ヨーロッパ・ニュース Vol.123
2010/06/08
● 男子バレーボール:ワールドリーグが開幕、ブラジルが連勝スタート
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男子バレーボールのワールドリーグが4日に開幕し、グループAの前年度チャンピオン、ブラジルはホームでブルガリアに3-1、3-2と連勝し、幸先のよいスタートを切った。一方、同じグループAの韓国はホームでオランダから1セットもとれずに2連敗を喫し、厳しい立ち上がりとなった。 またグループBではセルビアが中国に連勝、イタリアもフランスに連勝している。グループCでは、世界ランキング3位のロシアが北京オリンピック銀メダルのアメリカと対戦。ロシアが3-0、3-1で連勝している。グループDでは、キューバがアルゼンチンに連勝したが、サプライズはドイツが強豪ポーランドを3-1、3-0で破ったことだ。ドイツは今大会で台風の目になるかもしれない。
<ワールドリーグ第1ラウンド結果>
プールA:
ブラジル○○ (3-1、3-2) ブルガリア●●
韓国●● (0-3、0-3) オランダ
プールB:
セルビア○○ (3-0、3-1) 中国 ●●
イタリア●● (3-0、3-2) フランス
プールC:
ロシア○○ (3-0、3-1) アメリカ●●
フィンランド●○ (2-3、3-1) エジプト○●
プールD:
キューバ○○ (3-1、3-1) アルゼンチン●●
ドイツ○○(3-1、3-0) ポーランド●●
● 男子バスケットボール:FIBAヨーロッパ、2013年の欧州選手権の出場枠を拡大
FIBA(国際バスケットボール連盟)ヨーロッパは、2013年の欧州選手権より、出場国の枠を現行の16カ国から24カ国に拡大することを決定した。一方で、女子の欧州選手権の出場枠は現行の16チームが維持される。FIBAヨーロッパのラフンソン会長は、「欧州全体でスポーツの底上げが行われた結果、各国のレベル差は縮まった。今こそが、大会の規模を拡大するタイミングだ」との声明を発表し、この新フォーマット導入の意義を強調した。欧州選手権は2年ごとに行われ、次回2011年大会はリトアニアでの開催が決定している。2013年大会の開催地はまだ未定だが、現在ボスニア=ヘレツェゴビナ、クロアチア、チェコ、ドイツ、イタリア、スロベニアが開催地への立候補を表明している。
● 男子ハンドボール: 宮崎大輔選手がアルコベンダスを退団し大崎電気に復帰
今季、スペインのプロリーグASOBALのアルコベンダスでプレーした日本代表の宮崎大輔選手が、2012年のロンドンオリンピック出場を果たすため、同クラブを退団し、古巣の大崎電気に復帰することが決まった。宮崎は今季リーグ戦で104得点を決めるなど、アルコベンダスの1部残留に貢献したが、わずか1シーズンで自ら海外挑戦に終止符を打った。宮崎をはじめ数選手が今季限りでチームを去ることになったアルコベンダスだが、来季に向けて早くも新戦力を獲得している。
● 女子ハンドボール: ユーロ2010の組み合わせが決定
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今年の末にデンマークとノルウェーで共同開催される女子ハンドボールのユーロ(欧州選手権)2010の一次ラウンド組み合わせ抽選会が5日にデンマークのオデンセで行われた。
<ユーロ2011予選ラウンド組み合わせ>
グループA:
スペイン、デンマーク、ルーマニアセルビア、
グループB:
モンテネグロ、クロアチア、ロシア、イスラエル
グループC:
ドイツ、ウクライナ、スウェーデン、オランダ
グループD:
ノルウェー、ハンガリー、フランス、スロベニア