仕事が出来る人は なぜ筋トレをするのか
ビジネスマンが、会社帰りジムに通うことが普通の時代。アメリカのトップビジネスマンが、シビアな自己管理のさまを紹介されて久しいが、今や日本も負けてはいない。昨今の「メタボ対策」かもしれないが、ジムで汗を流す中高年が増えている。 この本は、筆者がフィットネスクラブで多くのプロアスリートやダンサー、経営者、外資系エグゼクティブ等を「パーソナルトレーナー」として指導した経験を基に語られている。「身体が資本」は、昔も今も変わらない。彼も「筋肉を鍛えることは、将来的に大きなリターンを生む自己投資」と言ってはばからない。 そして、「時代を察知する能力の高いビジネスパーソンは、そのことを理解して仕事に取り組むのと同じくらい熱心に、筋肉を鍛えることに時間とお金を投資している」と感想を述べている。 また、明確に目的意識を持っている人は、トレーニングをやっても優秀で結果が付いてくるらしい。そして、筋肉を鍛えることは、健康な身体を維持することはもちろん、ポジティブシンキングになりメンタル面での変化も見逃せない。 筋肉を鍛えることの影響が、こんなにも大きいかと驚いた。人間の持つ潜在力の大きさに、勇気をもらった一冊だ。
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