ヨーロッパ・ニュース Vol.91 =バレーボール特集=
2009/06/30
● 男子バレーボール:ワールドリーグ第3週
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男子のワールドリーグは26日、27日に第3週が行われ、フィンランドに2連勝したグループDのブラジルが、唯一ここまで全勝を続けている。
グループAは、アメリカが中国相手に2連勝し、5勝1敗と好調を維持している。一方、敗れた中国は1勝5敗と苦しい状況に立たされている。
また、オランダとイタリアの欧州対決は、イタリアが2連勝を挙げ、勝敗数で2位のオランダに並び、よう やくエンジンがかかってきた。一
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方、グループBは接戦となっており、順位はまだ流動的だ。セルビア対アルゼンチンは1勝1敗のタイで終わり、フランス対韓国は、ホームのフランスが2連勝を飾って、4勝2敗でグループ首位を走っている。グループCでは、キューバがアウエーで日本にいずれもストレート勝ちを収めて2連勝、5勝1敗で首位に立っている。日本は1勝5敗と追い込まれた。また、ロシアはブルガリア戦を1勝1敗として4勝2敗の2位につけている。グループDは、ここまで3セットしか落としていないブラジルが圧倒的な強さを見せ6連勝中。フィンランドがベネズエラに2連勝として2位に浮上した。敗れたベネズエラは1勝5敗と苦戦している。
● 男子バレーボール:ヨーロピアン・リーグ第4週
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バレーボールのヨーロピアン・リーグ男子は、26日と27日に第4週が行われ、プールAのスペインが土つかずの8連勝を続けている。ホームにクロアチアを迎えたスペインは、3-1、3-1で2試合を連取し、プールA首位を独走している。2位には、英国に2連勝して6勝2敗としたトルコがつけている。一方、クロアチアは8連敗でファイナル4入りの夢はついえた。一方、プールBは接戦となっている。ベルギーはルーマニアに2連勝して5勝3敗に戻し、ギリシャと1勝1敗で引き分けたドイツに並んだ。ギリシャも4勝4敗で続いており、3つ巴の争いとなっている。プールCでは、ベラルーシにいずれもストレート勝ちで6勝目を挙げたスロバキアが首位に立っている。ポルトガルはオーストリアに2連勝し、グループ2位に浮上した。
● 女子バレーボール:ヨーロピアン・リーグ、ファイナル4が決定
トルコのカイセリで行われるファイナル4ラウンド進出をかけたヨーロピアン・リーグの予選ラウンドは最終週が行われ、セルビア、ブルガリア、トルコ、フランスの4カ国がファイナル4への切符を手にした。プールAは、すでにファイナル4入りが確定しているセルビアが最下位ギリシャを3-0、3-0のストレートで難なく下し、10勝2敗で首位を確定。一方、残る1枠をかけた直接対決となるスペイン対ブルガリアは、初戦をフルセットの末スペインがとったものの、2戦目はフルセットで逆にブルガリアが勝利し、結局ブルガリアが2位で予選を通過した。トルコの強さが目立ったプールBでは、最終週でもトルコがルーマニアに2連勝して10勝2敗とし、地元開催のファイナル4へ堂々と駒を進めた。一方、英国に2連勝したフランスは最後に勝敗数でルーマニアに並び、得失セット数の差で2位に浮上、ファイナル4入りを決めた。初出場の英国は1勝もできず、12連敗で大会を終えた。
● バレーボール:2009-10欧州チャンピオンズリーグの組み合わせ決まる
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26日にウィーンでCEV(欧州バレーボール連盟)主催の欧州チャンピオンズリーグ組み合わせ抽選会が行われ、2009-10シーズンのグループラウンドの対戦カードが決まった。
24チームが参加する男子では、今季優勝のトレンティーノ(イタリア)がロシアのディナモ・モスクワと同じプールAに入ったほか、プールDは、イタリア・セリエAチャンピオンのピアツェンサ、ギリシャのパナシナイコス、ドイツの名門VfBフリードリヒスハーフェンと強豪がひしめく厳しいグループとなった。
一方、16チームが参加する女子では、今シーズンの欧州王者ベルガモが、RCカンヌ(フランス)、ウニベルシテッテ・ベルゴロード(ロシア)という難敵が揃うプールAに入った他、チャンピオンズ準優勝のディナモ・モスクワは、近年レベルアップが著しいトルコリーグのフェネルバフチェ・イスタンブールと同組(プールC)となった。
=2009-10男子チャンピオンズリーグ、グループラウンド組み合わせ=
<プールA>
Olympiacos PIRAEUS (ギリシャ)
Dinamo MOSCOW (ロシア)
Jihostroj CESKE BUDEJOVICE (チェコ)
TRENTINO Volley (イタリア)
<プールB>
Zenit KAZAN (ロシア)
TOURS VB (フランス)
Unicaja ALMERIA (スペイン)
CSKA SOFIA (ブルガリア)
<プールC>
Noliko MAASEIK (ベルギー)
Lube Banca Marche MACERATA (イタリア)
Hypo Tirol INNSBRUCK (オーストリア)
Budvanska Rivijera BUDVA (モンテネグロ)
<プールD>
PGE Skra BELCHATOW (ポーランド)
Knack Randstad ROESELARE (ベルギー)
CAI TERUEL (スペイン)
Radnicki KRAGUJEVAC (セルビア)
<グループE>
CopraNordMeccanica PIACENZA (イタリア)
Panathinaikos ATHENS (ギリシャ)
VfB FRIEDRICHSHAFEN (ドイツ)
JASTRZEBSKI Wegiel S.A. (ポーランド)
=2009-10女子チャンピオンズリーグ、グループラウンド組み合わせ=
<プールA>
RC CANNES (フランス)
Universitet BELGOROD (ロシア)
ZOK RIJEKA (クロアチア)
Volley BERGAMO (イタリア)
<プールB>
Scavolini PESARO (イタリア)
ASPTT MULHOUSE (フランス)
Vakifbank G?nes S. ISTANBUL (トルコ)
MKS DABROWA GORNICZA (ポーランド)
<プールC>
Dinamo MOSCOW (ロシア)
Aluprof BIELSKO-BIALA (ポーランド)
Fenerbahce ISTANBUL (トルコ)
VK PROSTEJOV (チェコ)
<プールD>
Fakro Muszynianka MUSZYNA (ポーランド)
Asystel NOVARA (イタリア)
Metal GALATI (ルーマニア)
Zarechie ODINTSOVO (ロシア)
● バレーボール:39歳のラファ・パスカル、フランスの2部チームと4年契約を結ぶ
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かつて、パナソニックパンサーズのエースとして日本のVリーグでもプレーした元スペイン代表のラファエル・パスカル(39)が、フランスのアビニョンにある2部リーグ所属のボレー・オゴンジュと4年間の長期契約を結んだ。
1部昇格を目指しているボレ-・オゴンジュだが、39歳のベテラン選手との4年契約はきわめて異例。パスカル言う。「オゴンジュからのオファーはラッキーだった。まだ2、3年は現役でやれる。その後のことはまた考えればいいさ。オゴンジュには有力スポンサーがついており、豊富な資金がある。チームにはアイディアがあり、昇格に向けてモチベーションが上がったことが、このオファーを受けた理由だ。チームは来季1部に昇格するよ。チームの準備は出来ているし、監督も素晴らしい」
39歳のパスカルは、これまでスペインのほか、イタリア、日本、プエルトリコ、ブルガリアでプレーした経験がある。