、グル―プBでは、北米のもうひとつの強豪アメリカが好調だ。初戦でいきなり優勝候補のフィンランドを5-1で粉砕したアメリカは、続くノルウェーにも2-1で競り勝つと、4日に行われたロシア戦も4-2で勝利し、開幕3連勝と波に乗っている。</p>
<p><span class=サッカー:財政難を克服しトップリーグ昇格を果たした2つのスモールクラブ

 ビッグマネーが動く欧州サッカーのメジャーリーグに、来季、経営破たんを経験した2つのスモークルクラブが登場する。チャンピオンシップ優勝(イングランド2部リーグ)を決めプレミアリーグに昇格を決めたボーンマスと、イタリア・セリエBで2位以内を決め、セリエAに昇格するカルピだ。

<消滅の危機を乗り越えた奇跡のクラブ、AFCボーンマス>
<モスティン会長と弱冠37歳のハウ監督>” /> クラブ史上初のプレミアリーグ昇格を決めたAFCボーンマスは、イギリス南部の海沿いの町ボーンマウスにある。本拠地のスタジアムであるディーン・コートの収容人数は11700人で、プレミアリーグでは最も小さなスタジアムになる。(※プレミアリーグ最大のスタジアムはマンチェスター・ユナイテッドのオールドトラフォードで76000人)。<br />
 2008年には400万ポンド(約7億2000万円)の負債を抱え、クラブは2度目となる経営破たんに直面し、チーム消滅の危機に見舞われる。しかし、クラブの清算手続きが始まる期限5分前に現会長のジェフ・モスティン氏が10万ポンド(約1800万円)の小切手を書き、間一髪で救済。<br />
 それから6年、モスティン会長の下、2011年からオーナーに就任したロシア人実業家のマキシム・デミン氏の資金援助もあり、クラブは財政難を乗り越え、3度の昇格を経て晴れてプレミアリーグ入りを果たした。集客面においても資金面においても自他ともに認めるスモールクラブであるボーンマウスだが、プレミアリーグ昇格によって来季はテレビ放映権料として最低でも1億2000万ポンド(約218億円)の分配金を受け取れることになる。</p>
<p><セリエA昇格を歓迎されないイタリアのスモールクラブ><br />
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