ヨーロッパニュース一覧

2010-9-21

ヨーロッパ・ニュース Vol.126

2010/09/21


女子バレーボール: ワールドグランプリ2011欧州予選、イタリアがオランダに完敗

 19日にイタリアのカリアリで行われた2011年ワールドグランプリ欧州予選第3節で、オランダが地元イタリアを3-0のストレートで破った。
 イタリアはこの試合、レセプション、アタックともに正確さを欠き、もろさを露呈した。ロシア、ドイツに連敗していたオランダだが、3戦目で強敵を倒し、予選突破に希望を残した。イタリアは初黒星となった。
 一方、ここまで首位を走るロシアはエースのガモワが28ポイントをたたき出し、3-1でドイツを下して全勝をキープしている。

<2011年グランプリ欧州予選第3節結果および暫定順位>
ドイツ 1-3 ロシア
ブルガリア 0-3 トルコ
イタリア 0-3 オランダ

1.ロシア(3勝) 2.イタリア(2勝1敗) 3.ドイツ(2勝1敗) 4.オランダ(1勝2敗) 5.トルコ(1勝2敗) 6.ブルガリア(3敗)

男子バレーボール: 世界選手権イタリア大会が間もなく開幕

<大会マスコットのボリー>

 9月25日からイタリアで始まる男子バレーボールの世界選手権を前に、現地ではすでに開幕に向けての準備が整っている。大会は、ミラノ、ローマ、モデナ、アンコナ、トリノ、レッジオ・カラブリア、トリエステ、カターニア、フローレンスの8都市で開催され、24チームが6つのグループに分かれて一次予選を戦う。
 ディフェンシングチャンピオンで現在世界ランキング1位のブラジルをはじめ、ロシア、アメリカ、セルビア、イタリア、キューバ、ブルガリアら強豪が参戦する中、アジア代表として出場する日本、中国、イランがどこまで上位に食い込めるかにも注目だ。日本はプールAでイタリア、エジプト、イランと同組に入っている。

<男子バレー世界選手権一次予選組み合わせ>
プールA: イタリア、日本、エジプト、イラン
プールB: ブラジル、スペイン、キューバ、チュニジア
プールC: ロシア、プエルトリコ、オーストラリア、カメルーン
プールD: アメリカ、アルゼンチン、ベネズエラ、メキシコ
プールE: ブルガリア、中国、フランス、チェコ
プールF: セルビア、ポーランド、ドイツ、カナダ


女子バスケートボール: 世界選手権チェコ大会が24日から開幕

 先週、アメリカの優勝で幕を閉じた男子バスケットの世界選手権に続き、24日からチェコで女子の世界選手権が開幕する。
 
参加チームは16カ国で一次予選は4グループに分かれて行われる。優勝候補の筆頭は世界ランキング1位のアメリカと2位のロシアだが、前回のブラジル大会で2強を抑えて優勝したオーストラリア、リオ・デジャネイロ五輪に向けて強化をはかるブラジルも虎視眈々とメダルを狙っている。事実、本大会を前に各国が前哨戦を行う中、19日にはオーストラリアが83-77でアメリカを破るサプライズを見せている。
 韓国、中国と共にアジア代表として出場する日本は、一次予選はグループDでチェコ、アルゼンチン、ロシアと対戦する。

<女子バスケット世界選手権一次予選組み合わせ>
グループA: カナダ、ベラルーシ、中国、オーストラリア
グループB: セネガル、ギリシャ、アメリカ、フランス
グループC: マリ、韓国、ブラジル、スペイン
グループD: 日本、チェコ、アルゼンチン、ロシア

フットサル: スペインリーグ開幕、今季は2人の日本人選手が参戦

 スペインのフットサルトップリーグ“リーガ・マルカ”が18日に開幕したが、今季のトップリーグでは、日本人選手2人が所属するヘステサ・グアダラハラに注目したい。
 1人目は、すでに2008年から同リーグでプレーしているアラの高橋健介選手。これまで所属していたカハ・セゴビアとの契約満了を受け、今季からへステサに移籍した。
 そしてもう1人は、今季からスペインにやってきた日本代表ピヴォの星翔太選手だ。2人はともに、ケンスケ、ショータの登録名で世界最高峰のトップリーグに挑戦する。
 ヘステサの開幕戦の相手は、奇しくも高橋選手が昨シーズンまで所属していたカハ・セゴビアとなった。高橋選手は古巣相手に開幕戦初ゴールを決める活躍を見せたが、チームは惜しくも3-4で敗れた。

女子サッカー: U-17W杯で日本代表がベスト4進出、アジア勢が大躍進

 トリニダード・トバゴで開催中のFIFA女子サッカーU-17ワールドカップで、日本女子代表がベスト4進出を決めた。
 予選グループを2勝1敗の2位で突破した日本は、17日に行われたアイルランドとの準々決勝で、横山久美の今大会5ゴール目となる決勝点により2-1でアイルランドを下した。
 この試合、前半34分に猶本光のPKで先制した日本代表は、53分にオサリバンのゴールで追いつかれるが、1-1で迎えた66分に横山が決勝点をたたき出し、接戦をものにした。なお、準々決勝その他の試合では、アジア代表の韓国、北朝鮮がそれぞれナイジェリア、ドイツを下して準決勝に駒を進め、4強のうちスペインを除く3チームがアジア勢となった。日本は21日に行われる準決勝で北朝鮮と対戦する。

<女子サッカーU-17W杯決勝トーナメント結果>
準々決勝
9/16 韓国 6-5(延長) ナイジェリア   ドイツ 0-1 北朝鮮
9/17 アイルランド 1-2 日本       スペイン 2-1  ブラジル

準決勝
9/21 北朝鮮 vs 日本   韓国 vs スペイン

女子サッカー: 2011年女子W杯予選、欧州プレーオフで代表4チームが決定

<本選出場を決めたイングランド>

 2009年の9月から41カ国が参加して行われてきた、2011年女子ワールドカップドイツ大会の欧州予選は、9月11〜16日にかけて予選グループを勝ち抜いた8オームによるホーム&アウエー方式によるプレーオフが行われ、イングランド、フランス、ノルウェー、スウェーデンの4チームが本大会出場の切符を手に入れた。
 残る1枠は、今回敗れた4チームによる再プレーオフで勝利したチームと、カリブ・北中米代表との間で争われる。

<女子W杯欧州予選プレーオフ>  ※最初のチームが初戦ホーム
フランス 0-0 3-2 イタリア
イングランド 2-0 3-2 スイス
ウクライナ 0-1 0-2 ノルウェー
スウェーデン 2-1 2-2(延長) デンマーク