ヨーロッパニュース一覧

2014-3-25

ヨーロッパ・ニュース Vol.240


2014/03/25


男子バレー: CLファイナル4はベルゴルドが優勝、女子に続きロシアが欧州制覇

<3度目のCL制覇を成し遂げたベルゴルド>

 男子バレーボールの欧州チャンピオンズリーグはトルコのアンカラでファイナル4が行われ、24日の決勝戦でロシアのロコモティフ・ベルゴルドが地元トルコのハルクバンク・アンカラを3-1で破り、同大会通算3度目の優勝を果たした。
 これで、2012年のゼニト・カザン、2013年のロコモティフ・ノヴォシビリスクに続きロシア勢が3年連続で欧州を制覇したことになるが、男子欧州最強リーグの称号はもはやイタリアからロシアに移行したといってもよいかもしれない。また、先週末に行われた女子のCLファイナル4でもロシアのディナモ・カザンが優勝しており、今季は男女ともにロシア勢が欧州の頂点に立った。
 ファイナル4の初戦となる準決勝第1試合でベルゴルドが同じロシアのディナモ・カザンを3-1で下して一足先に決勝の切符を手にすると、第2試合にはブルガリア代表カジスキー、ブラジル代表マウリシオ、ラファエルらを擁すアンカラが登場。地元の熱狂的な声援を受けたアンカラは、イタリア代表エース、ラスコーを中心とするポーランドの強豪JASTRZEBSKI Wegielをストレートで下し決勝へ。翌日の決勝戦では、ベルゴルドが第1セットを25-18でとるとアンカラも負けじと第2セットを21-25で奪い返す互角の競り合いになる。しかし、218cmの巨大センター、ムゼルスキを擁し高さで勝るベルゴルドは続く第3セットを25-16で快勝し王手をかけると、最終セットの接戦も27-25で制し、セットカウント3-1で粘るアンカラを退けた。惜しくも敗れたアンカラは、トルコ勢として14年ぶりの決勝進出を果たしたものの念願のCL初優勝はお預けとなった。なお、大会MVPには優勝したベルゴルドから38歳のベテランエース、セルゲイ・テチューヒンが選ばれた。



男子ハンド: 欧州CLベスト16ラウンド、バルサ、キールらがベスト8に王手

<キールが8強に王手>

 男子ハンドボールの欧州チャンピオンズリーグはグループラウンドを終了し、ホーム&アウエーによるベスト16ラウンドが始まった。20〜23日にかけて行われたファーストレグでは、アウエーながらTHWキール(ドイツ)がモトール・サポロジェ(ウクライナ)を28-31、バルセロナがオールボー(デンマーク)を22-29で下し、ホームでの第2戦を前にベスト8進出に王手をかけた。一方、ドイツ王者のハンブルクはバルダー・スコピエと28-28で引き分け、ハンガリーのベスプレム、ドイツのフレンスブルクもアウエーでの初戦を1点差で落としたが、いずれも第2戦のホームで十分に逆転を狙える位置にいる。

男子バスケ: ユーロリーグ・トップ16ラウンド第11節、レアルがCSKAにリベンジ

 男子バスケットのユーロリーグはトップ16ラウンドの第11節が行われ、グループEでスペインのバルセロナが同じスペインのウニカハを77-61で下し、このラウンド無傷の11連勝で首位を独走している。一方グループFでは、前節バイエルン・ミュンヘンに敗れ2位に順位を落としたレアル・マドリードが首位CSKAモスクワ(ロシア)との直接対決を93-79で制しグループ首位を奪い返すとともに、アウエーの初戦(75-81で敗戦)のリベンジを果たした。

女子サッカー: CLベスト8初戦、永里亜紗乃のポツダムが大勝

 欧州チャンピオンズリーグはホーム&アウエーのベスト8ラウンドが始まり、永里亜紗乃が所属するポツダム(ドイツ)はアウエーで行われたトレス(イタリア)との第1戦を8-0の大差で制し、第2戦を待たずにを準決勝進出をほぼ確実にした。永里はFWとして先発出場し61分に交代した。また、ブラジル代表マルタを擁するスウェーデンのティルソはマルタのハットトリックなどでノイレンバッハ(オーストリア)に8-1で快勝、昨シーズンのCL女王ヴォルフスブルク(ドイツ)もバルセロナ(スペイン)に3-0で先勝し、準決勝進出にはずみをつけた。

7人制ラグビー: セブンズ・ワールドシリーズ東京大会はフィジーが優勝

 

 7人制ラグビーのセブンズ・ワールドシリーズ第6戦となる東京大会は23日に決勝戦が行われ、フィジーが南アフリカを33-26で下し優勝した。
この勝利でフィジーは22ポイントを獲得し、総合順位で3位を維持している。決勝で敗れた南アフリカも19ポイントを獲得し、総合順位でニュージーランドを上回り首位に立った。

<日本は善戦も11位>
 ゲスト枠で出場した日本はプールBの初戦でアルゼンチン14-14の引き分けを演じたものの、その後は南アフリカに5-33、ケニアに7-12で敗れ、グループ最下位で9位以下の順位戦であるボウル戦に出場。格上のサモアに42-12で勝利するとウェールズ相手にも善戦したが19-24で敗れ、1勝1分3敗の11位で大会を終えた。