ヨーロッパ・ニュース Vol.41
2008/06/17
● バスケットボール女子:オリンピック世界最終予選結果
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15日までマドリードで行われていた女子バスケットボール北京オリンピック世界最終予選で、スペイン、チェコ、ラトビア、ベラルーシ、ブラジルの5カ国がオリンピック出場権を獲得した。
グループリーグ終了後に行われた、各グループ上位2チームによるプレーオフに勝ち4枚の切符を手にしたのは、スペイン、チェコ、ラトビア、ベラルーシのヨーロッパ勢だった。その後行われた敗者復活戦ではブラジルが優勝し、最後の出場枠を獲得した。
世界ランキング4位の強豪ブラジルは、プレーオフで30位の伏兵ベラルーシにまさかの敗戦。後がない戦いを強いられるが、決勝でキューバを下し、最後の最後にオリンピック出場を決めた。
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<世界最終予選プレーオフ結果>
キューバ 68-82 スペイン
チェコ 76-64 日本
ラトビア 84-26 アンゴラ
ブラジル 79-86 ベラルーシ
※スペイン、チェコ、ラトビア、ベラルーシが出場権獲得
<敗者復活戦>
準決勝
キューバ 66-58 日本
アンゴラ 58-75 ブラジル
決勝戦
キューバ 67-72 ブラジル
※優勝チームブラジルが出場権獲得
<女子バスケットボール北京オリンピック出場チーム>
中国、オーストラリア、韓国、マリ、ニュージーランド、ロシア、アメリカ、スペイン、チェコ、ベラルーシ、ラトビア、ブラジル
● ハンドボール: 北京オリンピック予選リーグ抽選会、男女の組み合わせ決まる
北京オリンピックハンドボールの男女予選リーグ抽選会は、6月16日に香港で行われた。
<女子予選>
グループA: ノルウェー、ルーマニア、フランス、中国、アンゴラ、カザフスタン
グループB: ロシア、ドイツ、ハンガリー、韓国、スウェーデン、ブラジル
<男子予選>
グループA: ポーランド、フランス、クロアチア、中国、スペイン、ブラジル
グループB: ドイツ、デンマーク、ロシア、韓国、アイスランド、エジプト
● ハンドボール男子: 2009年世界選手権クロアチア大会欧州予選プレーオフ
男子ハンドボール2009年世界選手権クロアチア大会出場権を賭けた欧州予選プレーオフは、
ホーム&アウエー2試合の合計得失点で争われ、スロバキア、スペイン、ノルウェー、ロシア、ルーマニア、ポーランド、マケドニアが勝ち、来年の本大会出場を決めた。しかし、北京オリンピック出場を決めているアイスランドはマケドニアに敗れ本大会出場を逃した。
<世界選手権予選プレーオフ> ※スコアは2試合の合計
スロベニア 62-63 スロバキア、 スペイン 63-56 ギリシャ、 ノルウェー 61-52 ウクライナ、 ベラルーシ 56-60 ロシア、 モンテネグロ 55-56 ルーマニア、
チェコ 62-62 セルビア(※勝者未発表)、 ポーランド 54-48 スイス、 ハンガリー vs ボスニア・へレツゴビナ(※結果未発表)、マケドニア 58-56 アイスランド
● 男子ハンドボール: 2009世界選手権クロアチア大会欧州予選、プレーオフラウンド、ファーストレグ結果
37カ国が参加して行われている、2009世界選手権クロアチア大会 欧州予選ラウンドは大詰めを迎え、24チームによるファイナルラウンドを勝ち抜いた18チームがホーム&アウエーのプレーオフを行い、勝った9チームが本大会の出場権を手に入れる。6月7、8日にはファースレグが行われ以下の通りの結果となった。セカンドレグは6月14日に行われる。
<プレーオフファーストレグ結果>
スロベニア 33-33 スロバキア、
スペイン 32-24 ギリシャ、
ノルウェー 29-24 ウクライナ、
ベラルーシ 26-26 ロシア、
モンテネグロ 31-27 ルーマニア、
チェコ 38-33 セルビア、
ポーランド 32-24 スイス、
ハンガリー 27-25 ボスニア・ヘレツゴビナ
マケドニア 34-26 アイスランド
世界選手権の欧州出場枠は14。なお、前回大会優勝のドイツ、主催国クロアチア、2008年ユーロ(欧州選手権)上位3チーム(デンマーク、フランス、スウェーデン)の5カ国は、すでに本大会への出場が決定している。
● バレーボール男子: 2008FIVBワールドリーグ開幕
6月16日、バレーボール男子2008FIVBワールドリーグ・インターナショナルラウンドが開幕し、同カード2試合ずつの対戦が行われた。ディフェンディングチャンピオンのブラジル、アメリカ、ロシア、ブルガリア、フランスらは順当に2連勝を飾った。
プールAのブラジルは、ワールドリーグ優勝8回を誇り、現在6連覇中の大本命だ。そのブラジルは地元サン・パウロで11000人の観衆を集めてセルビアと対戦。2試合ともフルセットの接戦となったが、最後は勝利を収めた。
カラカスで行われたベネズエラ対フランス戦も、それぞれ11500人と7000人の大観衆が詰め掛けたが、ベネズエラはフランスに3-2、3-0で2戦とも敗れた。
ハバナで行われたプールBキューバ対イタリアは、キューバが初戦を3-2でとったものの2戦目はイタリアが3-1と巻き返し対戦成績を1勝1敗とした。ロシアはアウエーの韓国の粘りに苦しみながらも3-2、3-1で2連勝とした。
プールCでは、自国大統領が観戦に訪れる中ホームで9750人の観衆を集めたブルガリアが、欧州王者のスペインに3-1、3-0で貫禄の2連勝。フィンランドのホームで戦ったアメリカも、2試合をわずか1セット落としただけで連勝した。
開幕戦のサプライズはエジプトだった。プールDのエジプトはホームのアレクサンドリアでポーランドと対戦し、2戦目こそ1-3で敗れたものの、初戦は3-2のフルセットで奪い1勝1敗のタイとした。杭州で行われた中国対日本は、初戦を日本が3-2でとったものの、2戦目は中国が3-2でとり、同じく対戦成績を1勝1敗とした。
ワールドリーグ第二週は、6月20から22日にかけて行われる。
● 水球女子: ワールドリーグスーパーファイナル
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6月10日から15日までスペインのテネリフェで行われたFINA 水球ワールドリーグ女子の最終ステージ、スーパーファイナルは15日に順位決定戦が行われ、ヨーロッパ地区代表のロシアがアメリカを8ー7で破り優勝した。
最終順位は以下の通り
1.ロシア
2.アメリカ
3.オーストラリア
4.カナダ
5.中国
6.スペイン