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2014-4-22

「男子バスケ:バルセロナがユーロリーグ・ファイナル4へ一番乗り」など


2014/04/22


男子バスケ: バルセロナがユーロリーグ・ファイナル4へ一番乗り

<バルサの勝利に貢献したマルセリーニョ>

 ユーロリーグのプレーオフラウンドは20日にFCバルセロナ(スペイン)対ガラタサライ(トルコ)の第3戦がイスタンブールで行われ、バルセロナが敵地で78-75と勝利し、3連勝でファイナル4一番乗りを決めた。
 ホームで2連勝し有利な状況でイスタンブールに乗り込んだバルセロナは、第1クォーターこそガラタサライに8点のリードを許すも、その後はブラジル人マルセリーニョの活躍などで徐々に追い上げ、第3クォーターに逆転。そのまま第4クォーターも逃げ切り、ストレート勝ちでファイナル4入りを決めた。その他の試合はまだ2試合しか終了していないが、同じスペインのレアル・マドリードはディフェンディングチャンピオンのオリンピアコス(ギリシャ)相手にホームで2連勝、CSKAモスクワ(ロシア)もホームでパナシナイコスに2連勝を挙げ、ともにファイナル4入りに王手をかけた。一方、ファイナル4の開催地となるミラノを本拠地とするEA7エンポリオ・アルマーニ(イタリア)はホームでマッカビ・エレクトラ(イスラエル)に勝ち越すことができず、1勝1敗のタイで第3戦の舞台をテルアビブに移すことになった。



男子ハンド: 国内無敵のバルセロナがCLプレーオフ初戦で黒星

<キールは初戦完勝>

 男子ハンドボールの欧州チャンピオンズリーグ(CL)は、ファイナル4入りをかけたプレーオフラウンドの第1戦が行われ、昨季準優勝のバルセロナ(スペイン)がアウエーでライン・ネッカー・ルーベン(ドイツ)に31-38で敗れる波乱があった。一方、2年ぶりの優勝を目指すTHWキール(ドイツ)はアウエーでHCメタルルグ(マケドニア)を31-21で粉砕し、有利な状況でホームでの第2戦を迎える。また、PSG(フランス)はホームで行われたMKBベスプレム(ハンガリー)との初戦を28-26で落とした。残るフレンスブルク(ドイツ)対バルダール・スコピエ(マケドニア)の第1戦は21日に行われる。

男子ホッケー: ドイツのハーヴェストフーバーが初の欧州王者に

 

 

男子ホッケーのユーロホッケーリーグは、オランダのアイントホーフェンでノックアウトステージのKO16ラウンドが始まった。1回戦を終え、準々決勝にはオランダの2チーム、ベルギーの3チーム、スペイン2チーム、ドイツ1チームが勝ち進んだが、ベルギー王者ワーテルロー、オランダの強豪ロッテルダム、スペインの2チームがこのラウンドで敗退。ベスト4に残ったのはハーヴェストフーバー、オランジェ・ズワルトにベルギーの2チーム(RCブリュッセル、KHCドラゴンズ)の4チームとなった。初のタイトルを狙うベルギー勢だったが、準決勝ではRCブリュッセルがハーヴェストフーバーに2-3で惜敗、KHCドラゴンズもオランジェ・ズワルトに0-3で敗れ、決勝はドイツのハーヴェストフーバー対オランダのオランジェ・ズワルトの顔合わせとなった。2007-08シーズンにユーロホッケーリーグが始まって以来、欧州王者はオランダとドイツのクラブが独占してきた。さらにいえば、2010-11シーズン優勝のHGC(オランダ)を除けば、常にUHCハンブルク(ドイツ)とブローメンダール(オランダ)の2強が交互に優勝してきたが、今季のユーロホッケーリーグにはその両者とも出場していない。それでも決勝はドイツ対オランダの争いとなり、両国のクラブチームのレベルが欧州では突出していることを改めて知らしめることとなった。そして、21日に行われた決勝戦は、ともに互角の展開のまま試合が進み、2-2の同点のままタイムアップを迎える。しかし、その後に行われたシュートアウトを3-1で制したハーヴェストフーバーが初の欧州王者に輝いた。

ラグビー: ジュニア・ワールド・ラグビー・トロフィーで日本が初優勝、JWCへ昇格

 

 

 香港で行われていた20歳以下のジュニア・ワールド・ラグビー・トロフィーは19日に決勝戦が行われ、U20日本代表がトンガを35-10で下して初優勝を果たし、来年イタリアで行われるジュニア世界選手権(JWC)への昇格を決めた。U20日本代表は2009年以来のJWC復帰となる。予選ラウンドではプールBに入った日本は、ウルグアイ、ナミビア、カナダと対戦。初戦のウルグアイ戦は28-33で敗れたものの、ナミビアには34-28、カナダにも37-12で連勝しプール首位を決めて決勝へ進むと、決勝でも堅い守りと走力でトンガを上回った。

女子サッカー: 女子CL準決勝、第1戦は2試合ともスコアレスドロー

 

 

 女子チャンピオンズリーグは準決勝の第1戦が行われ、ポツダム対ヴォルフスブルク(ともにドイツ)、バーミンガム(イングランド)対ティレソー(スェーデン)ともに0-0のスコアレスドローに終わった。なお、ポツダムの永里亜紗乃は後半25分から途中出場した。第2戦は27日に行われる。

<姉妹でのCL決勝進出を目指す永里亜紗乃>

 

 

 女子CL準決勝を戦っているポツダムの日本代表FW永里亜紗乃の姉、大儀見優季(旧姓;永里優季)はかつて永里と同じポツダムでプレーしていたが、2009-10シーズンには日本人初のCL制覇を果たしている。翌2010-11シーズンのCLでは決勝でリヨンに敗れるも、通算9ゴールを決めて得点ランキングで2位に入る活躍を見せた。その姉を追って昨年ポツダムに移籍した永里だが、姉に負けじとブンデスリーガではいきなりゴールを量産。現在、ヴォルフスブルクのポーラーズを2点上回る18ゴールを決め、得点王ランキングで堂々の首位に立っている。永里の活躍もありチームは15勝1敗1分でブンデスリーガの首位を走っており、CLとの2冠も視野に入っている。今季のCLでも6試合に出場し、チーム最多タイの3ゴール1アシストを決めている永里だが、途中出場となった準決勝の第1戦では結果を出すことができなかった。ホームで引き分けたことでアウエーでの第2戦は厳しい戦いになるが、姉が立ったCL決勝の舞台はすぐそこまで来ている。

平均年俸が世界一のスポーツチームはマンチェスター・シティ

 来季からUEFAチャンピオンズリーグの公式スポンサーに日本の自動車メーカー日産が、新たに加わることになった。日産とCLとの契約は4年間で、スポンサー料は5450万ユーロ(約76億3000万円)と推測されている。これまで22年間にわたり公式スポンサーだった同じ自動車メーカーのフォードが3月末に契約更新を行わないことを決めたことから、日産が公式スポンサーに名乗りを上げた。その他のCL公式スポンサーは、マスターカード、ユニクレジット、ハイネケン、ガスプロム、ソニーとなっている。