ヨーロッパニュース一覧

2015-4-22

「女子サッカー」「夏季オリンピック」「バスケ」 「男子ラグビー」「男子ハンド」「女子ラグビーセブンズ」 「男子アイスホッケー」

女子サッカー:欧州CL、ヴォルフスブルクがPSGとのファーストレグを落とす

 女子サッカーの欧州チャンピオンズリーグは準決勝のファーストレグが行われ、なでしこジャパンのFW大儀見優季が所属するヴォルフスブルク(ドイツ)がホームでPSG(フランス)に0-2で敗れた。
<ホームでのファーストレグを0-2で落とし後がなくなったヴォルフスブルク> ヴォルフスブルクは開始わずか12分でPKから失点すると、その14分後にもクルスに追加点を決められ、前半だけでPSGに2点のリードを許してしまう。ドイツ代表MFのナディネ・ケスラーとレナ・ゲースリングの主力2人をけがで欠くヴォルフスブルクは後半に入っても反撃の糸口がつかめず0-2のままホームでのファーストレグを落とし、CL3連覇に黄色信号がともった。なおスタメンに名を連ねた大儀見は見せ場を作れずハーフタイムで交代している。
 準決勝のもう一試合、ホームにブロンビー(デンマーク)を迎えたフランクフルト(ドイツ)はPKによるサシッチのゴールを皮切りに怒涛の4ゴールをたたき出し前半だけでほぼ勝利を手中におさめてしまう。後半に入っても勢いの衰えないフランクフルトはさらに3ゴールを追加し、終わってみれば7-0でブロンビーに圧勝した。またフランクフルトの安藤梢は、この試合でハットトリックを達成したサシッチに代わって74分から途中出場を果たしている。

夏季オリンピック:ブラジル、リオ五輪での成功を目指し補強費に約833億円

 中国は2008年の北京五輪で大会トップとなる51個の金メダルを獲得し、ライバル米国の36個を大きく引き離した。そして2012年のロンドン五輪では、英国が29個の金メダルを獲得し、前大会の19個を大きく上回ると共にトップ3の常連ロシアの24個を上回り3位に食い込んだ。2008年の中国、そして2012年の英国、いずれもホスト国として輝かしい成果を残した両国に続くためブラジルも2016年のリオ五輪の成功を目指し向け着々と準備を進めている。
 バレーボール、サッカー、柔道、セーリングなど各大会でメダル候補にあがるスポーツはあるものの歴史的に五輪競技への投資に消極的だったブラジルは、リオでの開催が決定した2009年以降自国アスリートのレベルアップに本腰を入れ始めた。2012年に立ち上げられた強化プロジェクトの一環としてトップアスリート専用施設の建設、約17カ国から40人以上のコーチを招聘するなど、すでに2014年のロンドン五輪までに3億5000万ドル(約416億円)の補強費が使われ、リオ五輪までにその額はおよそ7億ドル(約833億円)に達すると見られている。それまでアメリカ大陸で強さを発揮していたハンドボールの女子代表が、2013年の世界選手権でデンマーク人監督のもと初優勝を成し遂げるなど、その強化策は徐々に実を結びつつあるようだ。またハンドボールではこの時の優勝メンバーの大半が欧州でプレーしており、積極的な海外挑戦もレベルアップに寄与していると指摘されている。
 ブラジル五輪委員会は、メダルの獲得数をロンドン五輪の17個(金3個、銀5個、銅9個)から2倍の34個そしてメダルランキングでもトップ10入りを目標に掲げているものの、その一方でレベルアップと成功の鍵は現在の補強策を今後も継続していくことであり、真の成果は2020年の東京五輪でさらに明らかになるだろうとの声も一部の専門家からあがっている。
 リオ五輪の次の2020年大会には東京が開催都市となり、日本も将来を担うアスリートたちのレベルアップに向け本腰を入れて動き始めるべき時期にさしかかっている。政府は、東京五輪・パラリンピック開催に向け「これまでバラバラだったスポーツ施策を一体的に推進すること」を目的としたスポーツ庁の新設を今年10月を目処に進めていく方針を発表している他、文部科学省は「競技力向上プログラム」を基に平成27年度の選手強化育成費用として117億円の概算要求額を財務省に提出している。日本がホスト国として今後どのような具体的な強化プロジェクトを立ち上げていくのかに注目したい。

