ヨーロッパニュース一覧

2014-12-3

「男女バスケ」「フットサル」「アイスホッケー」 「女子ホッケー」「男子ハンド」「女子バレー」

男子バスケ:ユーロリーグ第7節、レアル、マッカビ、オリンピアコス敗れる

<ホームでの連勝は21でストップ>” /> 男子バスケットのユーロリーグはレギュラーシーズンの第7節が行われ、グループAで首位のレアル・マドリード(スペイン)、グループBで昨季王者マッカビ・エレクトラ(イスラエル)、グループDでもここまで全勝を続けてきたオリンピアコスの3チームが揃って敗れた。</p>
<p> ホームにUNICSカザン(ロシア)を迎えたレアル・マドリードは、今季のリーグ戦、ユーロリーグ、国王杯と今季すべての大会を通じてここまでホームゲームで無傷の21連勝中だったが、この試合では精彩を欠き75-85で黒星を喫した。勝てばトップ16入りがほぼ決まるレアルだったが、思わぬ伏兵に足元を救われた。一方、すでにグループBで2敗を喫しているマッカビ・エレクトラは6連勝の首位CSKAと対戦したが、ホームゲームにも関わらず61-84と差をつけられ完敗した。また、レギュラーシーズンで無敗を続けてきた3チームのうち、グループDのオリンピアコス(ギリシャ)がラボラル・クッチャ(スペイン)に70-89で敗れたため、7戦全勝のチームはグループBのCSKAモスクワとグループCのバルセロナ(スペイン)の2チームだけとなった。</p>
<p><span class=女子バスケ:女子ユーロリーグ第4節、フェネルバフチェが今季初黒星

 女子バスケットのユーロリーグは第4節が終了したが、ここまでのところ、グループA、Bともに混戦模様となっている。グループA3連勝のエカテリンベルク(ロシア)と並びグループBの本命と目されていたフェネルバフチェ(トルコ)だが、アヴェニーダ(スペイン)に60-66で敗れ、初黒星を喫した。この結果、ブールジュ(フランス)、フェネルバフチェ、アヴェニーダ、オレンブルクの4チームが3勝1敗で並んだ。一方、まだ3試合しか戦っていないが、グループAのエカテリングベルクは両チームを通じて唯一の全勝チームとなっている。

フットサル:UEFAフットサルカップ、ファイナル進出4チームが決まる

<バルサの2連覇なるか>” /> フットサルの欧州ナンバーワンクラブチームを決めるUEFAフットサルカップは11月18日よりエリートラウンドが行われ、ファイナルラウンドに進出する4チームが出揃った。</p>
<p> エリートラウンドは、メインラウンドを勝ち上がった12チームにランキング上位のシード4チーム(アラズ、バルセロナ、カイラト、スポルティング)を加えた計16チームで競われ、4チームが4つのグループに分かれて総当たり戦を行った。</p>
<p> グループAではシードのスポルティングが最終戦で難敵と見られていたインテル(スペイン)を1-0の接戦の末に下し、ファイナル進出を決めた。一方、グループBでは、シードのアラズ(アゼルバイジャン)がいいところなく3連敗。代わって首位を奪ったのが、今季がUEFAカップ初出場ながらメインラウンドを勝ち抜いてきたロシアのISKモスクワ(ロシア)だ。また、グループCでは一昨季の王者カイラト(カザフスタン)が爆発的な得点力で3試合で28ゴールを奪い打ち合いを制し、2年ぶりの王者奪還に挑む。グループDに入ったディフェンディングチャンピオンのFCバルセロナは、3試合でわずか失点2と攻守のバランスがとれた安定した余裕の戦いでファイナルへ。ファイナルラウンドは来年4月末に行われる。 </p>
<p><span class=アイスホッケー:ロシア人選手、パスポートを愛犬に噛まれて3週間の出国不可に

europe261_03 ロシアのプレミアリーグに所属するアウトモヴィリスト・エカテリングブルグでプレーしているアナトロイ・ゴリシェフ選手(19歳)は、愛犬のヨークシャアテリアに自身のパスポートを食いちぎられてしまい、新たなパスポートが発行されるまでの3週間、ロシアから出られなくなってしまった。

europe261_04 試合のため海外に移動する当日、自宅を出たゴリシェフ選手はパスポートを忘れてきたことに気づきあわてて自宅に戻ったが、そのパスポートは留守番をしていた愛犬のヨークシャアテリアに食いちぎられ、ボロボロになっていたという。「僕が自宅に戻ると、犬が何かを噛んでいたんだ。信じられないことに、よく見たらそれは僕のパスポートだったんだ。だが、それはすでにボロボロに食いちぎられていていたよ」エカテリンブルグは、2008年に創設された新リーグKHL(コンチネンタルホッケーリーグ)に出場しているが、KHLにはロシアだけでなく、ベラルーシ、クロアチア、フィンランド、カザフスタン、ラトビア、スロヴァキアからもチームが参加しており、大半の試合はロシア国外で行われる。パスポートが再発行されるまでの間、ゴリシェフ選手はロシアの外で行われるアウエーゲームに出場できなくなってしまったが、一番泣きたいのは、ここ26試合で13ゴールを決めているキープレーヤーを思わぬ事故で失うことになったチームかもしれない。

女子ホッケー:チャンピオンズトロフィー開幕、日本は1敗1分でまだ勝ち星なし

<さくらジャパン、巻き返しなるか>” /> 11月29日にアルゼンチンのメンドーサで開幕した女子チャンピオンズトロフィーはグループラウンドの2試合が行われたが、いずれも僅差の接戦となっている。</p>
<p> オランダ、中国、ニュージーランドと同組のプールAに入った日本は初戦でニュージーランドに1-2で敗れたが、第2節で中国と1-1で引き分け、1敗1分けとした。日本はグループラウンドの最終戦で世界ランキング1位のオランダと対戦する。11月30日に行われた第2節は、日本戦を含むプールA、プールBの4試合すべてが1-1の引き分けに終わるという珍しい結果になった。</p>
<p><span class=男子ハンド:欧州CLでバルサが大勝、ラザロフは12ゴールで得点王争いトップに

europe261_06 男子ハンドボールの欧州チャンピオンズリーグはグループラウンドの第7節が行われ、強豪クラブが順当に勝利を挙げた。中でも圧巻だったのはグループB首位のバルセロナだ。得意のホームゲームとはいえ、下位に沈むアリングス(スウェーデン)相手にラザロフが12ゴール、ルテンカが8ゴールを決め、終わってみれば大量42得点の荒稼ぎで快勝した。ラザロフは今季のCLでの総ゴールを57に伸ばし、得点王争いでも一気に首位に立った。

女子バレー:欧州CL第2節、江畑のカンヌが2連勝、カザンは敗れる

 女子バレーの欧州チャンピオンズリーグはグループリーグの第2節が行われ、江畑幸子の所属するカンヌ(フランス)はベオグラード(セルビア)を2時間9分の接戦の末、タイブレークで破り、開幕2連勝とした。江畑は途中交代で出場し、勝利に貢献した。一方、グループAではロシアのエース、ガモア擁する優勝候補のディナモ・カザン(ロシア)がアゼルバイジャンのラビタ・バクーにタイブレークで敗れ、早くも1敗目を喫した。試合は、カザンのガモア、バクーのポーランド代表スコブロニツカの両エースがともに28ポイントのスパイクポイントを挙げる打ち合いとなるが、2セットを先取されながら3セットを取り返したバクーが接戦を制し、対戦成績を1勝1敗のタイに戻した。