ヨーロッパニュース一覧

2014-3-4

ヨーロッパ・ニュース Vol.237


2014/03/04


男子バスケット:ユーロリーグ・トップ16ラウンド、スペイン勢が首位をキープ

<第8節のMVPにも選ばれたトミッチ>

 男子バスケットボールのユーロリーグはトップ16ラウンドの第8節が行われ、グループEのFCバルセロナとグループFのレアル・マドリードのスペイン2強が勝利し、どちらもグル―プ首位をキープした。バルサロナは、このラウンドでは下位に沈むトルコのアナドール・エフェスとアウエーで対戦。バルセロナは序盤、トミッチの活躍などでリードを奪い、一時はリードを14点差に広げる。だが、これで油断したのか徐々にエフェスに追い上げを許すと、第4クォーターにプラニニッチ、ゴードンらのシュートなどで終了直前に追いつかれ、試合は72-72のまま延長に。延長に入ると、この日絶好調のトミッチの3ポイントなどでリードを奪ったバルセロナが最後は地力の差を見せ84-87で勝利。バルセロナは苦しみながらもこのラウンド無傷の8連勝を飾った。一方、レアル・マドリードはホームでパルチザン・ベオグラードに80-57で快勝し、ロコモティフ・カザンとの同国対決を1点差で制したCSKAモスクワと並ぶ7勝1敗ながら、今節も首位をキープした。

女子ハンドボール: 女子CL、昨季準優勝ラルヴィクがファイナル4入りを逃す

<チーリンガー、初のファイナル4へ前進>

 欧州女子チャンピオンズリーグはメインラウンドの第4節が行われ、グループ1でドイツのチューリンガーHCがスウェーデンのサヴェホフを32-26で下した。前節まで首位に立っていたマケドニアのWHCヴァルダールSCBTがデンマークのミッティランドに敗れたため、3勝1敗のチューリンガーが首位に浮上した。この結果、チューリンガーが勝ち点6、ヴァルダールが勝ち点5、ミッティランドが勝ち点4と僅差で並び、サヴォフを除く3チームがファイナル4進出となる2位以内を目指して残り2節を戦うことになる。次節にはチューリンガーとヴァルダールの直接対決が控えており、この結果次第で順位が入れ替わる可能性も十分にある。一方、グループ2では、昨季の覇者ジェールETO(ハンガリー)、ブドゥクノースト(モンテネグロ)の2チームがファイナル4への出場権をほぼ手中に収めた。今節、首位のジェールはRKクリム・メルカトールを24-22で下し、2位のブドゥクノーストもラルヴィクに22-17で勝利したことで、3位のメルカトールが残り2節で両チームを上回るのはほぼ不可能となった。なお、昨シーズンの準優勝チームであるラルヴィクは3敗1分けで最下位に沈んでおり、メインラウンド敗退が確定した。


女子サッカー: アルガルベカップ2014が5日に開幕、初戦の相手は女王アメリカ

 女子サッカーの強豪が集まるポルトガルの国際トーナメント、アルガルベカップ2014が5日に開幕する。今大会、グループAには中国、ドイツ、アイスランド、ノルウェーが入り、グループBには日本、デンマーク、スウェーデン、アメリカが入った。昨年の大会ではグループラウンドで敗退し5位に終わったなでしこジャパンだが、ワールドカップを来年に控えた今年は、より結果を求められることになる。なでしこジャパンは5日のオープニングマッチでいきなり昨年の覇者アメリカと対戦する。同大会最多となる9回の優勝を誇り、今大会で10勝目を目指すアメリカとの対戦は、来年のW杯を占う上でも重要な試合となる。





女子バスケット: 女子ユーロリーグ・2冠を目指すエカテリンブルグらがプレーオフへ

 女子ユーロリーグは3グループに分かれホーム&アウエー形式で行われたファーストラウンド全試合が終了し、各グループの上位4チーム+5位チームのうち成績上位2チームの合計14チームが勝ち抜きのプレーオフラウンドに駒を進めた。他のグループより1チーム少ないグループAでは、昨季の覇者エカテリンブルグ(ロシア)が8勝2敗で首位となり、順当にプレーオフラウンド進出を確定。2位には、このラウンドでエカテリンブルグと1勝1敗の互角の戦いを演じたブールジュ(フランス)が入った。また、グループBでは、昨季の決勝でエカテリンブルグに敗れリベンジを誓うフェネルバフチェ(トルコ)が快進撃を見せ、無傷の12連勝で首位突破を決めている。一方、グループCではチェコのZVVZ USKプラハとロシアのスパルタ&K MRヴィノドエが最後まで首位を争ったが、プラハが10勝2敗で首位となり、9勝3敗のヴィノドエが2位でともにプレーオフラウンドに進んだ。プレーオフランドは4月に行われ、勝者はエカテリンブルグで開催されるファイナル8ラウンドに進出する。

ホッケー: W杯デン・ハーグ大会スケジュールが決まる、日本女子はオランダと初戦

 5月31日から6月15日までオランダのデン・ハーグで開催される男女ホッケー・ワールドカップのスケジュールがFIH(国際ホッケー連盟)から発表された。日本からは女子が出場することが決まっているが、グループAに入った女子日本代表は大会のオープニングマッチでいきなり世界ランキング1位の地元オランダと対戦することが決まった。その後、6月2日にオーストラリア、6月5日に韓国、6月7日にニュージーランド、6月9日にベルギーと対戦する。グループ2位までに入れば準決勝進出となるが、ベルギーを除けばいずれも世界ランキングで日本よりも上位の相手とあって厳しい戦いになりそうだ。一方、男子も世界ランキング3位のオランダは地元開催の大会で男女優勝を目指す。