ヨーロッパ・ニュース Vol.113
2010/03/30
● 女子バレーボール:スペイン1部リーグ、吉沢のテネリフェが10位でシーズンを終了
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スペイン女子バレーボール1部リーグ“スーペル・リーガ”の2009-10レギュラーシーズンの全日程を終了し、吉沢智恵選手の所属するテネリフェは12チーム中10位となり、4月に行われるプレーオフに進出できる上位8チームに入ることが出来なかった。
しかし、今季から新たに加入した吉沢は、主力アタッカーとしてチームを牽引。今年1月16日に行われたリーグ戦第13節ではリーグMVPに選ばれるなど、シーズンを通じてコンスタントに活躍を見せた。この活躍が全日本女子の真鍋監督の目にも留まり、吉沢は、今年10月に行われる世界バレーの候補選手にも選ばれている。
● 男子ハンドボール:宮崎のアルコベンダス敗れ、13位のまま
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スペインの男子ハンドボールリーグASOBALは23日に第22節が行われ、宮崎大輔選手が所属するアルコベンダスは、ナトュールハウスに30-24で敗れた。この結果、アルコベンダスは前節と同じ13位にとどまった。宮崎はこの試合でも1ゴールを挙げ、シーズンの総ゴール数を66に伸ばした。けがもあり、ここまで17試合の出場にとどまっている宮崎だが、1試合あたりのゴールアベレージは3.88点で、これは、現在チーム得点王であるミロス・ペシッチの4.68点、2位のビクトル・ドミンゲスの4.5点に次ぐチーム3位の数字で、その決定率の高さを示している。シーズンも残りわずかとなり、降格の危機にさらされているアルコベンダスだが、宮崎は残留をかけた戦いで結果を残し、来季につなげたいところだろう。
● 7人制ラグビー: ワールドシリーズ、香港大会はサモアが連覇
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26〜28日にかけて行われた7人制ラグビーのワールドシリーズ・香港大会は28日に決勝戦があり、サモアがニュージーランドを24-21で破り優勝・先週のニュージーランド大会に続きシリーズ2連覇を果たすとともに、総合ランキングでもニュージーランドを抜いて首位に立った。
一方、イングランド、ウェールズ、香港と同じグループEに入った日本は1勝2敗ながら得失点差でプール2位に入ったが、勝率で上位8チーム入りを逃し、この大会でもシリーズポイントを獲得することができなかった。なお日本は、その後行われた順位決定戦の初戦となる準々決勝でスコットランドに12-10で惜敗した。
<香港大会準々結果>
=準々決勝=
サモア 24-7 米国、 イングランド 26-19 オーストラリア、 フィジー 14-12 南アフリカ、 ケニア 12-21 ニュージーランド
=準決勝=
サモア 28-24 イングランド、 フィジー 28-33 ニュージーランド
=決勝=
サモア 24-21 ニュージーランド
<日本チーム成績>
=1次予選(プールE)=
1勝2敗(2位) 1.イングランド 2.日本 3.ウェールズ、4.香港
日本 10-12 ウェールズ●、 日本 0-45 イングランド●、 日本 40-7 香港○
=順位決定戦 準々決勝=
日本 10-12 スコットランド●
● 男子ハンドボール: 欧州チャンピオンズリーグ、決勝トーナメント1回戦始まる
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男子ハンドボールの欧州チャンピオンズリーグは27、28日に16チームで争われる決勝トーナメント1回戦の第1戦が行われ、昨年の優勝チーム、シウダー・レアル(スペイン)、同準優勝のTHWキール(ドイツ)がいずれもアウエーで勝利を収め、4月3、4日に行われるホームでの第2戦に向け、アドバンテージを手にした。
スロベニアのRK Gorenje Velenjeとアウエーで対戦したシウダー・レアルは、相手を全く寄せ付けない余裕の戦いぶりで終始リードを奪うと、31-23で快勝した。一方、THWキールはデンマークの強豪FCK Handbolod相手に後半追い上げられてものの、33-31で逃げ切った。また、同じく優勝候補のバルセロナ(スペイン)、ハンブルグ、レーン・ネッカー(ドイツ)らが順当勝ちした一方で、ニコラ、ルカのカラバティッチ兄弟を擁するモンペリエ(フランス)は、デンマークのKIF Kolding相手に26-26と引き分けた。