男子バスケ:ユーロリーグ準々決勝、バルセロナを除くホームチームがいずれも2連勝

 男子バスケットのユーロリーグはベスト8の第1戦と2戦が行われ、ホームチームが軒並み連勝で好スタートを切る中、唯一バルセロナ(スペイン)だけがオリンピアコス(ギリシャ)に1勝1敗とつまずき、続くアウェー2連戦に向けて苦しい状況に追い込まれた。
<オリンピアコスとのホーム2連戦を1勝1敗で終え、アウェーでの勝利が必要不可欠となったバルセロナ> ホームにオリンピアコスを迎えたバルセロナは第1戦を73-57で勝利し、順調なスタートを切る。しかし、その2日後に行われた第2戦では状況が一変し、アグレッシブなチーム戦術とスパリヌスのゲームメイクに翻弄され終始オリンピアコスに試合の主導権を握られてしまう。最後まで反撃の糸口をつかめず後手に回ったバルセロナは63-76で敗北。ホーム2連戦を1勝1敗で終えたことにより、次のアウェー2連戦で少なくとも1勝する必要性に迫られた。
 また結果的には2連勝を飾ったレアル・マドリード(スペイン)もエフェス・ピルゼン(トルコ)に大苦戦を強いられる。特に第2戦、シュートに精彩を欠いた上にことごとくリバウンドを拾われたレアル・マドリードは序盤から劣勢に立たされ、第2クォーター終了時点で37-45までリードを広げられてしまう。第3Qでようやく63-66まで追い上げたレアル・マドリードは、第4Qの残り43秒でレジェスが3Pを決め83-82とついに逆転に成功。そのままリードを守りきり90-85で土壇場での勝利を手にし、ホームでの2連戦を連勝で締めくくった。
 一方フェネルバフチェ(トルコ)は昨シーズンの覇者マッカビ・エレクトラ(イスラエル)を80-72と82-67、そしてCSKAモスクワ(ロシア)はパナシナイコス(ギリシャ)を93-66と100-80でそれぞれ2連勝している。

<マドリード開催のファイナル4、特設イベント会場は過去最大規模に>
 今シーズンのユーロリーグ王者を決めるファイナル4は5月15日から17日までスペインの首都マドリードで開催され、その期間中に特設されるファン・ゾーン(イベント会場)は過去の大会とくらべても最高規模になると予想されている。
<マドリードのファイナル4で特設されるファン・ゾーンの予想図> すでにトルコ観光文化庁をはじめ6社(エフェス、エンポリオ・アルマーニ、スポルディング、アディダス、ニューエラ、シトロエン)がメインスポンサーとして決まっており、大会期間中には王宮のあるオリエンテ広場に特設される4つのバスケットコートで朝の10時から3x3、5x5、フリースローコンテスト、チアーリーダーのエキシビジョンなど様々なイベントが立て続けに催される他、ユーロリーグ関連のグッズ販売も行われる。現在ベスト8に残っているレアル・マドリードとバルセロナのどちらかでも勝ちあがれば、すでに前売りチケットが売り切れ状態になるなど高い注目度を誇るファイナル4がさらに盛り上がることだろう。

