2011/05/24

● ラグビー：　ハイネケンカップ優勝はレンスター、セクストンが２８得点の大活躍

　ラグビーの欧州クラブナンバーワンを決めるハイネケンカップの決勝が２１日にカーディフのミレニアムスタジアムで行われ、アイルランドのレンスターがイングランドのノーザンプトンを３３－２２で下し、２年ぶり２度目の優勝を果たした。
　この試合で、レンスターのフライハーフ（スタンドオフ）ジョナサン・セクストンは、チーム全得点のうち２８得点（２トライ、２コンバージョン、２ＰＧ）を１人で決める大車輪の活躍を見せ、レンスターの逆転優勝に貢献し、マン・オブ・ザ・マッチに輝いた。
　７分にドーソンのトライで先制したサウザンプトンは、その後もミラーのＰＧ、フォーデンのトライなどで追加点を挙げ、前半を２２－６とリードして折り返す。ところが、後半に入るとレンスターのジョナサン・セクストンが爆発する。すでに前半２本のＰＧを決めていたセクストンだが、４４分、５３分には自らのトライで徐々に点差を縮めると、５７分にもＰＧを決めて２３－２２とついに逆転。勢いに乗ったレンスターは、その後もハインズのトライなどで点差を広げると、最後は３３－２２と１１点差をつけて快勝した。




● アイスホッケー：　世界選手権はフィンランドが優勝

　スロバキアで行われていたアイスホッケーの世界選手権は、１５日に決勝戦が行われ、フィンランドが６－１でスウェーデンを破り優勝した。スカンジナビア対決となったこの一戦、０－０のスコアレスで迎えた第２ピリオド、スウェーデンはパージャルビのゴールで先制する。しかし、このピリオドの終盤、フィンランドもイモーメンのゴールで同点に追いつく。ゲームの流れが変わったのは第３ピリオドだった。コケライネン、カパネンの連続ゴールで勝ち越して流れに乗ったフィンランドに対し、スウェーデンはエリクソンがＰＫを止められチャンスを生かすことができない。すると、フィンランドはその後も５６、５７、５９分と立て続けにゴールを積み上げて点差を広げ、終わってみれば６－１と大差で勝利を収めた。なお、３位決定戦ではチェコがロシアを７－４で下している。


＜世界選手権決勝トーナメント結果＞
準々決勝
チェコ　４－０　アメリカ　　スウェーデン　５－２　ドイツ
フィンランド　４－１　ノルウェー　　カナダ　１－２　ロシア
準決勝
チェコ　２－５　スウェーデン　　　フィンランド　３－０　ロシア
決勝
フィンランド　６－１　スウェーデン
３位決定戦
チェコ　７－４　ロシア

＜最終順位＞
１．フィンランド　２．スウェーデン　３．チェコ　４．ロシア　５．カナダ　６．ノルウェー　　７．ドイツ　８．アメリカ　９．スイス　１０．スロバキア　１１．デンマーク　１２．フランス　１３．ラトビア　１４．ブルガリア　１５．オーストリア　１６．スロベニア
※オーストリア、スロベニアはディビジョン I へ降格



● ７人制ラグビー：　セブンス・ワールドシリーズ・ロンドン大会は南アフリカが優勝

　７人制ラグビーのセブンス・ワールドシリーズ・ロンドン大会は、２２日に決勝が行われ、南アフリカがフィジーを２４－１４で下して優勝した。この優勝で、南アフリカは総合順位で３位に浮上。セブンス・ワールドシリーズは今週、最終節となるスコットランド大会が行われる。

● ハンドボール：　ＴＨＷキールが世界クラブ選手権で優勝

　カタールのドーハで行われたハンドボールのスーパーグローブ（クラブ世界選手権）は１９日に決勝戦が行われ、ドイツのＴＨＷキールがスペインのシウダー・レアルを２８－２５で破り、優勝した。
　今大会、欧州代表として出場したこの２チームの他に、地元カタールからアル・ライアン、アル・サードの２チーム、中東地域からはアル・サード（レバノン＝カタールとは別クラブ）、アフリカ地域からはザマレク（エジプト）、南米地域からはエスポルチ・クラブ・ピニィエイロス（ブラジル）、アジア・オセアニア地域からサザン・スターズ（オーストラリア）の計８チームが参加した。