オモシロイおしごと-13才からのプロモーション
この本は、中学生に「プロモーション」という仕事を知ってもらうために書かれている設定になっている。ビジネス書的な難しい内容とは異なり、具体的で解りやすく本質を解説している。中学生だけに読んでもらうには勿体無い「プロモーション」の解説書である。 スポーツチームの経営支援事業でチームを訪問する機会が多い。その時にいろいろと話された中でよく聞かれる言葉が、「我々のことは、地元の人に知られていない」や、「どうやったら我々のことを知って貰えるのか、広告出す費用も無い」というものだ。 チームの方々はいろいろと工夫をして、インターネットやチラシ、小冊子など費用を掛けずに「プロモーション」している。本著にも書かれているが、大切なことは「どのような相手」に「どのような言葉」で伝える事が、もっとも効率良いかを調査し考え抜くことだ。相手のことを知らないで、ただこちらの要望だけを伝えようとすることは、無駄な「プロモーション」となる可能性が大きい。 世の中の進歩も急激で媒体も多様化する中で、今までの「プロモーション」に対するやり方も変化しているらしい。限りある予算を効率的に使うためのヒントとなる一冊と思う。 |