バスケ:米国NBAがキューバでクリニックを開催

 昨年12月17日、オバマ米大統領は50年間にわたって国交を断絶してきたキューバとの国交正常化に乗り出すことを発表した。そしてその動きにいち早く反応する形で、米国のナショナル・バスケットボール協会(NBA)は国際バスケットボール連盟(FIBA)とキューババスケットボール協会(CBF)の協力のもと、4月下旬にキューバの首都ハバナでクリニックを開催することを正式に発表した。これによりNBAは、昨年12月の発表後にキューバを訪れる最初の米国プロリーグ団体となる。
 米国とキューバのスポーツ界にとって歴史的な第一歩となるこのプロジェクトを率いるのは、NBA国際親善大使を務めるディケンベ・ムトンボ、WNBA(米国女子プロバスケットボールリーグ)の伝説的存在であるティナ・ペニチェイロ、そして過去に2年連続でシーズンMVPを獲得し今年3月に引退したばかりのスティーブ・ナッシュの3人で、4月23日から26日の4日間にわたって主にキューバの男女代表チームを対象にクリニックを実施するほか、オーランド・マジックのを率いるジェームス・ボーレゴ、ユタ・ジャズを率いるコーチ、クイン・スナイダーなど、第一線で活躍する現役コーチも参加する見通しとなっている。
<先月引退を発表したスティーブ・ナッシュも今回のクリニックを率いる一人として参加する> また、NBAとFIBAが主催するバスケット国際発展プロジェクト『国境なきバスケット』にキューバの選手2人と監督1人を招待する他、キューバにある3つのバスケットコートの改修、更にユース年代を対象としたクリニックもハバナの2ヶ所で開催される予定となっている。
 CBFのルペルト・エレーラ会長が、「これはキューバのバスケットボール、そしてわれわれ協会にとって大きな一歩となるだろう。NBAとFIBAがわが国のユース年代の育成に協力してくれることは本当に素晴らしいことだ。クリニック開催を認めてくれたキューバ共和国、そして同国スポーツ省に感謝の意を表したい。わたしはこれがキューババスケットの将来にとって有意義なものになると信じている。」と、今回のクリニックに大きな期待をよせれば、NBAの役員を務めるマーク・タートゥム氏も、「バスケットは米国とキューバを結ぶ架け橋になれるはずだ。われわれの経験をスポーツという共通言語を通じてキューバのユース年代と共有していけることを願っている」と述べ、今後のキューバとの更なる交流に前向きな姿勢を示している。

男子ラグビー:チャンピオンズカップ、フランスの2チームが決勝進出

 欧州ラグビーのクラブ王者を決めるチャンピオンズカップの準決勝が行われ、クレルモンとトゥーロンのフランス勢がそれぞれサラセンズ(イングランド)とレンスター(アイルランド)を下し、いよいよ優勝にあと一歩と迫った。昨シーズンで終止符を打ったハイネケンカップから新大会に移行した記念すべき第1回目の決勝は5月2日にラグビーの聖地ことトゥイッケナム・スタジアム(ロンドン)で行われる。
<レンスターを延長の末に下し、クレルモンとの決勝に駒を進めたトゥーロン> 今シーズンの予選リーグですでに対戦しそれぞれホームで1勝ずつと互角の勝負をしていたクレルモンとサラセンズだが、サン=テティエンヌ(フランス)のスタッド・ジェフロワ=ギシャールで行われた一発勝負の準決勝では地元の声援に押されたクレルモンが前半の3-6をフォファナのトライなどで後半見事にひっくり返し13-9で逆転勝利をおさめた。
 同じくフランスのスタッド・ヴェドローム(マルセイユ)で行われたトゥーロン対レンスターの一戦は、雨の降りしきる中、レンスターが9-6とリードしてハーフタイムを迎えるなど戦前の予想を覆す大健闘を見せる。後半にはいっても一進一退の攻防が続く試合は12-12で規定の80分が終了し延長戦に突入する。そして15-15で迎えた85分、ウィリアムにイエローカードが提示されトゥーロンは14人での戦いを余儀なくされてしまう。しかし豊富なタレントと試合を通じて高い集中力とタフネスを発揮するトゥーロンはその直後にペナルティーキックとトライ、そしてコンバージョンキックを決め一気に25-15とレンスターを突き放す。レンスターも94分にトライを決めるものの力及ばず、トゥーロンが25-20で100分間の熱戦を制した。

