2009/10/20

● ラグビー：　ハイネケンカップのグループリーグ、フランス勢が好調

＜フランス、ビアリッツのリゾートホテル＞

　ラグビーのハイネケンカップは、１７、１８日にグループリーグ第２節が行われたが、ここまでフランス勢の好調が目を引いている。
　プール２ではビアリッツがグロスターを４２－１５で、プール４ではスタッド・フランスがバース・ラグビーを２９－２７で破った他、プール５でもトゥールーズがハリクインズに２３－１９に勝つなど、フランスの強豪がそれぞれイングランド勢を下して２連勝を果たし、グループ首位に立っている。第２節を終えた時点で、６つのグループのうち３つでフランスのチームが首位に立っており、今季はフランスのチームが旋風を巻き起こす予感がある。一方、　アイルランドのマンスター、イン

グランドのレスター・タイガーズ、昨シーズンの王者レンスターは、いずれも大勝した。ハイネケンカップはここで１ヶ月のインターバルをはさみ、１２月の１１日に再開される。



● 女子ホッケー：　チャンピオンズチャレンジ優勝はニュージーランド、日本は３位

　１１日から南アフリカのケープタウンで行われていた女子ホッケーのチャンピオンズチャレンジは１８日に決勝戦が行われ、ニュージーランドが地元南アフリカを２－１で破り、優勝した。また、同じ日に行われた３位決定戦では日本がスペインを１－０で下し、３位に入った。優勝したニュージーランドには、２０１０年の７月に英国のノッティンガムで行われるチャンピオンズ・トロフィー国際大会への出場権が与えられる。

● 女子バレーボール：　元日本代表の吉澤がスペインデビュー

　１７日、スペインの女子バレーボールのトップリーグであるスーペル・リーガが開幕。今季から元日本代表の吉澤智恵選手が加入したテネリフェは初戦でブルゴスと対戦。テネリフェは２－１でリードを奪うが、その後の２セットを失い、最後はフルセットの末３－２（１９－２５、２５－１８、２５－２３、２１－２５、１２－１５）で敗れ、初戦を白星で飾ることはできなかった。背番号５をつけた吉澤は、チーム最多の２１点をたたき出す活躍を見せたが、公式戦デビューを勝利で飾ることは出来なかった。

● 男子ハンドボール：　スペインＡＳＯＢＡＬ、宮崎８得点の活躍もアルコベンダス敗れる

　スペイン男子プロリーグＡＳＯＢＡＬ第７節、宮崎大輔選手の所属するアルコベンダスはホームにナチュールハウス・リオハを迎えたが、２８－３０で敗れて１３位に後退した。しかし、宮崎はこの試合で、ドミンゲスと並ぶチーム最多得点の８ゴールを決めるなど活躍を見せた。チームは敗れたとはいえ、宮崎は１０本中８本のシュートを決める驚異的な得点率で存在感を見せた。

● 男子ハンドボール：　チャンピオンズリーグ第２節、強豪がいずれも順当勝ち

　先週行われた第２節で強豪チームが敗れる波乱があったチャンピオンズリーグだが、１７、１８日に行われた第３節では強豪チームがいずれも順当に勝利を収めた。モンペリエ、レーン＝ネッカー、ハンブルグ、シウダー・レアル、ＴＨＷキールといった強豪がいずれも大差で危なげない勝利を収めた中、デンマークのＫＩＦコールディングと対戦したバルセロナは、両チーム合わせて８２得点という壮絶な打ち合いを制して４６－３６で勝利し、対戦成績を２勝１敗とした。

● ２０１６年リオ五輪の公式種目にゴルフと７人制ラグビーの追加が決定

　深刻な金融危機のあおりを受け、英国では２０１２年ロンドンオリンピックの準備プランの見直しが行われているが、この程、英国政府とボリス・ジョンソン、ロンドン市長が、ロンドン五輪準備委員会（Ｌｏｃｏｇ）に対し２０００万ポンド（約３０億円）の予算縮小を求めることで合意した。
　両者が合意したのは、バトミントンと新体操の会場としてグリーンウイッチに４２００万ポンド（約６２億円）をかけて新設する予定だった臨時室内競技場の建設を中止し、同競技の会場をロンドンのウレンブリー・アリーナで行うというものだ。
　なお、これが正式決定されるためには、Ｌｏｃｏｇがバトミントン、新体操の国際連盟と交渉を行った上で、それぞれの承認を得る必要がある。