ヨーロッパニュース一覧

2011-2-22

ヨーロッパ・ニュース Vol.139

2011/02/22

● 前回掲載記事のお詫びと訂正
前回のヨーロッパ・ニュースVo.138の記事「欧州チャンピオンズリーグ、決勝ラウンド注目のダークホース」の中で、『先日行われた決勝ラウンド初戦でもルーマニアのオルチム・バルセアをアウエーで破り(21-20)今大会の連勝記録を7に伸ばしたブドゥクノーストが』との記述がありましたが、正しくは、『オルチム・バルセアが21-20で勝利し、ブドゥクノーストの連勝記録は6でストップした』でした。お詫びの上、訂正させていただきます。

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男子ハンドボール: チャンピオンズリーグ、スペイン勢とドイツ勢の強豪が激突

 男子ハンドボールの欧州チャンピオンズリーグのグループステージが再開し、スペインとドイツの強豪が2試合で火花を散らした。

 激戦区のグループAでは、ドイツのライン=ネッカー・レーベンがホームにバルセロナを迎えたが、互いに譲らず38-38の引き分けに終わった。このグループでは、同じくドイツのTHWキールがアウエーでフランスのシャンベリーを28-26で破ったため、グループAの順位(首位キール、2位ライン=ネッカー、3位バルセロナ)は変わらなかった。一方、グループDでもドイツのフレンスブルク・ハンデヴィットがスペインのシウダー・レアルと対戦したが、ホームのフレンスブルクが25-23で勝ち、シウダー・レアルは今季のCLで初黒星を喫した。


女子ハンドボール: チャンピオンズリーグ、ギョーリがメインラウンド3連勝

 女子のハンドボール欧州チャンピオンズリーグはメインラウンドの第3節が行われ、グループ2のギョーリ・アウディ(ハンガリー)がノルウェーのラルビックを25-16の大差で下し、メインラウンド唯一の3連勝を飾った。一方、グループ1ではスペインのイチャコとルーマニアのオルチム・バルセアがそれぞれ勝ち、2勝1敗で並んでいる。また、予選ラウンド全勝でメインラウンドに進んだ注目のブドゥクノースト(モンテネグロ)は、イチャコに敗れてこのラウンドでの成績を1勝2敗とした。

男子バスケット: 2010年欧州最優秀選手にセルビアのテオドシッチ

 FIBA(国際バスケット連盟)ヨーロッパは18日、2010年の欧州最優秀選手にギリシャのオリンピアコスに所属するセルビア代表ガードのミロシュ・テオドシッチを選出した。同賞はファンおよび、スポーツメディア、監督ら専門家による投票で決まるが、2008年、2009年は、ロサンゼルス・レイカーズに所属するスペイン代表のパウ・ガソルが連続で受賞していた。(2010年は2位)

 195cm、23歳のテオドシッチは、2010年のユーロリーグでオリンピアコスをファイナル4に導く活躍を見せた他、2010年の世界選手権でもセルビア代表の準決勝進出の原動力となった。

2010年欧州最優秀選手ランキングトップ3
1. ミロシュ・テオドシッチ(オリンピアコス/セルビア)
2. パウ・ガソル(LAレイカーズ/スペイン)
3. ディルク・ノビツキー(ミルウォーキー・バックス/ドイツ)

アイスホッケー:IIHF、来季のチャンピオンズ・ホッケーリーグ再開について今週中に結論

 IIHF(国際アイスホッケー連盟)は、今季中断されている欧州チャンピオンズ・ホッケーリーグの来季の再開について、17日を期限に欧州トップ8リーグからの提案を募った。IIHFの理事会はこれらの提案を精査した上、今週の火曜日から木曜日にかけてチューリッヒで開かれる総会の期間中に、来季のチャンピオンズ・ホッケーリーグ再開について結論を出すことになっている。

 IIHFのホルスト・リヒトゥナー事務局長は、「今は“イエス”か“ノー”か明言できる状況ではない。われわれが受け取った複数の提案は再開に前向きなものだったが、彼らは、われわれの理事会およびマーケッティングエージェントと協議の下、しかるべき条件を満たさなければならない。これらの条件が満たされた上で、われわれは慎重に評価することになる」と述べるに留め、現時点での再開の見通しについては慎重な姿勢を見せている。