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2008-12-24

ヨーロッパ・ニュース Vol.66

2008/12/24

女子バレーボール:INDESIT チャンピオンズリーグ、グループリーグ第4節

パリのクリスマス・イルミネーション

 欧州チャンピオンズリーグ女子は、昨シーズン同大会準優勝のディナモ・モスクワ、シリオ・ペルージャ、スカボローニ・ペッサロらイタリア勢が4戦全勝でグループ首位を走っている。またグループBでは、前節でRCカンヌに敗れた朗平監督率いるトルコのトゥルク・テレコム・アンカラが同じRCカンヌに3-1でリベンジを果たし、朗平監督に欧州チャンピオンズリーグ初勝利をプレゼントした。






男子バレーボール:INDESITチャンピオンズリーグ、グループリーグ第4節


 欧州チャンピオンズリーグ男子は、グループリーグ第4節が行われ、プールAのイラキリス・テサロニキ(ギリシャ)、プールEのイタス・ディアテク・トレンティーノ(イタリア)が4戦全勝で早くも次のラウンドへの進出を決めた。
 また激戦区のプールDでは、昨シーズンのチャンピオンズリーグ決戦戦の再現となるゼニト・カザン対コプラ・ピアツェンサの試合が行われ、接戦の末ゼニトが3-2のフルセットでピアツェンサを下した。これで、ゼニトとピアツェンサはともに3勝1敗となり、勝ち星で並んだ。
 一方、2006-07大会のチャンピオンであるドイツのフリードリヒスハーフェンは今節パナシナイコスに3-1で敗れ、今季1勝3敗の成績でプールF最下位に沈んでいる。チャンピンズリーグは男女ともにクリスマス休暇に入るため一旦中断し、1月13、14日から再開される。




バレーボール:CEV欧州リーグ2009、予選の組み合わせが決まる

 来年6月に行われるCEV(欧州バレーボール連盟)主催の欧州リーグ男女の 組み合わせ抽選会が20日、ルクセンブルグで行われた。
 男子は、前回のワールドリーグで観客動員数が少なかったことにより   FIVB(国際バレーボール協会)から来年の大会への出場権を剥奪されたスペイン、昨年の同大会チャンピオン、スロバキアなど欧州の12チームが3グループに分かれて予選を行い、勝ち上がったチームが7月17から19日に行われるファイナル4へ進む。
 また来年からは新たに女子の欧州リーグが新設されることになり、昨シーズンのワールドグランプリに出場したセルビアやトルコといった強豪国を含む8チームが2グループに分かれて予選を戦い、上位4チームが7月3日から5日にルーマニアのブカレストでファイナル4が行われる。

<欧州リーグ男子予選組み合わせ>
プールA: スペイン、トルコ、クロアチア、英国
プールB: ギリシャ、ベルギー、ルーマニア、ドイツ
プールC: スロバキア、ベラルーシ、ポルトガル、オーストリア

<欧州リーグ女子予選組み合わせ>
プールA: セルビア、ブルガリア、スペイン、ギリシャ
プールB: トルコ、フランス、ルーマニア、英国IBA(国際バスケットボール連盟)ヨーロッパは、2008年度の欧州最優秀プレーヤー各賞にノミネートされた選手を発表した。カテゴリーは、男子、男子ヤングプレーヤー、女子、女子ヤングプレーヤーの4部門(ヤングプレーヤー対象者は1988年以降に生まれた選手)。
 受賞者は、ファンおよび専門家による投票で決定される。授賞式は来年1月の予定。

<男子ノミネート選手>  ※(国籍/所属チーム)
アンドレイ・キリレンコ(ロシア/NBAユタ・ジャズ)
アンドレス・ビエドゥリンンズ(ラトビア/NBAゴールデン・ステート・ウォリアーズ)
ディミトゥリス・ディアマンティディス(ギリシャ/オリンピアコス)
ディルク・ノビツキ(ドイツ/NBAダラス・マーベリックス)
ヘド・トゥルコグル(トルコ/NBAオーランド・マジック)
ルオール・デン(イギリス/NBAシカゴ・ブルズ)
ニコラ・ペコビッチ(モンテネグロ/パナシナイコス)
パウ・ガソル(スペイン/NBA LAレイカーズ)
ラムナス・シスカウスカス(リトアニア/CSKAモスクワ)
ルディ・フェルナンデス(スペイン/NBAポートランド・トレイルブレイザーズ)
トニー・パーカー(フランス/NBAサンアントニオ・スパーズ)
ゾラン・プラニニッチ(クロアチア/CSKAモスクワ)

