「女子バスケ世界選手権」「女子バレー世界選手権」 「バスケット」「ハンドボール」「チェルシーFC」など
●女子バスケ世界選手権:アメリカが貫録の2連覇、スペインは初の準優勝
女子バスケットの世界選手権は5日にトルコのイスタンブールで決勝戦が行われ、アメリカが77-64でスペインを下し、2010年大会に続く2連覇を達成した。
これによって、アメリカ女子チームは世界選手権で9冠を達成した。一方、敗れたスペインも同国史上初の世界大会決勝進出を果たし、新たな歴史を作った。
女王アメリカは、この試合で18ポイント、4リバウンド、2アシストと活躍し大会MVPに選ばれたマヤ・ムーアを中心に序盤から確実に得点を重ねると、第1クォーターで早くも28-17と大差をつける。アメリカは第2クォーターに入っても攻撃の手を緩めず、48-29とさらにその差を広げる。スペインは第3クォーターに入りようやくリズムを取り戻し、以降は互角の戦いを見せたものの、序盤の大量得点差を埋めることはできず、64-77で敗れた。なお、3位決定戦はオーストラリアが地元トルコを74-44で下している。
<日本は14位で終了、地元トルコは大健闘>
●女子バレー世界選手権:日本は第2ラウンドで敗退
イタリアで行われている女子バレーの世界選手権は第2ラウンドが終了し、第3ラウンドに進出する6チームが出揃った。
日本が入ったプールEでは、イタリア、中国、ドミニカ共和国が勝ち抜きを決めた。イタリアは日本を3-0で下すと、最終戦でもここまで全勝の中国を下し、このラウンドを無傷の4連勝で終え、首位で第3ラウンドに進んだ。
一方、強豪が揃ったプールFではブラジルが怒涛の4連勝で1次ラウンドからの無敗を守った。カザフスタン、オランダ相手に連勝したブラジルは、宿敵ロシアを3-1で破ると、1次ラウンド絶好調のアメリカにも3-0のストレート勝ちを収め、ここまで圧倒的な強さを見せている。1敗のアメリカがこれに続いて2位に入り、トルコにも敗れこのラウンド2敗となったロシアが3位で第3ラウンドに進んだ。
<日本はリオ五輪に向けて厳しい道のり>
プールE4位でスタートし、格下相手に取りこぼしが許されない状況の日本だったが、いきなり初戦で伏兵クロアチアにタイブレークで敗れ、痛い黒星を喫してしまう。続くドイツにはタイブレークで勝利するも、イタリアには歯が立たずストレート負け。最終戦ではファイナル6を争うドミニカにタイブレークの末、勝利を収め、このラウンドの対戦成績を2勝2敗としたが、ドミニカに勝利ポイントで及ばず、敗退が決まった。8月のワールドグランプリでは初の準優勝を飾った日本だが、この大会に照準を絞ってきたチーム相手に苦戦を強いられ、早々と姿を消した。リオ五輪ではメダル争いに絡むであろうブラジル、アメリカ、ロシアの3強がいないプールEで敗退したことは真鍋監督にとってもショックだろう。若手が育ってきた中国、第1ラウンドの初戦で敗れたアゼルバイジャンなどアジアのライバルも着実にレベルアップしており、リオ五輪出場も楽観はできない。
<日本最終成績> 5勝4敗
(第1ラウンド)
アゼルバイジャン戦 2-3 ●
ベルギー戦 3-1 〇
キューバ戦 3-0 〇
プエルトリコ戦 3-0 〇
中国戦 2-3 ●
(第2ラウンド)
クロアチア戦 2-3 ●
ドイツ戦 3-2 ○
イタリア戦 0-3 ●
ドミニカ共和国戦 3-2 ○
※第2ラウンド4位で敗退
●バスケット:ロシアのガスプロム社がバスケットチームを買収
ガスプロム(Gazprom)というロシア企業の名を聞いたことがあるだろうか。近年、スポーツクラブの買収や、サッカーの欧州チャンピオンズリーグ、ロシアのプロアイスホッケーリーグといった欧州のメジャースポーツのリーグの有力スポンサーであり、サッカー日本代表の内田篤人選手が所属するシャルケ04やチェルシーといった欧州の名門クラブチームのメインスポンサーもしている世界最大の天然ガス供給会社だ。
●ハンドボール:スペイン代表で世界一に輝いた名将がアジアで再び栄冠
●チェルシーFC、ラグビーの聖地トウィッケナムの一時的な使用を検討
サッカーのイングランドプレミアリーグの人気チームであるチェルシーFCが2016年に計画している本拠地スタンフォードブリッジ・スタジアムの拡張工事に伴い、ラグビーの聖地として知られるトゥイッケナム・スタジアムを一時的なホームグランドとして使用することを検討中で、同スタジアムの所有者であるラグビー・フットボール・ユニオン(RFU)に対しアプローチしているという。
トウィッケナム・スタジアムは82000人の観客収容数を誇るラグビー専用スタジアムで、2015年のラグビーW杯イングランド大会でも会場となるが、これまでサッカーの試合が行われたことはない。現在のスタンフォード・ブリッジの観客収容数は42000人だが、チェルシーのローマン・アブラモビッチオーナーは観客収容数を60000人に増やしたいと考えている。だが、この拡張工事を行うためには1シーズンにわたり同スタジアムを閉鎖する必要が出てくることから、代わりにホームゲームを開催できるスタジアムとしてトゥイッケナムに白羽の矢が立った模様だ。とはいえ、RFUはこの件について沈黙を保っている。