「女子サッカーアルガルベカップ」「女子バスケ」 「男女ハンド」「女子バスケ」「野球」「サッカー」
●女子サッカーアルガルベカップ:なでしこは1勝2敗で準決勝へ進めず
ポルトガルのアルガルベ地方で行われている女子サッカーの国際大会アルガルベ・カップは9日にグループラウンドの第3戦が行われ、なでしこジャパンはフランスに1-3で敗れ、1勝2敗でグループ3位となり、決勝進出はならなかった。この結果、日本は順位決定ラウンドで9位の座をかけてアイスランドと対戦することになった。
今年6月に行われるカナダ・ワールドカップの前哨戦と位置づけられるこの大会で結果を出したいなでしこジャパンだったが、いきなり初戦のデンマーク戦を1-2で落としてしまう。続くポルトガル戦では相手のレベルが一ランク下がるということもあり、前の試合からメンバーを総入れ替えして臨みながらも3-0で快勝。1勝1敗で迎えた第3戦は、世界ランキング3位で、ここのところ急速に力をつけているフランスとの対戦(日本は4位)となった。この試合に勝てばデンマークの結果次第では準決勝進出の可能性もあったが、前半こそ川澄のゴールで先制したものの後半に入り3失点を喫し逆転負け。デンマークがポルトガルと引き分けたため、日本はフランス、デンマークの後塵を拝しグループ3位に転落した。W杯開幕まで3か月を切ったが、果たしてここから本番までに立て直すことができるだろうか。
一方、決勝は3連勝でグループC首位となったフランスと2勝1分けでグループB首位のアメリカの対戦となった。
●女子バスケ:スペイン女子代表監督、中国リーグで3連覇の偉業達成
●女子ハンド:EHFチャンピオンズリーグでラルヴィクが破竹の9連勝
●男子ハンド:41歳のべテラン、ステファンソンがCL限定で現役に復帰
かつて世界最高のライトバックと言われた元アイスランド代表のオーラヴル・ステファンソンが、このたび41歳にして現役復帰することが明らかになり、関係者を驚かせている。
ステファンソンが加入することになったのは、現デンマーク王者でCLグループラウンドを2位で勝ち抜いたコリングで、同クラブは14日から始まるCLファイナルラウンドで同選手を起用することを考えているという。ステファンソンは2013年にカタールのレフウィア・スポーツでプレーしたのを最後に実戦から遠ざかっていた。コリングにはスウェーデン代表のキム・アンダーソンという正ライトバックがいるが、カタールの世界選手権で肩を負傷し、まだ完治していないことから、ステファンソンに代役として白羽の矢が立った。とはいえ、欧州の移籍期間は2月1日までと定められており、ステファンソンは今季の国内リーグでは選手登録はできず、CL限定での復帰となる。
●女子バスケ:女子ユーロリーグプレーオフ、トルコ勢対決は1勝1敗のタイに
●野球:侍ジャパンに挑む欧州選抜監督、「我々は観光に来たわけではない」
10日と11日に東京ドームで行われる野球の日欧対抗戦に出場する欧州選抜チームが5日に来日した。
欧州選抜を率いるオランダ人のスティーブ・ヤンセン監督は、「ここに招待され、欧州の野球を見せられる機会を得られ光栄だ」と述べると同時に、「日本代表は世界一(ワールドランキング)のチームであり、彼らは完璧なグループだ」と侍ジャパンを称賛した。その一方で同監督は、「我々は観光に来たわけではない」と、この試合が単なる親善試合以上の意味を持つことを示唆した。8日には巨人の2軍と練習試合を行う予定だった欧州選抜だが、あいにくの雨天で中止となり、実戦は10日までお預けとなった。
●サッカー:ロンドンに続きリオ五輪でも英国代表チーム結成なるか
サッカーのイングランドサッカー協会(FA)は、2012年のロンドン五輪で半世紀ぶりに実現したサッカーの英国代表チームを来年のリオ五輪にも派遣したいという強い意向を持っているようだ。サッカーやラグビーなどの国際連盟は、英国に属するイングランド、ウェールズ、北アイルランド、スコットランドの4協会の代表を個別に承認しており、通常は英国代表というチームは存在しない。そのため、1か国1代表の主義を掲げるオリンピックには長らくイングランド代表が“単独で”出場していたが、2012年の自国開催で初めてウェールズが加わり、1960年のローマ五輪以来となる英国代表として出場を果たした。とはいえ、4つの協会はロンドン大会はあくまでも特例的な措置と考えており、次の大会からは再びイングランドの単独出場となる公算が強い。
男子サッカーは、6月にチェコで行われるU21欧州選手権がリオ五輪の欧州予選を兼ねるが、イングランドもこれに出場する8チーム(イングランド、チェコ、イタリア、ドイツ、ポルトガル、スウェーデン、デンマーク、セルビア)に勝ち残っており、このうち上位4チームがリオ五輪への出場権を獲得する。オリンピックの男子サッカーではU23以下の代表チームでの出場となるが、3名のオーバーエイジ枠が設けられている。一方、女子サッカーでは、今年カナダで行われる女子ワールドカップで欧州勢のうち上位3チームに入ればオリンピック出場権が与えられる。現在、イングランド女子は世界ランキング6位だが、欧州ではドイツ、フランス、スウェーデンに次ぐ4位につけており、射程圏内だ。いずれにしても、英国代表チームを結成するかどうかが議論されるのは、イングランド代表がオリンピックの出場枠を獲得してからということになる。