<日本でもプレーしたブラッド・ソーン、今シーズン限りで引退>
 8日、イングランドのレスター・タイガースに所属する元ニュージーランド代表のブラッド・ソーンが今シーズン限りでの引退を発表した。1994年に13人制のラグビーリーグでキャリアをスタートさせたソーンは、2001年に15人制のラグビーユニオンに転向すると2008年にはクルセイダーズ(ニュージーランド)のメンバーとしてスーパーラグビー(ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカの計15クラブで構成されるリーグ)を制覇。さらに2011年に行われたワールドカップではオールブラックスの一員クとして決勝でフランスを8-7で下し悲願の地元優勝にも貢献した。その後、日本の福岡サニックスブルースを経て2012年にアイルランドのレンスターに活躍の場を移すと、いきなりそのシーズンのハイネケンカップで優勝。チームに2年連続3度目のタイトルをもたらしたソーンは、ワールドカップ、スーパーラグビー、ハイネケンカップの3タイトルを獲得した最初の選手としてラグビーの歴史にその名前を刻み込んだ。今年の2月で40歳になったソーンは、13-14シーズンをハイランダーズ(ニュージーランド)、今シーズンからは再び欧州に戻りイングランドのレスター・タイガースでプレーしていた。

男子ハンド:欧州CL バルサ、ヴェスプレム、キール、キェルツェがファイナル4進出

 男子ハンドボールの欧州チャンピオンズリーグはベスト8のセカンドレグが行われ、それぞれバルセロナ(スペイン)、ヴェスプレム(ハンガリー)、キェルツェ(ポーランド)、THWキール(ドイツ)が5月30日と31日にドイツのケルンで行われるファイナル4への進出を決めた。2011-12シーズンで優勝しているTHWキールは4年連続、それに続きバルセロナは3年連続でヴェスプレムは2年連続、そしてキェルツェは2年振りと、お馴染みの顔ぶれが揃ったファイナル4の組み合わせ抽選は21日に行われる。
<ゼゲドとの熱戦を制し、ファイナル4に勝ち進んだTHWキール> アウェーでのファーストレグを24-24で引き分けたヴェスプレムは、準決勝の切符をかけてPSGとホームで対戦。一人で15ゴールをたたき出したハンセンにてこずりはしたものの、常に試合の主導権を握ったヴェスプレムは前半を16-12で折り返すと、後半も着実に点を重ね34-28でPSGを下した。
 また1万人のサポーターが駆けつけたTHWキール対ゼゲド(ハンガリー)の一戦は、29-31で敗れたファーストレグと一変してTHWキールが序盤から試合を支配する。前半だけで18-10と8点のリードを奪ったTHWキールは、イエチャが8ゴールを決める活躍を見せるなど31-23の大差でゼゲドを退けた。これにより戦績を1勝1敗としたTHWキールは、2試合の合計スコアで61-54とゼゲドを上回り再びファイナル4の舞台に登りつめた。その他、バルセロナはザグレブ(クロアチア)にホームで43-21、キェルツェもバルダール(マケドニア)に33-31とそれぞれ勝利し、2連勝でファイナル4進出を決めた。

<CLファイナル4で際立つスペイン人監督の存在>
 長期的な不況のあおりで多数のトップクラブが経営破たんに追い込まれたスペインのハンドボールは、その影響で国内リーグの弱体化、そしてバルセロナの一人勝ちという悪循環に悩まされてる。より良い環境を求めてドイツやフランス、そして伝統的にハンドボールの盛んな東欧諸国のクラブへ活躍の場を移していく選手の数は年々増加の傾向にあり、すでにタレントの輸出国へと変貌をととげつつあるスペインだが、それは選手だけに限ったことではない。今年1月に行われた男子ハンドボールの世界選手権でホスト国カタールを準優勝に導いたバレロ・リベラ監督を筆頭に、今年1月までイラン代表を率いたラファエル・ギホ-サ監督など、数多くの優れた監督が国外でその手腕を発揮している。そしてその事実は、今シーズンの男子ハンドボール欧州CLでファイナル4に残ったチームにも色濃く反映されている。生粋のスペイン人であるチャビ・パスクアルとアントニオ・カルロス・オルテガがそれぞれバルセロナとヴェスプレムを率いる一方、キェルツェは1992年のバルセロナ五輪後にスペイン国籍を獲得し同国代表として活躍したタラント・ドゥイシェバエフが監督を務めている。またベスト8に残ったバルダール(マケドニア)も現役時代にアトランタ五輪で銅メダルを獲得したラウル・ゴンサレスが監督を務め、更にザグレブ(クロアチア)のバセリン・ブヨビッチ監督はモンテネグロ出身ながら、現役時代はバリャドリッドとバルセロナで合計7年間プレーし、監督としてのキャリアをシウダ・レアルでスタートさせるなどスペインと深いかかわりのある人物である。

