ヨーロッパニュース一覧

2008-10-28

ヨーロッパ・ニュース Vol.58

2008/10/28

男子バスケットボール:ユーロリーグ 2008-09シーズン開幕

ラトビアの首リガ

 ヨーロッパ最高峰のバスケットボールリーグ、ユーロリーグ2009-09が20日に開幕した。
 シーズン開幕戦となった20日の試合では、スペインのTAUセラミカがトルコのフェネルバフチェを80-70で下し、ホームでのオープニングゲームを勝利で飾った。なお、TAUセラミカ のウイル・マクドナルドが、第1節のMVPに選ばれた。
 また、この夏、年棒約30億円の契約でアトランタ・ホークスから NBAのスター、ジョシュ・チルドレスを獲得し話題を呼んだグループAのオリンピアコス(ギリシャ)は、ユーロリーグ初参加のエア・アベリー(イタリア)とのアウエー戦を69-83でものにして、順調なスタートを切った。この試合がユーロリーグデビューとなったチルドレスは、14ポイント、3リバウンド、3ポイントを挙げ、まずまずの活躍を見せた。
 

CSKAモスクワ(ロシア)、ウニカハ(スペイン)、パナシナイコス(ギリシャ)、バルセロナ(スペイン)、レアル・マドリー(スペイン)、モンテパッシ(イタリア)は第1節の試合に勝ち、白星発進となったが、唯一、昨シーズンのユーロリーグ準優勝マカビー・テルアビブ(イスラエル)が、グループA初戦でクロアチアのシボーナ・サグレブにアウエーで敗れる波乱があった。



女子バスケットボール:ユーロリーガ・ウーマン、グループリーグ第2節結果


 10月15日に開幕した、女子バスケットボールの欧州クラブナンバーワンを決定するユーロリーグ・ウーマンは、22、23日に第2節が行われた。女子のユーロリーグは、6チームずつ4つのグループに分かれたリーグ戦で、それぞれホーム&アウエーで総当たり戦を行い、上位4チームがベスト16に進み、ベスト8ラウンド入りをかけたプレーオフを行う。                                  
 グループAでは、フランスのブルジェがポーランドのウイスラ・カンパックを78-66で下し、グループ唯一の開幕2連勝を飾った。グループBでは、CSKAモスクワ(ロシア)、ウマナ・レイヤー・ベネチア(イタリア)が2連勝。昨シーズンの授乳小チーム、チェコのガンブリスヌスは初戦を落とし、2戦目も格下のリール(フランス)相手に苦しんだ末67-63で辛勝、対戦成績を1勝1敗に戻した。
 グループCは、ロシアのUMMCエカテリングブルグが開幕2連勝の好スタートを切ったが、昨シーズンのファイナル4チーム、スペインのロス・カセレスは、チェコのZVVZ USKプラハに87-72で敗れ、1勝1敗となった。グループDでは、昨シーズン王者のスパルタク・モスクワ(ロシア)が2戦目にして早くもリトアニアのTEOビリウスに72-64で敗れた。この結果、スロバキアのブローカー・コシッチが2勝で首位に立っている。





バレーボール:ドイツバレーボール協会名誉会長ロルフ・アンドレセン氏死去


 22日、ドイツバレーボール協会の重鎮である同協会名誉会長ロルフ・アンドレセン氏が83歳で死去した。この訃報に際し、欧州バレーボール 協会(CEV)は翌日声明を発表し、その死を悼むとともに、これまでのバレーボール界への多大な貢献に感謝の意を表した。
 アンドレセン氏は、1991年から95年までドイツバレーボール協会会長を務めた後、95年から2001年まではCEVの会長職に就き、同時に国際バレーボール連盟(FIVB)でも第一副会長として精力的な活動を行った。





男子バレーボール:イタリアリーグ セリエA第5節

 イタリアの男子プロバレーボール、セリエAは、25、26日に第5節の6試合が行われ、アックア・パラディッソ・モンティチアーリがヨーガ・フォルルを3-0のストレートで破り、4勝1敗で暫定首位に立っている。シスレー・トレビソは、クネ・バンカ。クネオに3-1で勝ち3勝2敗として4位に浮上。コプラ・ピアツェンサもモデナを下して同じく3勝2敗で6位につけている。27日には、現在4勝無敗のルーベ・バンカ・マチェラッタ対3勝1敗のイタス・トレンティーノの一戦が行われるが、この結果によっては首位が入れ替わる可能性がある。




女子サッカー:ユーロ2009フィンランド大会 プレーオフラウンド

 2009年8月23日から31日までフィンランドで行われる女子サッカーのユーロ2009への出場権を賭けたプレーオフ第1戦が、25、26日の両日行われた。グループリーグの結果、各グループの首位となった6チームおよび開催国フィンランドは直接本大会への出場権を得るが、グループ2位の6チームとグループリーグ3位のチームのうち成績上位4チームがホーム&アウエー方式のプレーオフを行い、勝ったチームが本大会に駒を進める。
 グループ1で2位のスペインは、グループ4で2位のオランダと対戦。オランダは、49分にスティーブンスが先制、84分にもバン・デ・ベンが追加点を挙げ、アウエーでスペインを0―2で下し、本大会出場に弾みをつけた。その他スコットランド、スロベニアも、ホームでそれぞれロシア、ウクライナに敗れ、本大会出場が厳しくなった。

