ヨーロッパニュース一覧

2010-4-20

ヨーロッパ・ニュース Vol.116

2010/04/20


女子サッカー: 欧州女子チャンピオンズリーグ、永里のポツダムが決勝へ

<PK戦の末決勝進出を決めたポツダム>

 18日に行われた欧州女子チャンピオンズリーグ準決勝第2戦で、永里優季のいるポツダムがPK戦の末、安藤梢のデュイスブルクを下し、決勝進出を決めた。
 初戦を0-1で落としたポツダムだったが、この日はホームで1-0と勝利、2試合合計スコアが1-1のタイとなったため決着はPK戦に持ち込まれたが、ポツダムが3-1でこれを制し、初の決勝進出を決めた。
 この試合、永里はベンチスタートとなったが流れを変えるために後半開始から投入されると、ポツダムの攻撃を活性化させてチームの勝利に貢献した。一方の安藤はワントップとして先発起用されたが見せ場を作れず、後半57分に交代した。ポツダムは20日の決勝戦でリヨン対ウメアの勝者と対戦する。

女子サッカー: 欧州女子チャンピオンズリーグ、ウメア対リヨンは火山噴火の影響で延期

 18日に行われる予定だった欧州女子チャンピオンズリーグ準決勝第2戦のウメア対リヨンは、アイスランドの火山噴火の影響で空路での移動が不可能となったため、延期が決定された。新たな日程は19日の時点で決まる見込みだ。リヨンで行われた第1戦はリヨンが3-2で先勝している。



女子ホッケー: W杯世界最終予選、日本は好発進

 ワールドカップの出場権をかけて争われる世界最終予選が17日からロシアのカザンではじまったが、本大会優勝候補の日本は17日に行われた初戦でウェールズに4-1で快勝。翌18日の第2戦でもベラルーシに10-2で圧勝し6チーム中唯一の2連勝で暫定首位に立ち、順調な滑り出しを見せている。一方、日本の最大のライバルと目されているアゼルバイジャンは、ベラルーシとの初戦は3-1で勝ったものの、ロシアとの第2戦は2-2の引き分けに終わっている。
 日本は20日にイタリア、22日にアゼルバイジャン、24日にロシアとの対戦を残すが、上位2強に入れば、25日の決勝戦に駒を進める。

男子バスケットボール: 2014年スペイン世界選手権の開催地にバルセロナを追加

 プエルトリコで行われていたFIBA(国際バスケットボール連盟)の理事会は19日、2014年の男子世界選手権スペイン大会の開催地にバルセロナを追加したことを発表した。2014年スペイン大会では、すでにマドリード、ビルバオ、グラナダ、セビージャ、ラス・パルマスの各都市で予選が行われることが決定しているが、バルセロナはマドリードとともに決勝トーナメントの数試合を開催することになった。


男子バレーボール: 欧州チャンピオンズリーグ、ファイナル4ラウンドの新日程が発表

 4月の10日と11日にポーランドのウッチで行われる予定だった男子バレーボールの欧州チャンピオンズリーグ、ファイナル4ラウンドは、10日に発生したポーランド大統領機の墜落事故でカチンスキ大統領および政府要人が多数死亡したことにより延期されることが決まったが、この度FIVB(国際バレーボール連盟)は、5月1日と2日の両日、当初の予定通り同国のウッチで開催することを発表した。

バレーボール: FIVB、ロンドン五輪の出場国決定プロセスが決定

 ドミニカ共和国で行われていたFIVB(国際バレーボール連盟)の理事会は、2012年のロンドンオリンピック出場国を決めるプロセスが決定したことを発表した。これによると出場国は従来どおり男女共に12カ国ずつとなっており、以下のプロセスに沿って出場国が決定される。

1. 開催国(英国)
2. 2011年ワールドカップ日本大会の上位3チーム(2011年11月4日〜12月4日)
3. 大陸別予選での優勝国5チーム(2011年12月15日〜2012年1月15日)
4. 世界最終予選の上位3チーム(2012年5月15日〜31日)


なおアジア予選については、日本で開催される世界最終予選と並行して行われる可能性がある。




女子ハンドボール: 欧州チャンピオンズリーグ決勝はビボルク対オルチム・バルセア

 欧州チャンピオンズリーグ準決勝の第2戦が17日と18日に行われ、デンマークのビボルクHKとルーマニアのオルチム・バルセアが決勝戦に駒を進めた。
 ホームでの初戦でノルウェーのラルビクHKに6点差をつけて圧勝した昨季の王者ビボルクは、アウエーの第2戦も27-26で制し2連勝で昨年に続く2年連続の決勝進出を決めた。一方、昨年の決勝戦の相手であるハンガリーのギョーリ・アウディはオルチム・バルセアに24-20で敗れ、第1戦との合計スコアで及ばず、2年連続の決勝進出はならなかった。勝ったオルチムは初の決勝進出となる。