ヨーロッパニュース一覧

2009-12-1

ヨーロッパ・ニュース Vol.103

2009/12/01


<毎週、欧州を中心とした世界各地のボールゲームの最新ニュースをお届けします>
今週は好カードが目白押しの海外ラグビー特集です。

ラグビー: 国際テストマッチで欧州勢と南半球勢が激突、アイルランドが南アフリカを破る (国際)

 11月27、28日の週末にかけ、欧州の各地でラグビーの国際テストマッチが行われ、南半球勢と欧州強豪の好カードが組まれた。
 28日には、IRB(国際ラグビー評議会)世界ランキング4位のフランスが同ランク世界1位のオールブラックスと対戦。フランスが善戦するも、12-39で敗れた。また同じ日、2008年の6カ国対抗戦勝者ウェールズは世界ランキング3位のオーストラリアに挑んだが、同じく12-33で敗れている。しかし、29日に行われたアイルランド対南アフリカ戦で、昨季の6カ国対抗戦王者のアイルランドが欧州ナンバーワンの実力を見せ、世界ランキング2位の南アフリカを15-10で破り、今年行われたテストマッチ10試合負けなしの好成績で2009年の幕を閉じた。その他、スコットランドはアルゼンチンに6-9で敗れ、イタリアはサモアに24-6で勝利した。



ラグビー: IRB年間世界最優秀選手にニュージーランドのマコウが選ばれる (国際)

 IRB(国際ラグビー評議会)は11月28日、2009年の年間世界最優秀選手にニュージーランド代表のFL(フランカー)リッチー・マコウ選手を選出した。28歳のマコウはオールブラックスで主将を務めており、2006年に続き2度目の最優秀選手受賞となる。また、年間最優秀チームには南アフリカが、最優秀監督にはアイルランド代表のデクラン・キドニー監督がそれぞれ選ばれた。

ラグビー: 2010年女子ワールドカップの組み合わせが決定 (国際)

 2010年の8月20日から9月5日までイングランドで開催される女子ラグビーワールドカップ(RWCL)の組み合わせ抽選が行われた。
 2006年の前回大会優勝のニュージーランド、開催国で同大会準優勝のイングランド、同3位のフランスが、それぞれトップシードされた。
 日本は、直接本大会エントリーを決めた6チームを除いた出場枠を競うアジア予選でカザフスタンに5-43で敗れ、出場権を獲得できなかった。

<2010年女子ワールドカップ組み合わせ>
プールA: ニュージーランド、ウェールズ、オーストラリア、南アフリカ
プールB: イングランド、米国、アイルランド、カザフスタン
プールC: フランス、カナダ、スコットランド、スウェ-デン

男子ハンドボール: アルコベンダスが首位シウダー・レアルに完敗、宮崎は欠場 (日本人選手)

 11月28日に行われたスペインの男子プロハンドボールリーグASOBALで、日本代表の宮崎大輔選手が所属するアルコベンダスがリーグ首位の強豪シウダー・レアルと対戦。チームの得点源である宮崎をけがで欠いたアルコベンダスは、ヨーロッパ最強のシウダー・レアルに全く歯が立たず、28-38の大差で敗れた。

男子ホッケー: チャンピオンズトロフィー始まる (国際)


 11月28日より、オーストラリアのメルボルンで男子ホッケーの国際大会チャンピオンズトロフィーが始まった。チャンピオンズとロフィーは、1980年からFIH(国際ホッケー連盟)が毎年主催する国際大会で、世界ランキングのトップ6チームが参加して行われる。
 今年の大会には、2008年の同大会覇者オーストラリア(世界2位)、北京オリンピックおよび世界選手権金メダルのドイツ(世界1位)、欧州チャンピオンのイングランド(世界6位)の他、韓国(世界5位)、オランダ(世界4位)、スペイン(世界3位)がエントリーしている。ちなみに、日本は世界ランキング14位で、今大会への出場権は獲得できなかった。

男子バスケット: ユーロリーグ、レギュラーシーズン第5節

 男子バスケットの欧州強豪クラブによるユーロリーグは、11月25、26日にレギュラーシーズン第5節を終え、グループAのリーガル・バルセロナ、グループBのウニカハのスペイン勢2チームが唯一、無傷の5連勝を続けている。ここまでグループAで全勝のモンテパッシ(イタリア)とバルセロナの注目の一戦は、アウエーのバルセロナが力の差を見せつけ84-65で快勝。混戦となっているグループDでは、レアル・マドリー(スペイン)、キミキ(ロシア)、パナシナイコス(ギリシャ)の上位3チームがいずれも勝ち、4勝1敗で並んでいる。