<プレーオフ、ファーストレグ結果> ※最初のチームがホーム

10/25 スペイン 0-2 オランダ セカンドレグ 10/30 20:00
10/25 チェコ 0-1 イタリア セカンドレグ 10/29 15:00
10/26 アイルランド 1-1 アイスランド セカンドレグ 10/30 19:10
10/26 スコットランド 2-3 ロシア セカンドレグ 10/30 17:00
10/26 スロベニア 0-3 ウクライナ セカンドレグ 10/30 17:00


<ユーロ2009本大会出場決定国>
イングランド(グループ1首位)、スウェーデン(グループ2首位)、フランス(グループ3首位)、ドイツ(グループ4首位)、デンマーク(グループ5首位)、ノルウェー(グループ6首位)

男子バスケットボール:NBAのスター選手欧州流出の危機


 この夏、NBAアトランタ・ホークスで活躍していたアメリカ人プレーヤー、ジョシュ・チルドレスがギリシャのトップチーム、オリンピアコスに年棒3250万ドル(約30億円)で移籍し話題となったが、その後、欧州のトップクラブのオーナーが、コーベ・ブライアント、レブロン・ジェームスといったNBAトッププレーヤーに対し、彼らの現行のチームとの契約が切れた後、年棒5000万ドル(47億円)をオファーすることを検討しているとのうわさが流れ、大金を積まれることによってNBAのスター選手が海外に流出するのではと危ぶむ声が出はじめている。ブライアントの今季の年棒は2100万ドル(約20億円)だが、今季終了後には契約を破棄することができる。本人は、「本当にそんなオファーがあるのなら、少なくとも聞かないほうがおかしい」とコメントしている。一方、ジェームスの契約は2009-10シーズンまで残っている。
 こうしたうわさに対し、NBAコミッショナーのデビッド・スタン氏は「全く心配していない」と言い切る。
 「(欧州のクラブが)NBAのスタープレーヤーを誘致するのは自由だが、そのために彼らが支払らなければならないサラリーは、毎試合1000人から5000人レベルの観客で試合をしている彼らにとってクラブの予算を大きく上回るはずだ。われわれは、それがもし選手にとってよいことであるなら、(欧州行きへの)可能性を否定するつもりはない。NBAの中堅やそれよりもやや下のレベルの選手にとっては国際レベルのトレードは、彼らの可能性を広げることになる」
 同氏によれば、ギリシャへ移籍したチルドレスの場合、NBAでのチームの平均集客数を6000人程度と見込むと、このような高額なオファーをするメリットはないという。「こうした契約を財政的に裏付けるモデルはない」
 一方で、ここ数ヶ月でアメリカ国内に吹き荒れる金融危機は、NBAのビジネスにとっても無縁ではない。NBAは先日、国内の他のメジャースポーツに先駆けて80人の職員のリストラを発表。アメリカの金融危機は、確実にスポーツ界にも影を落としつつある。スタン氏は、この影響を受けているファンを活気付けるための対策をNBAチームのオーナーたちに呼びかけている。たとえば、ダラス・マーベリックスのオーナー、マーク・クーバンは、ホームゲーム10試合について、2ドルという格安の入場チケットを何枚か用意するという。



ヨーロッパを襲う金融危機のスポーツ界への影響


 アメリカのサブプライムローン問題に端を発した世界的な金融危機は欧州にも広がりつつあり、各国のスポーツ界に影響を及ぼし始めている。イギリスでロンドンオリンピック、および主要スポーツのサッカーにどのような影響がでているか、興味深い記事を見つけた。

<2012年ロンドンオリンピック>
 イギリス国内の経済状況の悪化が進む中、同国のオリンピック準備会委員会は資金繰りに困窮しており、国やIOCと調整のうえ、大会規模の縮小を含む計画の大幅な見直しを検討中だ。
 また、不動産価格の大幅な下落により、オリンピックが行われた後の選手村跡地の開発計画に影響が出る見込みで、オリンピック後に住宅に転用される選手村のアパートの数も4200から3000戸に減らされる予定など、今後もさまざまな計画の見直しが必要となりそうだ。

<イングランドサッカー事情>
 イングランドサッカー協会会長は、英国サッカーの累積負債が総額30億ポンド(約500億円)にのぼることを明らかにし、今後トップクラブが崩壊する可能性もほのめかした。一方、プレミアリーグ協会会長は先日、イングランドリーグにも金融危機の影響はあるものの、十分に持ちこたえられるレベルであることを強調し、火消しに必死だ。
 プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドは、先日アメリカ政府から公的資金を注入されたAIGとおよそ5670万ポンド(約84億円)のスポンサー契約を結んでおり、来季以降どうなるかに注目が集まっている。昨季までXLレジャーグループとスポンサー契約を結んでいたウエストハム・ユナイテッド、ドイツのTモバイルと契約していたウエスト・ブロムウイッチは、いずれも今季のスポンサーを見つけることが出来なかった。また、ニューカッスル・ユナイテッドのメインスポンサー、ノーザン・ロック銀行も、先日英国政府から救済策を受けたばかりで、スポンサー契約の継続は困難と見られている。