<2021年と2023年の世界選手権の開催地へ6カ国が立候補>
 国際ハンドボール連盟(IHF)は15日、2021年と2023年の男子ハンドボール世界選手権に向け4カ国が開催地として立候補したことを発表した。5月8日に第1回目のプレゼンテーションが行われ、6月4日にブダペストで開催されるIHFの定期総会で21年と23年の開催地が正式に決定する。

開催地に立候補している国は以下の通り。
2021年大会: エジプト、ハンガリー、ポーランド
2023年大会: ハンガリー、ポーランド、スウェーデン

女子ラグビーセブンズ:カナダ大会、 ニュージーランドが今シーズン4度目の優勝

 2012年にスタートし、今年が第3回大会となる女子ラグビーセブンス(7人制)のワールドシリーズは4ラウンド目となるラングフォード(カナダ)大会が開催された。
 今シーズンここまで全戦全勝を続け首位を独走するニュージーランドは、カナダ大会でもその強さを発揮すると、グループリーグと準決勝で対戦したイングランドを除くすべての試合で20点以上の大差をつけファーストステージのドバイ大会から4大会連続で優勝を手にした。
 シリーズランキングを80ポイントに伸ばしたニュージーランドは、ロンドンとアムステルダムの2ラウンドを残して2位のカナダと22ポイント、3位のオーストラリアと24ポイントの差をつけており、ほぼ3連覇は確実と見られている。

男子アイスホッケー:KHL、SKAサンクトペテルブルグが初優勝

 ロシア(22)、ベラルーシ(1)、クロアチア(1)、スロバキア(1)、フィンランド(1)、カザフスタン(1)、ラトビア(1)の合計28チームで構成されるコンチネンタルホッケーリーグ(KHL)の2014-15シーズンは、SKAサンクトペテルブルグ(ロシア)が決勝でアクバルス・カザン(ロシア)を合計スコア4-1で下し、初優勝を飾った。
 アクバルス・カザンが東地区を首位で通過する一方で、SKAサンクトペテルブルグは強豪CSKAモスクワ(ロシア)に次ぐ2位でレギュラーシーズンを終え、各地区の上位8チームが集うプレーオフに進出。1961年に世界初の有人宇宙飛行を成功させたロシア人飛行士の名前を取ってガガーリンカップ・プレーオフと呼ばれる決勝ラウンドでは、全試合を合計スコア4-1で勝ち上がるアクバルス・カザンに対し、SKAサンクトペテルブルグは準決勝でCSKAモスクワを合計スコア4-3の末に下し決勝までたどり着いた。
<初優勝を喜ぶSKAサンクトペテルブルグの選手たち> 決勝では、それまで順調に勝ち進んできたアクバルス・カザンが一変して、SKAサンクトペテルブルグに苦戦を強いられる。SKAサンクトペテルブルグはアウェーでの2試合を連勝(2-4、1-0)するとホームでの2試合を1勝1敗(1-2、3-2)で終え、3-1とし優勝に王手をかける。運命の第5戦では開始わずか1分で先制したSKAサンクトペテルブルグが第1ピリオドだけで4-0とし、一方的な展開となる。第2ピリオドにアクバルス・カザンに1点を返されたものの、その後も2点を追加し6-1の快勝で初優勝に花を添えた。