ヨーロッパニュース一覧

2016-2-24

「ラグビー」「ハンドボール」「バレーボール」

ラグビー:女子ワールドセブンズ、ブラジル大会はオーストラリア優勝、さくらセブンズは11位

© World Rugby Official Site 女子ラグビーのワールドセブンズ・シリーズ2戦目となるブラジル大会が20日と21日にサンパウロで行われ、オーストラリアが優勝した。
 グループランドで3連勝した後に臨んだ決勝トーナメントでオーストラリアは鉄壁のディフェンスを見せる。
準々決勝でフィジーを10-0で下すと、準決勝でもアメリカに34-0で快勝。決勝戦でもカナダを寄せ付けず29-0で完封勝利をおさめ、決勝ラウンド3試合連続無失点勝利という完璧な内容で、前回ドバイ大会に続き2大会連続での優勝を果たした。

 一方、さくらセブンズ(女子日本代表)は、グループラウンド初戦でイングランドに5-38で敗れると、続くフランス戦も7-36で落とし、3戦目も地元ブラジルに5-27で敗れてグループリーグ3敗で順位決定トーナメントへ。順位決定戦の初戦でスペインに17-7で勝ち、この大会初勝利を挙げたものの、次のロシア戦では12-38で敗れ、1勝4敗の勝ち点3ポイントで11位(全12チーム中)に終わった。この結果、ワールドシリーズ総合順位でもブラジル、アメリカに抜かれ11位に後退した。

ハンドボール:男子CL、バルサがゼゲドに勝利、オルテガ監督はコリングでCL初勝利

© Yasuharu Noda 男子のEHFチャンピオンズリーグは終盤の第12節が行われた。ここへきて熾烈な首位争いが繰り広げられているグループBでは、2つの上位対決に注目が集まった。
 そのうち、20日に行われたケルチェ(ポーランド)対ライン=ネッカー(ドイツ)戦ではケルチェが28-27と1点差で接戦を制し暫定首位に浮上したが、翌日行われたバルセロナ(スペイン)対ゼゲド(ハンガリー)戦でバルセロナが30-25で勝利し、すぐに首位を奪い返した。一方、敗れたゼゲドは一気に4位に順位を落とした。一方、このグループでここまでわずか1勝しか挙げられず最下位に低迷しているデンマークのコリング(デンマーク)は、今節でモンペリエを27-26で下して2勝目を挙げ、前日本代表監督のオルテガ監督に同チームでのCL初勝利をプレゼントした。
 グループAでは、首位フレンスブルク(ドイツ)、2位PSG(フランス)、3位ヴェスプレム(ハンガリー)が揃って勝ち、上位3強の順位に変動はなかった。

ハンドボール:女子CL、ブドゥチノストが2敗目、ベスト8が確定

 女子のチャンピオンズリーグ(CL)は最終節の一つ前となる第9節が行われ、グループ1では首位を独走するロストフ・ドン(ロシア)がフルーリー・ロワレ(フランス)に38-21で大勝し、無敗(8勝1分)を守った。一方、グループ2では首位のブドゥチノスト(モンテネグロ)がアウエーでバルダール(マケドニア)に24-26で敗れて2敗目を喫し、2位ジェール(ハンガリー)に勝ち点で並ばれた。両グループともに4位と5位との勝ち点差が3以上に開いたため、最終節を待たずに準々決勝に進出する8チームが確定した。グループ1はロストフ・ドン、ラルビク(ノルウェー)、バイア・マレ(ルーマニア)、レイルカーゴ・ウングリア(ハンガリー)の4チーム、グループ2はブドゥチノスト、ジェール、バルダール、ブカレスティ(ルーマニア)の4チームが準々決勝に進む。

バレーボール:男子CLプレーオフ12ラウンド、ファーストレグで王者ゼニトらが先勝

© CEV Official Site 男子バレーボールのチャンピオンズリーグ(CL)はプレーオフ12ラウンドのファーストレグが行われ、昨シーズンのCL王者ゼニト・カザン、ベルゴルド(ロシア)、トレンティーノ、チビタノーバ(イタリア)、ベルハトゥフ(ポーランド)、ハルクバンク・アルカラ(トルコ)が先勝した。
 今季がCLデビューとなるポーランドの準王者グダニスクのホームに乗り込んだゼニトは1セットを失ったものの、両チーム最多22ポイントを決めたキューバ人エース、レオン・ウィルフィルド、ロシア代表ミハイロフらの活躍により、3-1で勝利をおさめた。ゼニト同様、ベルゴルド、トレンティーノ、チビタノーバもアウエーで先勝し、ホームでの2戦目に向けて優位に立った。