<女子ノミネネート選手>
アグニエスカ・ビブリチスカ(ポーランド/UMMCエカテリンバーグ)
アマヤ・バルデモロ(スペイン/ROSカサレス)
アネッテ・ジェカブソン(ラトビア/ディナモ・モスクワ)
アン・ウーターズ(ベルギー/CSKAモスクワ)
アナ・モンタナーナ(スペイン/ROSカサレス)
アナ・バジャ(ハンガリー/MIZOペックス2010)
エバンシア・マルトシ(ギリシャ/USKプラハ)
マリア・ステパノバ(ロシア/UMMCエカテリンバーグ)
オレクサンドラ・ゴルブノバ(ウクライナ/MKBユーロリーシング)
サンドリネ・グルダ(フランス/UMMCエカテリンバーグ)
シャイ・ドロン(イスラエル/ベシクタシュ・コーラ・トゥルキア)
タチアーナ・シチェゴレワ(ロシア/スパルタク・モスクワ)
エレーナ・リューチャンカ(ベラルーシ/UMMCエカテリンバーグ)
スサーナ・ジルコワ(スロバキア/ガンブリヌス・ブルーノ)




● 男子バスケットボール:ユーロリーグ第8節、10チームがトップ16入りを確定

 男子バスケットボールのユーロリーグ・レギュラーシーズンは、17日、18日に第8節が行われた。グループBでは、トップ16入りを確定している1位と2位のバルセロナ、モンテパッシの直接対決があり、ホームのバルセロナが87-61で勝ち、通算7勝1敗とした。グループDでは、CSKAモスクワがレアル・マドリードと対戦。この試合に敗れればトップ16入りが微妙になるレアルは、グループ首位のCSKA相手に健闘し、78-82で接戦を制した。グループAは、エア・アベリノ、ル・マンが敗れたためベスト16に進む上位4チーム全てが確定したが、その他のグループは、来年1月7日、8日から再開される残り2節の結果次第となる。

<ベスト16入り確定チーム>
グループA: オリンピアコス、ウニカハ、マカビー・エレクトラ
グループB: リーガル・バルセロナ、モンテパッシ・シエナ、パナシナイコス
グループC: タウ・セラミカ、ロットマティカ・ローマ
グループD: CSKAモスクワ



ハンドボール:EHF年間欧州国別ランキング発表、総合1位はスペイン



 EHF(欧州ハンドボール連盟)は、2008年度の欧州の男女国別ランキングリストを発表した。これは、フル代表だけでなく、ユースなどアンダーエイジの大会の成績も含む「総合ランキング」となっており、ランキング上位の国は、各世代を通じて最もハンドボールが強い国であると言える。
 なお、ランキングでは男子はデンマークが1位、女子はスペインが1位を獲得し、総合順位でもスペインが年間ランキング1位に輝いた。

<男子年間ランキングベスト10>
 男子はデンマークが年間1位に輝いた。デンマークは、フル代表が今年2月に行われたユーロ(欧州選手権)2008で優勝したほか、U-18、U-20の世界選手権でも金メダルを獲得し、下の世代でも圧倒的な強さを見せた。

デンマーク 316ポイント
ドイツ 276ポイント
フランス 256ポイント
スウェーデン 252ポイント
クロアチア 232ポイント
スペイン 204ポイント
ノルウェー 164ポイント
ハンガリー 160ポイント
スロベニア 150ポイント
10 アイスランド 144ポイント


<女子年間ランキングベスト10>
 女子ではスペインが1位を獲得。フル代表では国際大会での優勝こそなかったが、先週まで行われていたユーロ2008では初の準優勝に輝き、進捗著しい下の世代の活躍もあり、初のランキング1位に押し上げた。

スペイン 276ポイント
ロシア 220ポイント
デンマーク 212ポイント
ドイツ 200ポイント
ノルウェー 180ポイント
クロアチア 172ポイント
フランス 172ポイント
ルーマニア 160ポイント
ハンガリー 152ポイント
10 セルビア 136ポイント


<男女総合ランキングベスト3>

デンマーク 528ポイント
スペイン 480ポイント
ドイツ 476ポイント