日の丸女子バレー ニッポンはなぜ強いのか
東北大震災のあの日、東洋の魔女と呼ばれた河西と著者は都内のホテルで昼食中だった。地震の直前にデザートとコーヒーを運び終えた河西が揺れの収まってからとった行動とは。『こういう時はジタバタしてもしょうがない』と、ケーキを食べ始めたという。 すべてのことに歴史がある。日の丸ニッポンも例外ではない。魔女の威名を持った日本が、世界で勝てない時代を経験する。28年メダルから遠のいたのにも関わらず、メダルへの執念が消えなかったのはなぜか。そこには監督と選手たちのバレーに人生をかけた者たちの生き様がある。 この50年時代も変わった。ルールも変わった。戦術・戦略も変わった。指導も変わった。選手も変わった。その中で変わらないものがあるとすれば、きっとそれが強さの秘訣に違いない。
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