「男子バレー」「ラグビーセブンス」 「女子アイスホッケー」「女子サッカー」
●男子バレー:CLファイナル4、ゼニトが優勝
●ラグビーセブンス:香港大会はフィジーが連勝、シリーズランキングで2位に浮上
●女子アイスホッケー:世界選手権、日本が2連勝で準々決勝進出へ王手
●女子サッカー:女子CL、大儀見のヴォルフスと安藤のフランクフルトがベスト4
女子サッカーの欧州チャンピオンズリーグは準々決勝のセカンドレグが行われた。
今ラウンドで最も注目を集めたのは、スウェーデンのローゼンガード対ドイツのヴォルフスブルクの一戦だ。女子CL2連覇中でなでしこジャパンのFW大儀見優季が所属するヴォルフスブルクに対し、ブラジル代表MFマルタを擁するローゼンガードはファーストレグで1-1のドローをもぎ取ると、ホームでのセカンドレグでも女王相手に激しい打ち合いを演じる。両チームとも一歩も引かない激しい攻防の末、試合は3-3で引き分け2試合の合計スコアも4-4となったが、アウエーゴールで上回ったヴォルフスブルクが準決勝への勝ち抜けを決めた。なお、この試合で大儀見はFWとして先発フル出場を果たした。
一方、同じくなでしこジャパンの安藤梢が所属するドイツのフランクフルトはイングランドのブリストル相手に7-0で快勝。ファーストレグでも5-0で圧勝したフランクフルトは、大量得点差で順当に準決勝へ進んだ。また、先発で出場した安藤は8分に先制ゴールを決め、ゴールラッシュの口火を切った。その他、デンマークのブロンビー、フランスのPSGも準決勝進出を決めている。
●女子サッカー:熊谷所属のリヨン、20連勝でフランスリーグ9連覇達成
28日に行われたフランス女子1部リーグ第20節、なでしこジャパンの熊谷紗希が所属するリヨンはロデーズに6-0で勝ち、今季リーグ戦での連勝を20に伸ばすとともに、最終戦まで2節を残し、リーグ9連覇を達成した。
今季のリヨンは、リーグ戦20試合で130ゴール、6失点というデータが示す通り、攻守ともに他チームを圧倒した。ここまでのリーグ得点ランキング上位3人はいずれもリヨンの選手だが、(リッタ・シェリン28点、ルソメ27点、ヘーゲルベルグ24点)この3人のゴール数79は、2位につけるPSGのチーム総得点80とほぼ同じ。一方、これで2位が確定したライバルPSGは17節まで1敗でリヨンを追っていたが、直接対決で0-4と完敗して今季2敗目を喫すと、その後も差を詰めることができず、残り試合での逆転が不可能となった。しかし、PSGは女子チャンピオンズリーグ決勝16ラウンドではそのリヨンを破り、現在ベスト4に勝ち残っている。