ヨーロッパ・ニュース Vol.150
2011/06/01
● 女子サッカー: 女子CLはリヨンが初優勝、永里のポツダムは2連覇ならず
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女子サッカーの欧州チャンピオンズリーズ・ウイメンは、ロンドンで26日に決勝戦が行われ、フランスのリヨンが2-0で前回王者のポツダム(ドイツ)を下し、大会初優勝を飾った。昨シーズンの決勝では、PK戦の末、同じポツダムに敗れ涙を飲んだリヨンだが、1年後に見事にリベンジを果た。
これまで女子CLで優勝したクラブは、ドイツ(6回)、スウェーデン(2回)、イングランド(1回)の3カ国だけだったが、リヨンの優勝により、これにフランスが加わった。
なお、今大会9ゴールを決めているポツダムの日本代表FW永里優季は、この試合は残念ながら怪我のため欠場したものの、13ゴールを決め得点王に輝いたデュイスブルクのグリングスに次いで得点ランキング2位という素晴らしい成績を残した。
● 男子ハンド: CLファイナル4、バルセロナが7度目の欧州制覇
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<優勝したバルセロナ> |
ドイツのケルンで行われたハンドボールの欧州チャンピオンズリーグ・ファイナル4は、29日にスペイン勢同士の決勝戦が行われ、バルセロナが27-24でシウダー・レアルを下し、同大会7度目の優勝を決めた。昨シーズンは決勝でTHWキールに2点差で敗れあと一歩で優勝を逃したバルセロナだが、リーグ戦に続きシウダー・レアルを退け、今季2冠を達成した。
この前日に行われたサッカーのチャンピオンズリーグ決勝でもマンチェスター・ユナイテッドを下して優勝したバルセロナにとっては、連日の快挙となった。
なお、3位決定戦では、ハンブルクがライン=ネッカーを下した。
<欧州チャンピオンズリーグ・ファイナル4結果>
準決勝
5/28 ライン=ネッカー 28-30 FCバルセロナ
5/28 シウダー・レアル 28-23 HSVハンブルク
決勝
5/29 FCバルセロナ 27―24 シウダー・レアル
3位決定戦
5/29 ライン=ネッカー 31-33 HSVハンブルク
● 男子バレー: ワールドリーグが開幕、日本は黒星スタート
男子バレーボールのワールドリーグが27日に各地で開幕した。東日本大震災の影響で地元開催が見送られたプールBの日本は初戦でロシアと対戦したが、0-3、1-3と連敗を喫した。一方、グループAに入った前回王者ブラジルは、アウエーながらプエルトリコを寄せ付けず、2試合連続で完封勝利を収めた。また、キューバと対戦したグループDの韓国は、ホームで行われた初戦を3-0で勝ち幸先よいスタートを切ったが、第2戦は1-3で敗れた。
● 7人制ラグビー:Wシリーズ・スコットランド大会は南アが優勝、総合ではニュージーランドがV
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7人制ラグビーのワールドシリーズは、今季最終戦となるスコットンド大会が行われ、29日の決勝で南アフリカが36-35と1点差でオーストラリアを下し、今季3度目の優勝を果たした。一方、今季行われた全8大会を通じたシリーズ総合ポイントでは、166ポイントを獲得したニュージーランドが総合優勝を果たした。ニュージーランドは、第2戦の南アフリカ大会、第3戦の地元ニュージーランド大会を制して勢いに乗ると、第6戦のオーストラリア大会でも優勝するなどコンスタントにポイントを積み重ねていった。なお、総合2位には、終盤のイングランド大会、スコットランド大会を連勝した南アフリカが入った。
<2010-11シーズン、ワールドシリーズ最終順位>
1.ニュージーランド(166P) 2.南アフリカ(140P) 3.イングランド(127P) 4.フィジー(127P) 5.サモア(122P) 6.オーストラリア(80P) 7.ウェールズ(62P) 8.アルゼンチン(38P) 9.ケニア(16P) 10.フランス、スコットランド (12P) 12.アメリカ(10P) 13.ポルトガル、ロシア(8P) 15.カナダ(5P)
● ラグビー: サラセンズがイングランド・プレミアシップ初優勝
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ラグビーのイングラド・プレミアシップ2010-11プレーオフ決勝が29にロンドンで行われ、サラセンズがレスター・タイガースを22-18で下して初優勝を飾り、タイガースのリーグ戦3連覇を阻んだ。レギュラーシーズンを首位で終えたタイガースだったが、プレーオフ決勝で2位のサラセンズに苦杯をなめた。