ネイティブが笑顔になる おもてなし英会話
この本を “I hope you like it!”(気に入ってもらえると嬉しいです)
2014年テニスの錦織圭選手がインタビューに自然に英語で答えている姿が、テレビで何度も映っていたと思います。最近では、海外に渡る選手がさまざまなスポーツで増えています。また、外国のコーチを招くチームや選手、さらには、強化のために海外遠征をするなどと、確実にスポーツ選手が英語に触れる機会は増加しています。 加えて、2020年の東京オリンピック開催決定を受けて、外国人観光客の増加も見込まれる中、スポーツと英語は切り離せない状況であるといえます。スポーツに国境はないといわれますが、英語でうまくコミュニケーションをとることができれば、得られるものが変わってくるのではないでしょうか。
そこで今回は、スポーツ選手のみならず、英語を使う機会がある全ての方にお勧めの一冊。今まで使っていた英語が適切だったか、是非この本を手にとって確かめてみてください。おもてなしのプロフェッショナル、元国際線のCAがまとめた本書があれば、英語を使った
コミュニケーションで、あたなもきっと気持ち良く会話ができます。
Section1 シーン別 お役立ちフレーズ集
①つい使ってしまいがちなNGフレーズ What’s your name?
②NGポイントを詳しく解説 上から目線、ストレートな聞き方は避けよう!
③正しく伝わるおもてなしフレーズ May I have your name?
④フレーズに関連する様々な応用表現 May I? はマルチプレーヤー! 場面によって姿を変える。
⑤コラム 海外で買い物をするとき、May I?とお店の人に許可を取ってから手に取りましょう。
ここで述べられている重要なポイントは、「文化の違いを知る」ということ。そのマナーを知っていれば、誤解を招くことはありません。その文化の違いについて、本書ではCAおもてなしコラムの中で、筆者の経験談を交えて分かりやすく載せられています。そのフレーズが使われる場面が書かれているため、イメージも付きやすく、理解も進みます。適した表現を暗記して、使うといった方法からはオサラバです。また、CAだからこそ伝えられる視点も魅力的な内容となっています。
Section2 日本へようこそ!おもてなし実践トピック
日本をおもてなしする時に必要な情報が、日本料理の紹介と道案内についてまとめられています。本書を片手におもてなしをする方法でも良いでしょう。
隙間時間でさっと読み切ることができる文庫本。その手軽さから得られる情報としては十分すぎる内容となっています。是非読んでみてください。この本を読んだ多くの人が、英語を身近に感じてくれることを期待しています。