2011/09/20

● ユーロバスケ２０１１リトアニア大会はスペインが連覇

　リトアニアで行われていた男子バスケットの欧州選手権（ユーロバスケット）は１８日に決勝戦が行われ、スペインがフランスを９８－８５で下し、前回ポーランド大会に続き２大会連続２度目の優勝を果たした。大会ＭＶＰには、決勝戦で両チーム最多の２７得点を決めたナバロが選ばれた。なお、決勝に進んだ両国は、来年のロンドン五輪への出場権を獲得した。また、この試合に先立って行われた３位決定戦ではロシアがマケドニアを７２－６８で下している。今大会でギリシャやリトアニアを破り準決勝に進出するサプライズを起こした小国マケドニアだったが、メダル獲得にあと一歩及ばなかった。次回２０１３年大会はスロベニアで開催される。

＜ユーロバスケット決勝トーナメント結果＞
準決勝
９/１６　スペイン　９２－８０　マケドニア
９/１６　フランス　７９－７１　ロシア

決勝
９/１８　スペイン　９８－８５　フランス

３位決定戦
９/１８　マケドニア　６８－７２　ロシア

※最終順位
１．スペイン　２．フランス　３．ロシア　４．マケドニア　５．リトアニア　６．スロベニア　７．ギリシャ　８．セルビア


● ユーロバレーはセルビアが初優勝、イタリアと共にＷ杯出場権を獲得

	<セルビアが初優勝を決めた瞬間>

　オーストリアとチェコの共催で行われていた男子バレーのユーロバレー（欧州選手権）２０１１は、１８日に決勝戦が行われ、セルビアがイタリアを３－１で下して同大会初の栄冠を手にした。（旧ユーゴスラビア時代を合わせると２度目）
　なお、セルビアとイタリアは、ロンドン五輪出場権をかけて今年１１月と１２月に日本で開催されるワールドカップへの出場権を獲得した。なお、３位　　　　　　決定戦ではポーランドがロシアを下している。　　　　　　　　　　　　　　 　

　準決勝で優勝候補のポーランドを３－０で退けて勢いに乗るイタリアだったが、接戦の末にロシアを破って初の決勝進出を決めたセルビアの前に屈した。今大会のイタリアは、ここ５、６年でベストともいえるパフォーマンスを見せており、久々の国際タイトル獲得に注力していただけに、無念の結果となった。一方、群雄割拠の欧州に新たにセルビアが加わったことで、来年のロンドン五輪出場権争いはさらに厳しい戦いになりそうだ。

＜ユーロバレー最終順位＞

１．セルビア　２．イタリア　３．ポーランド　４．ロシア　５．スロバキア　６．ブルガリア　７．フランス　８．フィンランド　９．スロベニア　１０．チェコ　１１．トルコ　１２．エストニア　１３．ベルギー　１４．ポルトガル　１５．ドイツ　１６．オーストリア


● ラグビーＷ杯ニュージーランド大会、アイルランドがオーストラリアを破る

	<勝利を喜ぶアイルランドの選手たち>

　連日熱戦が繰り広げられているラグビーＷ杯ニュージーランド大会１次リーグで、優勝候補の一角オーストラリアがアイルランドに６－１５で敗れた。１７日に行われたグループＣ注目の一戦は、欧州のダークホースに軍配が上がった。この結果、アイルランドは２連勝でグループ首位に立った。また、その他のグループでは、地元ニュージーランドを始め、フランス、イングランド、南アフリカといった強豪が順当勝ちを収めた。一方、プールＣではアメリカがロシアを１３－６で破り、記念すべきＷ杯初勝利を挙げた。なお、２４日にはグループＡ２連勝同士のニュージーランドとフランスの直接対決が行われる。

＜日本はニュージーランドに記録的大敗＞
　初戦でフランスを苦しめた日本代表だったが、第２戦で世界との差を痛感させられた。１６日にオールブラックスとの対戦に挑んだ日本は、相手に１３トライを決められ、今大会最多得失点差となる７－８３で大敗した。なお、ラグビーＷ杯における最多得失点差記録は１９９５年の同じカード、ニュージーランド対日本戦の１４５－１７だ。今大会でも世界最高峰の南半球の雄が新生カーワン・ジャパンに再び試練を与えた。　　　　　　　　　　　　　　

＜１次リーグ２回戦の主な試合結果＞

プールＡ

９/１８　フランス　４６－１９　カナダ

プールＢ

９/１８　イングランド　４１－１０　グルジア

プールＤ

９/１７　南アフリカ　４９－３　フィジー

９/１８　ウェールズ　１７－１０　サモア


＝ロンドンオリンピック情報＝

● 女子バレーＮＯＲＣＥＣＡ選手権はアメリカが優勝でＷ杯出場権を獲得

　１７日に行われた女子バレーボールＮＯＲＣＥＣＡ（北米・カリブバレーボール連盟）地区選手権決勝戦で、８月ワールドリーグを制したアメリカがドミニカ共和国を３－０のストレートで破って優勝し、１１月にロンドン五輪出場権をかけて日本で開催されるワールドカップへの切符を手に入れた。なお、３位決定戦ではキューバがプエルトリコを３－０で下した。



● 女子ハンドボール世界選手権ブラジル大会スケジュール

　１２月２日から１８日までブラジルで開催される女子ハンドボ－ル世界選手権のスケジュールが発表された。この大会で優勝したチームは自動的に来年のロンドン五輪への切符を手にする。また、準優勝になったチームは、来年５月に行われる世界最終予選への出場権を獲得する。
ルーマニア、フランス、ブラジル、チュニジア、キューバと同じグループＣに入った日本代表は、決勝トーナメントに進出できる２位以内を目指す。

＜グループリーグ組み合わせ＞
グループＡ：　ノルウェー、モンテネグロ、アンゴラ、ドイツ、中国、アイスランド
グループＢ：　ロシア、カザフスタン、オランダ、韓国、スペイン、オーストラリア
グループＣ：　ルーマニア、フランス、ブラジル、チュニジア、キューバ、日本
グループＤ：　スウェーデン、デンマーク、クロアチア、アルゼンチン、コートジボワール、ウルグアイ

※日本代表試合日程　（試合開始時間は現地時間）
１２/３　１７：１５　フランス戦
１２/５　１９：４５　ブラジル戦
１２/６　１７：１５　ルーマニア戦
１２/８　１５：００　チュニジア戦
１２/９　１５：００　キューバ戦